時間の謎を解くために

ミステリーファンのみなさん、クリスマス・イブの前日。
天皇誕生日を、いかがお過ごしでしたか?

私は、村上春樹の小説を読み、買い物をして、食事に出て
生ビールとビンビールを飲み、肉と魚と野菜を食べて、小雨の中を
散策して、今は事務所で瞑想しています。

瞑想というと、ちょっとカッコいいのですが、私の場合は、ほとんど
思考の迷走。どんなテーマかは内緒ですが、いつも飛躍に飛躍を重ね
決して正解のない問いかけと知りながらも、また徒労に終わったなぁ
と、まあ、敗北のような感覚になかで

「あ、謎解きクロスを書かなくちゃ」

などと、自分のやりたいことを思い出します。私は、謎解きクロスに
よるミステリー小説を、世の中に、たくさん残して、死んでいきます。
その創作は、まだ始まったばかり。作品数も、10作に満たない。ただ
未発表のものは、実は50作ほどあるのです。

数で考えることは、あまり意味がないとは思いますが、それでも、何
とか100作、厳選100作ができたら、一つの区切りかと。

そうこうしているうちに、私の持ち時間が、なくなっていきます。

私は、今年、還暦を迎えたヒツジ男なのですが、まさか60年も生きて
しまうとは、思ってもいませんでした。思ってもいなかったにもかか
わらず、時間は進んでしまったのです。

どうして、もっとたくさん、作品をつくらなかったのか。
ちょっと、というかとっても、心残りです。心残りにもかかわらず、
私は、ふと気づいたら還暦になっていたように、日々、ものづくりに
精を出しているうちに、時間がなくなって、しまうのでしょう。

時間の謎を解く。それが、少年時代の「ドリーム」でした。必ず、
解いてみせると思っていましたし、そのための勉強も続けました。

学校の勉強よりも、講談社のブルーバックスを借りて読むほうが、
楽しかったわけです。アタマでっかちになってしまい、中学の先生を
バカにしていました。高校も、似たようなものです。

ただ、さすがに、川端康成と会ったときは、ちょっとビビりましたし
その小説世界に、驚きました。

? 何が言いたいか? 今回は、謎は謎のまま、おいておきます。

よき、クリスマス・イブを!!!
メリー・クリスマス。

恋人たちの聖地はどこ?

謎解きクロスファンのみなさん、こんにちは。
今回は、今期、最後になる「3月の謎解きクロス」について、ご紹介しましょう。

日本には、「恋人たちの聖地」がたくさんあります。
たとえば「〇〇恋人岬」~そこに行き、潮騒につつまれて、夕陽を見ながら、二人で
愛の鐘を鳴らす。すると、二人は固く結ばれるのです。
スゴイ。それで結ばれるなら、一度は試してみたい、恋人たちの岬。
そこは、きっとあなたも、一度は行ってみたい、いわばパワースポットの一つかも
しれません。
波乱万丈が当たり前の「恋人たち」を、強く結びつけるのは、相当なパワーが必要
だと思います。

さて、その「恋人たちの聖地」の一つで、来年の3月。
いよいよ、謎解きクロスによるミステリーウォークが開かれます。チャンスは、
たったの一日。
もちろん、場所は内緒というわけではありませんが、ただ、ちょっと遠い。
思い立ったら「よし、行こう!」というように、簡単にたどりつく場所ではあり
ません。
ですから、事前に情報は、シェアさせていただきます。

で、恋人たちの聖地で、何故、謎解きクロスをして、ミステリーウォークをする
ことになっているのか。そこは、やっぱり、人生も、来いも、みんなミステリー
という説明しか、今は容易してありません。

ともかく、こうご期待、なのです。

恋人たちの、聖地で、謎解きクロス。きっときっと、いいことある?

