10月からも、渋谷謎解き街歩き、続きます

2018年9月21日にスタートした渋谷謎解き街歩きは、10日間を経て、渋谷の街に、なじんできました。

この秋、あちこちで謎解きイベントが行われています。地下鉄、私鉄、街歩き。でも、この渋谷謎解き街歩きのミステリー小冊子も、渋谷というシチュエーションも、ご支援いただきました団体も、いずれも「勝るとも劣らない」人財をお持ちですので、きっと私の原稿も、生きることでしょう。

先日は、伊豆急行の豪華リゾート列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」に乗って、横浜から伊豆急下田まで、最高級の天気と海と空を楽しみながら、ワインをたっぷりいただいてきました。上は、そのときの写真です。

昨日、2015年2016年と、謎解きクロスのミステリー小冊子を作成してくれた目黒区商連のお偉いさんに、渋谷謎解き街歩きの原稿を持って、ご挨拶に伺いました。

私は、2017年、2018年と、目黒区商連さんの「のんびりイベント散歩」に原稿を書かせていただけなかったわけですが、それでも、かつて謎解きクロスの黎明期に採用していただき、3000~5000部という大量出版をしていただいたことは、いつも感謝していました。

それで、「渋谷で謎解きクロスのミステリー小冊子がつくれたのも、目黒区商連さんの実績があればこそ。ありがとうございました」と、ご挨拶に伺ったのです。

みなさん、渋谷でできたこと、最初は「え? そうなんだ」と、私の突然の出没に驚いていましたが、内容を見ていただくと「へぇ。凄い。よかったですね」と、おめでとうの笑顔をくれました。

そして、これが私の、ずうずうしいところなんですが、2019年に、また復活させてください、と、しっかりお願いしていました。

一度や二度の失敗では、こりないんですね。

上の写真は、渋谷のラジオに出させていただいたときのシーン。渋谷で定着してくれれば、周囲への影響力も強いですから、目黒区と渋谷区をつないで、謎解きクロスによるミステリー小冊子を、5万部くらい用意して、配布してくれる世界があるとみています。

まだまだ、私の夢は続きます。

本日は、台風の影響で、渋谷ストリームにも人は少ないでしょう。明日から、10月。この秋が、勝負どころですね。

これからも、ご支援、よろしくお願いいたします。

最後の写真は、渋谷ヒカリエです。

大人の謎解きクロス、静かにスタート

謎解きクロスのファンのみなさま、事件です。

渋谷を中心に、街で起きているステキなことを紹介しているサイトがあります。そこに2018年9月21日から10月21日まで配布される、渋谷謎解き街歩きのことが紹介され、なんと、本サイトの「謎解きクロスとは何か」も、紹介していただきました。これは、謎解きクロス始まって以来の快挙となります。

 

『渋谷謎解き街歩き~渋谷、南ヘカクダイ』に挑戦!参加手順・攻略ヒント・進め方【随時更新】

サイトのナビゲーター役の茶子さんが、今回の「渋谷謎解き街歩き」を、謎解きクロスのジャンルに入る街歩き、というように紹介してくれたのです。何て、やさしい方でしょう。そして、すばらしい嗅覚の持ち主です。

渋谷謎解き街歩きが、どのようなゲームなのか。それを、わかりやすく解説し、楽しさを伝えてくれています。私はもう、ただただ感激し、そして「人生、この世界、まだまだ、捨てたものではない」ということを、今さらながら、再確認できたのでした。

本サイトの「お知らせ」にも、遊び方を記してありますが、しつこく書きにも、書かせてください。

■渋谷謎解き街歩きは、配布される「ミステリー小冊子」に書かれているヒントをたよりに、渋谷の魅力を楽しんでいただくイベントです。小冊子に登場する6人の容疑者(いい人です!)から渋南の魅力を高める真犯人を見つけるゲームです。

■ミステリー小冊子をよく読み、クロスワードにキーワードを埋めることで謎解きが進みます。(5~6ページに練習問題があります!)

■ミステリー小冊子には地図があります。そこにヒントに関わるポイントが記してありますが、必ずしも、そこにいかないと解けないわけでもありません。ただ渋谷の魅力がよくわかるポイントなので、クルマに注意して、街歩きや、B級グルメなどの飲食を楽しんでください。

■なおイベント期間中、重要なヒントが「渋谷のラジオ」と「渋谷のラジオの教室」に掲示してありますので、ゲットしてください。

■ヒントは、すべてミステリー小冊子に記してあります。真犯人がわかったら、インターネットで知らせてください。みなさんの、健闘を祈っています!

