2018年7月23日 西小山で飲む会 開催

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2018年7月23日夜 西小山を愛するみなさんと、イタリアンレストランで、暑気払いのパーティーをします。その席で配布される謎解きクロス9×9を、公開いたします。

いずれ、このパーティーにおいて、ステキな出逢いがあり、謎解きクロスの展開が新たなフェーズに入った日として、歴史に残ることになります。

歴史に残ってから、回想するのでは、未来構造を研究している私としては、ちょっと、つまらない。なので、今の時点で、明日が重要な日になることを、宣言しておきます。

問題。

西小山で飲むかい? 2018年7月23日廣川州伸

 

失効ポイントを地域に寄贈できるステキなカードを創出したサイモンズ斉川さんを、初めて見たのは2010年の冬。赤坂見附の駅で、エスカレーターの左側に立っていた私の右側を、斎川さんは颯爽と昇っていった。

空手で鍛え、たくさんの猛者(もさ)を倒してきた斉川さんは、群衆のなかでも凛とした姿で、目には強い気合いを感じさせた。その五分後、JTBに斉川さんを紹介していただくことになる。残念ながら、多くのチャンスをいただいたのに、私はサイモンズカードを営業できたことがない。それでも季節ごとに斉川さんと会えるのは大変ありがたく、自分の予感は正しかったと思っている。余談だが、斎川さん父上は長生きをされた方。私も長生きをして斎川さんと、ずっと飲み友達でいたいとひそかに思っている。

 

私は、2003年から行われていた「深谷宿ミステリーツアー」の仕掛けを、全国各地で展開したいと考え、2年間、目的意識をもってプレゼンを繰り返したが、いい返事がなかった。このイベントは、プレゼンを聞いて内容まで理解できる人は少なかったのである。

ミステリーウォークのイベントは、ちょっと変わっていた。

ミステリーだけれど人殺しはなく、エログロはご法度。それでも面白く読んでもらうため考え出されたのが暗号やクイズの活用で、その究極の形が謎解きクロスなのである。

文章にあるキーワードが謎解きの因子になる仕掛けは、既存のクロスワードパズルの世界を、大きく拡張することになる。

拡張といえば、この秋、ミステリーウォークはAR(拡張現実)を使って、進化をとげることになる。それを推進してくれるのは、かつてゲストの伊藤さんの部下だった星詩織さん。彼女は新規事業開発スタッフとしてスタンプラリーで謎解きをしたいと考えていたところ、伊藤さんが「謎解きをする人」と会うのを知り、挨拶に来てくれた。

私はそのまま2時間、星詩織さんに謎解きクロスのプレゼンをして伊藤さんの気持ちを少しつけてしまった。その借りは、電子書籍で返そうと思っている。

ところで、私の謎解きクロスは、IDP出版の和泉さんに、かれこれ3年前から「可能性」を探っていただいてきた。しかし本として刊行するには、資本が必要になる。私自身「謎解きクロス入門」という本があれば累計100万部は売れると信じていたものの、エビデンスを提供することは、まだできなかった。

しかしその後、伊藤さんにお話しを伺ってみると、スターティアラボ社の電子出版は、謎解きクロスにとって最高のコラボだと思えるようになった。スターティアラボ社で電子出版ができるとPOD(プリントオンデマンド)があり、欲しい人がアマゾンで注文すれば数日後「紙の本」として入手できる。しかも価格は一紙ベースの本と大きく変わらなかった。

たとえば「生きがいヘルスケア」という内容でも、古顔を差し置き「出して反応をみる」という試みもできる。これからは「いい本」と「必要な本」がの概念となる時代。

 

「西小山で飲む会」は、サラリーマンが憂さを晴らす場ではなかった。2008年、移住交流推進機構で地域活性化のためのミステリーツアーをプレゼンさせていただき、東急電鉄の池野さんが声をかけてくれ、そればかりか伊豆急行を紹介してくれた。

それで始まった下田ミステリーツアーが400名参加という成功で終わり、池野さんは西小山を紹介してくれた。西小山ミステリーツアーも東京都から商店街活性化の優秀賞をいただくなど大成功。その頃のミステリーツアーは商店街という優良な釣り床が用意され、そこで魚釣りをするようなものだった。補助金があり、商店の意識も高く、参加者は無料で街歩きと謎解きを楽しみ、ステキな参加賞をもらうことになる。

ちなみに西小山で地域プロデューサをしてくれたKさんは地域活性化を語れる講師となって、あちこちに顔を出すようになった。

西小山ミステリーツアーが縁で池野さん斎川さんと西小山で飲めるようになった。そこでは未決の仕事を語り、普通では考えられないヒントをいただいた。感謝。

ちょっとなことがある。西小山で飲む会のある夜は雨模様が多い。たとえ高気圧に囲まれていてもゲリラ雷雨……雨男なのかなぁ。昨今の異例ずくしの天候の影響ですよね。

 

ところで、今回の「西小山で飲む会」にはゲストが多い。いすみ鉄道の前社長の鳥塚さんもかけつけてくれる。いすみ鉄道は、私も大好きなローカル鉄道である。

 おおめしぐらいの私は、いすみ鉄道で売っているイイダコ飯を3個買い、冷えた缶ビールの500cc缶を2本買って、ムーミン列車に乗り込む。

夕暮れどきには氷と天然水を買い、ウィスキーのモルトを割って飲む。酒の肴は、古式ゆかしい食べ方になるが、きゅうりにもろ味味噌をつけて食べる。これがいい。

いすみ鉄道の窓ごしの夕景は、素晴らしい。陽が沈むと、空は深い青からルリ色に移り変わる。学生時代、絵描きになりたくてヨーロッパを放浪したときも夕景をたくさん観たが、いすみ鉄道から観る夕景は、よく似ていた。

私の『ゾウを倒すアリ』は、かつて和泉さんが活躍していた講談社に作っていただいたが、いすみ鉄道前社長の鳥塚さんも講談社から『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越えると戦略』を出されている。今夜、鳥塚さん沈黙を破って、その後の展開を語ってくれる。

今後、スターティアラボ社から「いすみ鉄道の卒業論文」を出す予定。今回、電子書籍の編集長である伊藤さんにゲストとして来ていただいたのも、その関係である。

ちなみに伊藤さんには、この三月で経済産業省を定年退職して定年楽園生活に入った、週末の達人の小石さん、まごころフィナンシャルサービスの社長で、中小企業の経営者を支援し、社員の未来を拓く「企業型選択制401K」の普及・啓もう活動をしている奥山さんの電子書籍の発刊をお願いしている。(みなさんのご多幸、心より祈念しています!)

おわり。

2018年7月22日