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ミステリーウォークも進化させたい
ちょっと、間があいてしまいました。
2018年、本サイトの「ミステリーウォーク」の更新も、ニュースがあるたごに進めていきますので、ご期待ください。
2018年現在、考えているミステリーウォークの課題、計画について、お知らせいたします。
ミステリーウォークの目的は、あくまでも「地域活性化」となります。地域を再生するためには、商店街やホテルなどが活性化し、リピーターが増えることが必要となります。そのリピーターづくりに、ミステリーウォークは役立つのです。
ただ、限界がありました。それは「運営が大変」という点です。私は、問題を作成すれば、仕事は終わります。でも、地域で運営するみなさんは、事前に告知し、あちこちに挨拶してまわり、当日は休日出勤して、手間をかけて進めなければなりません。
よほどの「地域愛」がなければ、続きません。しかも「効果は、そのときだけと限定的」になっています。もっと、日常的に、地域が元気になる仕掛けはないものか、それが、ミステリーウォークを実施されて商店街のみなさんの「生声」でした。
そこで活用していただきたいのが、地域の「カフェ」です。ミステリーウォークの参加者は、外から来られた人だけではありません。地元のみなさん、商店街の関係者のみなさんも、ぜひ、楽しんでいただきたい。
それには、日常的に「カフェ」で、謎解きクロスを楽しんでいただき、その延長戦に、年に一回、謎解きクロスを使ったミステリーウォークが行われるという黄金パターンに持ち込んでいただきたいのです。
なぜ、謎解きクロスで「謎解きカフェ」と「ミステリーウォーク」を同時に扱っているのか、その意味は、上記の考え方にあったのです。
本コーナーでは、主として「ミステリーウォーク」について、取り上げます。音のしみに。
地域創生を実現するミステリーウォークとは?
改めて、ミステリーウォークについて、まとめておきます。
■ミステリーウォークとは何?
<1>謎解きをしながら、街の魅力を発見する
◇謎解きウォークは、地域の魅力を掘り起こし、それをミステリー風の『謎解き』のストーリーを加えて、参加者が自らリアルな街、リアルな人、リアルな文化、そしてリアルな商店街に関わるように構成された、コンテキスト発見方型のリアルゲームです。
◇参加者はヒントポイントの位置を示す地図と、地域の魅力を体験する「謎解きストーリー」を受け取り、自らの足で、ゆっくりと散策しながら謎解きをします。参加者が主人公となり、地域独自のコンテキストを発見していく新しい参加型のリアルゲームです。
<2>街全体で参加者を「おもてなし」する仕掛け
◇謎解きをするためには、ときどき、街のみなさんとコミュニケーションをとる必要があります。何となく敷居が高かった場所や店舗も、ミステリーウォークのヒントポイントとなっていれば「こんにちは」と声をかけて、気軽に入ることができます。
◇途中、参加者は街の人々による「おもてなし」を体験します。それは挨拶かもしれないし、笑顔かもしれない。ちょっとした親切かもしれないし、余計なお世話かもしれません。ミステリーウォークは、観光地を自分の足で歩いてコンテキストを楽しむものです。
<3>謎解きミステリーなのに、誰も死なない!?
◇謎解きウォークのコンテンツとなる『ミステリー』は、通常の推理小説や推理ドラマとは異なり、「誰も死にません!」。商店街活性化の目的、地域ブランド強化の門的で進めますので、毒殺も撲殺も惨殺も、そぐわない。だから、子どもたちとともに、家族全員で楽しめるのです。
◇謎解きウォークは、事前告知、現場で使う問題の中心は、ミステリーのジャンルでいえば「パズラー」と呼ばれる『謎解き』になります。その難易度は調整が可能で、地域のニーズに対応したオリジナルの問題となり、それを解くこと自体が地域のブランディングに直結します。
具体的には、個々の事例をご覧いただくのが早いと思います。
埼玉県深谷市では2003年から。ミステリー作家の伊井圭さんに触発されて、ミステリーウォークを全国に広げようと廣川が始めたのは2007年からでした。