この写真は、渋谷ストリームとともに並木橋の近くにオープンした「渋谷ブリッジ」です。

2008年、移住交流推進機構の総会でプレゼンし、東急電鉄の池野さんからお声かけいただきました。あれが、丸10年が経過しています。5年前には「誰も死なないミステリー」の謎解きの中核をなす「謎解きクロス」を開発。特許をとるよりも、著作権で守られることになった謎解きクロスも、5年越しの悲願として、渋谷への進出となります。

昨夜は、お世話になった目黒区区商連の重鎮、祐天寺の市塚さんにご報告。また無し小山に行き、サイモンズカードの斉川社長も交えて「西小山で飲む会」のステージとなる「天ぷらの大国屋」さん、「イタリアンのピッツァ&バスタ」さん、そして「奄美料理のピース」さんを表敬訪問。

お世話になったみなさん、無名のな祖と木クロスを、根気よく支援してくださったみなさんに、これから恩返しが始まります。

この写真は、ミステリーウォークのスターとなった2008年秋、伊豆下田で抽選会をしたときの記念。当時の伊豆急下田駅長も、抽選に加わってくれました。

地域の魅力が伝われば、きっと街は元気になる。

そんな思いが、これからも続いていきます。

ハードルは、高ければ高いほど

いよいよ、渋谷で謎解きクロスの時代が始まります。受け入れられるのか、どうか。それは、正直、まだわかりません。

でも、ハードルは、高ければたかいほど「くぐりやすくなる」のです。堂々と、胸を張って、かがむことなく、その道を通っていきたいと思います。

本日の、一言でした。

さて、本題です。謎解きクロスと、直接的な関係はないのですが、もうすぐ「AI」についての電子書籍が発刊されます。電子書籍の場合、購入者へのサービスとして、pdfで何かつけるということが重要になるとのこと。

ずっと、何を贈呈すればいいのか、考えてきました。そして本日(正確には9月18日)突然に、ひらめきました。

アシモフのロボット3原則があるなら、AIの3原則もあるだろう。少し考えると、それは3原則では足りず、たぶん5原則になりそうな気がしてきました。

ユークリッド幾何学の公理が、5つだと思います。それで、5つあれば、過不足なく、AIの新しい時代を確立できるのではないか、と考えたのです。

これは、大変重要なことで、ネットで検索すると、2015年に、他の人が気づいて「人工知能3原則が必要」という論旨を展開していました。

でも、「たぶん3つでは足りない」というところで、終わっています。

私は、その続きを、考えなければなりません。

今年いっぱい、そのチャレンジをします。そしてきっと「謎解きクロスの作者が、AI五原則をつくった」と言われるようになるのです。

そうなったら、楽しいですね。

 

驚きの渋谷ストリーム

謎解きクロス・ファンのみなさま、お元気ですか?

2018年9月13日、渋谷ストリームがオープン。いよいよ、渋谷の街が、新しい時代の「世界最先端をいくエンタテイメントシティ」の姿の一端を、みせることになったのです。

渋谷ストリームには、連日、うかがっていますが、なかなかステキです。その理由の一つに「価格設定」があります。B級グルメではなく、ハイレベルな飲食店が多く荷もかかわらず、その価格帯が「手が届かない金額」ではありません。

ちょっとぜいたくすれば、いけるかな、という感じなんです。

素晴らしいですね。

そして、いよいよ。

いよいよ、2012年に生まれた謎解きクロスが、2008年に赤坂サカスでスタートしたミステリーウォークとともに、10年ごしの悲願となっていた「渋谷」の街で、行われようとしています。

2008年には、写真のように伊豆下田で、ミステリーツアーが始まったわけですが、ごく少数の特別な地域のみなさんが楽しむスタイルでした。

それが、渋谷では、変わっています。参加者は、それぞれ自分の責任で、のんびりと街歩きを楽しみます。そして、ごく自然に、とくに「ヒントを掲示」することがなくても、街そのものにある魅力が、そのままヒントになって、謎解きが進んでいくのです。

たとえばライブハウスで、こつこつと10年間、さまざまな運営のスタッフに、地域プロデューサーに支えられてライブをしてきたアーティストが、CDを作成したり、ネット配信を始めたりするのと似ています。

受け手がひろがるにつれて、一つひとつ、ライブで対応していくのにも限界がでてくる。それを補完するための仕掛けが必要になります。

もちろん、伊豆下田、信州上田など、元祖深谷でのミステリーウォークは、ライブ活動として毎年、進めさせていただきます。

でも、地域活性化が必要となるのは、元気な街になりたいのは、全国共通。ターゲットが広くなると、仕組みも、それなりの対応が必要となります。

渋谷では、商店街を紹介する「ミステリー小冊子」は作成しますし、個別の商店も、容疑者も登場しますが、そのみなさんに、ほんのちょっとのご迷惑だけで、渋谷の街を舞台とした謎解きが成立しています。