来年はクリスマス・イブの謎ときを

謎解きファンのみなさん、こんにちは。

いよいよ、年の瀬。街は、クリスマス一色に染まって
きらびやか。みなさんも、忘年会のあとで、街のきら
めきを楽しまれたと思います。

実は、今年のクリスマス・イブには、あちこちの店舗
を使って、クリスマスらしいマゾ時にわいている計画
を立てていました。

今年は、残念ながら間に合いませんでしたが、間違い
なく、来年は、とある店舗で、しかも同時多発的に、
クリスマス・イブの謎解きクロスが、楽しめるはず。

東京・横浜。そして、別の場所でも。

たぶん、クリスマス・イブに問題が出て、きっとその
翌日、クリスマスの夜に、静かに解答が、本サイトに
発表されます。

それが、今年の私からの、コミットメント。

どんな問題かは、おおよそ、わかっています。
たぶん、ミステリーウォークとのからみでは、謎解き
クロス5×5。そして、それを歩いて解いてくれた人に
暮れすマスプレゼントが当たる「謎解きクロス7×7」
が手渡されます。

そう、黄金のパターンです。

そして、その謎を解いて、応募してくれた人は、何と
「謎解きクロス9×9」の、本格的なミステリー小冊子
をゲットできるという、仕組みです。

今、おそらく、このサイトをご覧の方は、まだまだ
少数派。全国のみなさんと比べたら、「ゼロ点」に近い。
でも、そのゼロ点は、大きなポテンシャルのあるゼロ。

謎解きクロスが、一般化すれば、必ずブレイクします。
そして「そういえば、クリスマス・イブのコミット」が
あったなぁ、と想い出してくれると思います。

お楽しみに。

のんびりイベント散歩が、アーカイブ化する?

みなさん、こんにちは。

ちょっと、おもしろいことをやってみました。
ご存知のように、「のんびりイベント散歩」は、2015年10月25日から、12月5日の期間で、目黒区の7カ所で行われました。日程と、それぞれの地域の「容疑者」は、以下の通りです。

○10月25日(日)西小山駅/先崎弘健さん
○10月25日(日)学芸大学駅/鏑木康之さん
○10月31日(土)都立大学駅/坂本義明さん
○11月1(日)大岡山駅/若井大造さん
○11月14日(土)祐天寺駅/深谷俊二さん
○11月28日(土)中目黒駅/本橋健明さん
○12月5日(土)駒場東大前駅/平田オリザさん

各地域では、独自色を打ち出した都立大学を除いて、「5・7・5」の俳句形式の言葉が「謎」となっていて、17か所のヒントポイントを歩いて「謎解きクロス」を解き、17文字を発見すると「正解」となりました。

その正解を活用すると、ミステリー小冊子「目黒に風が吹いた」の謎解きクロス9×9が、比較的簡単に解ける仕掛けになっています。

今回、最初の10月25日の段階で、ミステリー小冊子を読み解いて「正解」を導き、応募されたパズラーの方が数名、おられたそうです。快挙です。ありがとうございます。
ただ、その方は「もっと難しい問題にしてほしい」といわれたそうですが、それは数年後に出る「謎解きクロスを使った本格ミステリー小説」の登場まで、お待ちいただくことになります。

今回は「のんびりイベント散歩」ですから、歩かないで、椅子に座って謎解き間ロスによるミステリー小冊子が解けても、あんまり、おもしろくなかったはず。歩けば、歩くだけ、いろいろな仕掛けがめに入ってきて、実は謎解きだけではなく、「のんびりイベント散歩」には、たくさんの「謎解き」が含まれていて、大いに「リアルとバーチャルゲームの融合」を楽しんでいただけたと思います。

実際、そのように楽しまれた方も、たくさんおられ、今、続々と「3回、参加して最高に楽しかった」などという、うれしい感想と、真犯人の名前が提示されつつあります。

締め切りは、12月20日。まだ、ここで公表するわけにはいきませんが、ミステリー小冊子をお持ちのみなさん、ぜひ、あきらめずにチャレンジしてください。みなさんが、歩いた場所も、ヒントになっていますので、よろしくお願いします。

で、話は戻ります。アーカイブの件。

実は、私は、7ヶ所のすべてに参加し、みなさんとともに歩き、ヒントとなっている謎解きクロス5×5について、写真を撮ってきました。実は、何ヵ所か、写真を撮り忘れているところがあり、すべてではないのですが、大枠はおさえてあります。

