え? のっけから新語?
そうなんです。別に商標登録するわけではないのですが、ボーズカフェやネコカフェのように、謎解きカフェ(略して「なぞカフェ」なのかな)があってもいいはず。そんな思いで、企画しました。
人生は、謎で満ちているわけで、謎があれば、それを解いてみたくなるのが人の性。謎解きクロスのミステリーウォークに参加した人が、一番驚くのが、いつの間にか「謎解きクロス5×5」の言葉を探している自分がいること。
これまで、あまり知らなかった街角が、店舗が、突然身近に感じられるのも、謎解きクロスが掲示してあるからでしょう。そう、謎解きクロスは、ついつい、解いてみたくなる自律型の仕掛けなのです。
さて、カフェの件。
あなたは、カフェにいったときに、何をしていますか。もちろん、コーヒーを楽しむ人もいるでしょう。会話を楽しむ人、一人で文庫本の世界にひたる人。あるいは、音楽でリラックスする人もいるでしょう。恋人たちには、同じ時間を過ごすためだけに、カフェがある。そんなことも、あるわけですが、謎解きカフェでは、当然ながら、謎解きの時間が流れています。
そこは、謎解きクロス専門のカフェ。
毎週、違う問題が掲示してあります。小冊子もありますが、一枚ものの「謎解きクロス7×7」が、きっとちょうどいいのかも。
ランチを食べながら解く人もいれば、コーヒー片手に推理する人もいる。どちらかというと、会話よりも、知的なゲームを楽しみたい人たちが集まるので、店内は、きっと静かです。
でも、心地よい空間。
その、第一号の「謎解きカフェ」を、これから募集します。特典としては、謎解きクロスの問題が、一年間、毎週のように、メールで送られてくること。印刷・製本などは、自分でするのだけれど、なくなったらコピー印刷すればいいのだから、様子をみながら、配布できる。
もちろん、カフェであれば、応募は大丈夫。カフェに、謎解きクロスを置いてくれるだけでいいのです。謎解きクロスを活用して、お客様の謎解きのための空間を提供してくれるカフェに、なってほしいのです。
極端な話、カフェでなくても、謎解きカフェになれるでしょう。
そこが、謎解きカフェのいいところ。これを「いいかげん」といってしまったら、人生は、つまらなくなります。いいかげんが、良いかげん。毎日、決まった人数に配布しなければいけないということはないし、売上の義務もない。ただ、「やりたい」という人に、たぶんワンコイン(100円)で配布する。
解けたら、50円引きにする、なんてアイデアも、いいね。
そんな謎解きカフェ。今は、誰も知りません。だって、本欄で、初めてでてきた言葉だから。ところが、3年後に、どうなっているでしょう。謎解きカフェがあるのは、都心だけではありません。たとえば、松本。たとえば、上田。伊豆下田には、きっとあそこに置かれているだろうし、喜多方だってあるかもしれません。きわめつけは、倉敷です。きっと、謎解きカフェができている。
何故、それがわかるのか。そこは謎解きが必要です。
そんなわけで、3月3日。東京は自由が丘にあるSORAというステキなカフェにて、謎解きカフェを全国展開するための企画会議が開かれます。
それまで、じっくりアイデアをねっておきます。