これまでのように、地域のみなさんに「運営」に参加していただき、学生さんに手伝っていただくという世界は、特別なことがない限り、実現するのは難しいとみています。

西小山で6年間もミステリーツアーができたのは、東急電鉄さんの手厚い支援と、目黒区さん、そして何よりも、地域の商店街のみなさんの熱意とご協力があったからのこと。

全国の、あらゆる土地で、それをお願いしていこうというのが、地域プロデューサーの方を探して、頑張っていただこうというのが、この10年間のチャレンジだったわけですが、そこで得たノウハウを、これからは、別なところに活用させていただきます。

具体的には、ミステリー小冊子は、たぶん、1万冊単位で「配布」されるものとなるでしょう。そこには広告が入るかもしれません。

新しい地域の活性化モデルが、実は、そこで進行しているのです。

これは、渋谷を中心に、これから進められます。

そして「渋谷スタイル」が、今後、全国のミステリーウォークのスタンダードとなることでしょう。

そんな、ステキな出逢いが、9月21日から10月21日に、渋谷で行われます。みなさん、ぜひ、この歴史的なイベントに、今後、全国から視察団が来て体験されるイベント、お見逃しなく。

 

謎解きクロスで、アマゾンが教えてくれたこと

謎解きクロスを展開する上で、アマゾンの存在は、とても大きいと感じています。いろいろあるのですが、とくに「ロングテール市場の存在」に気づかされたことがあります。

私にも、幸いなことに今もアマゾンで中古ではなく「新刊」が入手できるリアルな書籍が2冊あります。そのうち、一冊は、残念ながら私が自分買いしないと「順位」は動かないので、ロングテールでも売れてないことがわかります。

でも、もう一つの「コンサル業界本」については、だいたい5桁で推移しています。すなわち、毎日に1冊くらい、全国の誰かが買ってくれる。一年では300~400冊。それが3年経てば、1000冊になります。

これ、もの凄く「励み」になります。市場が、小さいけれども「ある」のです。ということは、そこに合ったコンテンツを提供できれば、広告はしないので爆発的には売れなくても、確実に「必要な誰か」の手にわたることを、私は実感できるのです。

謎解きクロスは、私が編み出すまでは誰もつくれなかったコンテンツ。そのコンテンツに、市場があるのか、どうか。それが知りたいという思いがあるわけですが、ロングテール市場が「ある」という事実が、私を勇気づけてくれます。

市場は、きっとある!

謎解きクロスの本は、100人に3人しか、大ファンになり、定期的に買ってくれるリピーターになることはないかもしれません。

でも、アマゾンに登場できれば、入手したいという人が、3万人くらいでてくる可能性があります。

一冊100円入手できて、3万人のみなさんに楽しんでいただけたら、300万円の元でがやってきます。その半分を投資して、いろいろな地域で謎解きクロスによるミステリーウォークができることになるでしょう。

そんな「とらぬ狸」の世界も、アマゾンが登場していなければ、100%、ありえなかったことです。

一方、私は池袋を発祥の地とする新しいタイプの書店「天狼院書店」に、大きな期待もかけています。ここで、謎解きクロスによる「オリジナルのこすてりー小説」を販売できるのではないかとみています。

これについては、今年はアプローチをしませんが、来年の4月までには、何らかのアクションを起こしたいと思っています。天狼院書店になるかどうかはわかりませんが、たとえば「特別な記念日に、500冊限定の、オリジナルの謎解きクロスを発刊する」というサービスメニューが、成立するかどうかという世界です。

年末までに「見本」をつくりたいと思っています。

本サイトでも、読めるようになるといいなぁ。

 

 

2030年の謎解きクロスに逢いたい

本当は、夜更かしをしたくなかったのですがね久しぶりに「朝まで生テレビ」を視聴。この番組、政治のジャンル以外は参考にならない気がしていたのですが「AIは人を幸せにするのか?」というタイトルに惹かれて、最後まで、お付き合い。

残念ながら、AIについて本質を知らない人、知っていてもマスコミ用に言わない人ばかりがゲスト出演していたので、話はあちこちにとび、「人を幸せにする?」という問いかけに応えられたゲストはいなくて、無理やり「労働の問題」にふっていくので、とても残念でした。

ただ、世間一般、マスコミはAIについて、どのような視点でみていて、どう理解したがっているのかは、けっこう鮮明になり、さすが、お年をめしていても、田原聡一郎さんは、今もって「取材」はしているのだなぁと、感心しました。

私も、AIについては一家言あります。それは、スターティアラボ社から電子書籍で出していただく予定の『AIと共にビジネスを進化させる11の提言
~超デジタル社会で、人間はどう生きるべきか~』という本のなかで、思う存分、語らせていただいてます。

