ミステリーウォークの歴史は古く、1990年代後半、ミステリー作家の内田康夫先生が、北区(&豊島区)で始めたものが有名です。さらにさかのぼれば、1980年前後に、角川書店が「よみがえる金狼」を題材に、「黄金を探せ」というイベントをしました。私も友人とともに参加して、10万人規模の参加者のなかで、ベスト200内に入って、黄金はゲットできませんでしたが、当時、発行されたばかりの「新500円玉」を10枚、もらいました。
一方、謎解きクロスは、5年前に「いすみ市」でミステリーウォークをしていたときに、JTBの大谷さんから提案されたアイデアで「この謎解きの問題が、クロスワードにしたものは作れませんか?大好きなんです、クロスワードパズル」ということで、スタート。まず「勝浦ビッグひなまつりミステリーツアー」で使って、大好評。それを発展させて、3年前に完成させたものです。少なくとも日本では、このような「謎解きクロス」のパターンは、出現していません。
すなわち、誰も知らなかった世界なのです。クリエイターは、この「誰も知らなかった世界」を作り出すために、命をかけているわけですが、50代後半にして、私も、ようやく新世界を手に入れたということになります。(長かった)
というわけで、謎解きクロスについては、まだ、私が作った作品の数しか、世の中にありません。いずれ「謎解きクロス入門」という解説書を書きますので、謎解きクロス作家が、たくさん登場することになると思いますが、しばらくは、本サイトでしか楽しめません。実際に、ミステリーウォークとして活用されたものは「ミステリーウォーク」のコーナーで紹介しますが、それ以外にも、できれば毎週1作、ほどよい難易度の「謎解きクロス7×7」を公表していきたいと思っています。ぜひ、お楽しみください。