それを並べていたら、本当に、おもしろいことがわかりました。

改めて、各地域を歩いた想い出が浮き彫りになるとともに、「ひょっとしたら、あるかなかった人にとっても、何か意味があるのでは?」と気づいたのです。たとえば、これをアーカイブとして残しておけば、来年、「のんびりイベント散歩」に参加したいという人が、そのアーカイブで、前年の事例を確認できます。すると、もっともっと、参加者が増えるのではないでしょうか。

今回が、約5000人。来年は、7000人。そして、いずれ1万人が「のんびりイベント散歩」を楽しむ時代がくるのです。そのときに、このアーカイブが、役立ちます。

イベントは、その日、その時間帯に、実際に歩いてみなければ、良さ、楽しさはわかりません。この各地域17点の写真も、その場所で撮ったものですから、臨場感が異なります。

みなさん、いかがですか?

というわけで、いよいよ来年、このHPにも「アーカイブ」が登場します。

お楽しみに!!!

終わりが、始まりになる謎

みなさん、今晩は。
すでに、活動報告に書きましたが、今年ののんびりイベント散歩、謎解きクロスによるミステリーウォークは、無事終了しました。
幸いに、7日間で、6日が快晴に恵まれ、秋のひと時を、みなさん、楽しんでいただけたと思います。関係者のみなさま、運営、ありがとうございました。
いろいろ、反省するところはあるのでしょうが、ともかく、目黒区で7日、それぞれの街の魅力を浮き彫りにする謎解きクロスによるミステリーウォークが展開できたことが、何よりもの成果です。
実は、このミステリーウォークのヒントポイントは、すべて、記録しています。どんな問題があり、どんなふうに展開されたのか、しっかり、写真が撮れています。
今、そのシーンを、全国のみなさんに、提示することを企画しています。
もし、同じように、地域活性化を謎解きクロスによるミステリーウォークで実現したいと思った地域がありましたら、ぜひ、チェックしていただきたい。具体的に、街を歩いていくように、謎解きクロスをしながら、問題を解きながら、バーチャルで、楽しく企画がわかっていただけます。
あるいは、いつか、この具体的な街を歩いて撮影して、そのまま、謎解きクロスになる、本になる日が、くるわけですが、そのスタートを、みなさまは、ここで体験することになる。わくわくしませんか?
謎解きクロスのポテンシャルは、とても大きい。でも、まだ、ほとんどの人が、気がついていません。一部の、コアなファンが、私たちを励ましてくれ、チャレンジを続けている状態です。
でも、のんびりイベント散歩の成功で、これまで、8年間のチャレンジが、本物であったことが明確になりました。
みなさんは、一つの歴史が始まるところに、いてくれたのです。厚く、御礼申し上げて、ペンを置きます。
ありがとうございました!

謎解きが地域をワンダーランドにする!

みなさん、こんにちは。いよいよ2015年も、師走に入りました。
今回は、地域活性化と「謎解きクロス」と「ミステリーウォーク」の関係について、まとめておきます。
「謎解きクロス」は、ミステリーウォークを展開するなかで、JTBさんの支援を受けている5年前に、千葉県の黒潮ラインミステリーウォークで始まりました。JTBの大谷さんが
「ぼくは、クロスワードパズルが大好きなんです。問題に、クロスワードパズルを使うことはできませんか?」
と、問うたのです。直観的に「それはいい」と感じた私は、出張(講演)で行った京都の書店でクロスワードの本を買い求め、研究しました。そして、最初にクロスワードを埋める形で問題作成がなされたのが、「勝浦ビッグひな祭りミステリーウォーク」となります。掲示されたヒントを問題用紙に入れると、クロスワードが解けるというものです。若いカップルが「これ、とても面白い!」と、満面の笑顔で語り「もっと他の場所でも、このパズルの問題、やってないのですか?」と聞かれました。いける!と感じた瞬間でした。