で、朝まで生テレビのポイントは「人間と人間をつなぐコミュニケーション部分は、AIが苦手のジャンルで、万能に見えているディープランニングも進まない」というふたりなんですが、たぶん、ふつうの視聴者のみなさんは、議論の文脈から、そのような大切なことに、気づかなかったのではないかと思っています。

結論としては、こんなところ。

「ここ数年で、AIの世界標準のようなものが世界企業によってできてしまい、3周くらい遅れている日本は、出る幕がないので、敗北感はますます募るだろう。その結果、日本も、今日の世界標準である格差社会になり、ほんの数%の大金持ちと、生活できない、ギリギリのボトム層に分かれる。だから、単純な決まりきった労働で成り立つ仕事はAIに任せ、クリエイティブな仕事は、一部の大金持ち、テレビに出ているような選ばれた人々が行い(出演者は、みんな資産がある)最低限の生活を保証する社会システムの構築が急務となる」

まあ、こんな感じ。日本の教育は、平均値を上げる教育なので、いまの時代にはそぐわないというご意見など、ごもっとも。ただし、では、どうしたらいいかというときに、みんな、「今の自分のポジション=専門家」目線が強すぎて、ちょっと、共感ができませんでした。「俺たちは、スターで、特別な能力があるからここにいて議論しているのだけれど、この番組を観ている特別な能力のないみなさんは、スターの中からサポートしたい人を探して、代弁させることで、ちょっと、幸せになってよ」という感じでしょうか。

もともと、テレビ、ていうかマスコミは、上から目線であることは、間違いありません。

あ、シンギュラリティについて、もっとちゃんと議論すべきだったのですが、2045年の話など、視聴者には関係ないだろうという、ディレクターなのか、田原さんなのかのはいのょで、それぞれが「自分のうんちく」を語っただけで終わりました。

驚いたのが、みなさん2020年までに完全なクルマの自動運転ができているという主張をしていて、そこに反論する人が、誰もいなかった点。森永さんが、あの人も、いろいろ取材しているので、「反論」しようとしたら、コマーシャルの間に、話題がうつっていました。

私は、クルマの自動運転の定義によりますが、高速道路で、決まりきったラインをつづらおりのように、走っていくパターン以外は、2030年になっても、東京に自動運転のクルマが走っている社会は、こないと知っています。なぜなら、東京での自動運転の走行は、高速道路のような1次元の、サイバー空間に近いリアル世界で行われるのではなく、4次元の、とても複雑で、量子コンピュータクラスの処理速度のコンピュータがなければ走行できない、複雑極まりない、リアル世界の出来事だからです。

何が起こるか。目に見えています。東京のような場所に、リアル世界のまま、自動運転のクルマが入ってくると、昔の路面電車のように「ここのラインしか走行してはいけない」「首都高速スガイは、自動運転をしてはいけない」などというルールを作らない限り、「安全のため停止する」ので、あちこちで渋滞がおき、リアル世界の流通がストップするからです。

それに対して、鉄道のように「線路」と「駅」と「車両」で成立している交通網は、AIで対応できるので、2025年でも不思議はありません。

こういうことを主張すると、ステラのことを知らない。AIのことを勉強していない。グーグルが年間数兆円の予算で研究しているので、もうできている。知らないだけ、なんてことをいうかたもいますが、そりは真逆。

AI学者ですら、いまもってシンギュラリティらしきものが起きるリアル世界を9割の人が信じているという話を、「教科書が読めないAI」の先生がなげいてましたが(彼女は数学者でもあるので、AIの限界を知っている)朝まで生テレビに出演されたゲストのみなさんも、数学的なアタマの人はだれもいなくて、議論が比較的「9割の研究者」に近い形で進められました。まあ、マスコミなので、仕方ないのですが。

さて、ようやく、謎解きクロスの話です。

AIは、コミュニケーションが苦手です。そもそも、論理を超えるコミュニケーションは、何か計算して答えがでるというようなものではないので、AIに任せるわけにはいかないのです。その基本がわかっていれば、今日、AIについて行われている様々な議論の真偽、どれを信じて、どれを信じなくていいのかが、わかってきます。

2030年、東京では、自動運転の世界は、高速道路などの「特区」に限られます。ですから、一人でクルマに乗って運天する場合、都心の一般道を走っているときには、さまざまなセンサーで「安全・安心」を確保したクルマであることは当然なのにもかかわらず、目的地まで飲酒はできません。タクシーを拾ったら、何と「人間の運転手」が乗っています。無人ではありません。たとえ、あるラインではハンドルから手を離していたとしても、別のラインでは、交通状況によって「手動」に切り替えなければいけないからです。

で、すみません。また、ここで謎解きクロスが登場するのですが、謎解きクロスはコミュニケーションの促進に使われる、有効なツールとして、2030年も社会にいいポジションを占めていることでしょう。

2030年の、謎解きクロスが普及しているリアル世界の人々に、逢いたいなぁ。