次に登場したのが、JR東日本と下田市が共催した「黒船列車ミステリーウォーク」です。何と、あの伊豆急行の特別列車内で、クロスワードによる謎解きをして、黒船列車内に掲示された「黒船&下田物語」から、ヒントをつかんでもらうという趣向。400人ほどの参加者の半数が、65才以上の高齢者。最初は「クロスワードなんて解けない!」と関心もうすかったものの、東京から5時間もかけて下田につく間、だんだん、ヒマをもてあますようになる。そこで「謎解きでもしてみるか」となりました。数人のグループで参加している人が多く、掲示されたパネルの物語を読む人、クロスワードを説く人などにわかれ、教えあう姿もみられました。大盛況。大人気を目の当たりにした私は、いよいよ、「謎解きクロス」の開発に入ります。

「謎解きクロス7×7」が、最初にできました。4年前のことです。
「謎解きクロス5×5」ができたのは、3年前。あまりの効果に、私自身びっくり。
{謎解きクロス9×9」は、たぶん問題制作が無理筋だろうと思っていたのですが、2日間かければできることが判明。それが2年前です。
その結果、ミステリーウォークの「黄金パターン」が出来上がりました。

<1>事前告知(これはクロスワードではなく、新しい「斜め読み」問題です)
<2>当日のミステリーウォーク(謎解きクロス5×5を使って、街歩きを楽しみます)
<3>地域活性化のミステリー小冊子配布(謎解きクロス7×7と9×9で校正されています)

この黄金パターンで、何が実現するのでしょう。

まず、当日の街歩きの参加者が、謎解きと街歩きの両方を楽しむことができます。街歩きをしながら、難しいミステリー小冊子を読むという、伝統的な「深谷宿ミステリーツアー」方式は、ターゲットを限定してしまうという課題がありました。ミステリーファンしか、参加しにくいのです。

そこで、これは西小山で、地域プロデューサーの川崎さんからの提案があって3年前から、そうしていたのですが、「ウォーキングの問題は簡単に」ミステリー小冊子は「もっと難しい問題が解きたい」という、コアなファンの「希望者」(街歩きはしてくれている!)に配布するというパターンです。これが、なかなか好評で、参加者に加須器連れが増えました。

そこで大活躍したのが、ミステリーウォークのヒントポイントのすべてに、その場で考える「謎解きクロス5×5」というパズルを掲示して、ヒントにするという方法です。

この謎解きクロス5×5は、小学校2年生から解くことができ、高齢者も参加できる仕掛け。大人も、男性も女性も、みんなで参加でき、「一問解くと、他の問題を解きたくなる」という特徴があります。だから、街歩きにピッタリなんです。

いずれ、これは「脳トレ」にいいということになるのではないかと、私は、ひそかに期待しています。

このように、「謎解きクロス」と「ミステリーウォーク」は、地域活性化のためのイベントに活用するという明確な指向性を持って、生まれてきました。

ところが、ミステリーウォークと地域活性化だけではなく、「謎解きクロス」には、「脳トレ」のみならず、知的好奇心を満たすニーズが存在しています。これは、間違いなく、巷に溢れているクロスワードパズル本の応用系として、全国に普及するはず。

この謎解きクロスが、全国に普及すれば、地域活性化のためのミステリーウォークも、地域のみなさんが、自分で活用して、自分でプロデュースできるようになるでしょう。

すなわち、地域活性化とミステリーウォークのイベントは、私ではなく、地域プロデューサーが、自ら問題を制作して、進めることができるようになるのです。自立、してしまうのです。

ということは、私は、この地域活性化では、利益を上げることはできません。だって、それぞれの地域が、自分の問題としてとらえ、自分たちでプロデュースして、運営していくのですから。最初、講演に呼んでくれるかもしれませんが、そのあとは、自分たちで、進めることになるでしょう。

実際、浅間温泉ミステリーウォークは、そのような経過をたどりました。

ミステリーウォークの仕掛け自体は、ヒントポイントをつくり、順に回っていただスタンプラリーの変形になります。そこに「ミステリー」が関わってくる。そのミステリー小冊子に価値があり、ここは、地域のみなさんでは難しいかもしれません。しかし、浅間温泉には文章が得意な方がおられ、自分で書くと申し出てくれました。ただ「謎解き」を考えるのが難しいというのです。

確かに、深谷宿ミステリ―ツアーでは、原作者の伊井圭さんは、いつも「問題をつくるまが大変」と悩んでおられました。ときには、3カ月もかけてミステリー小冊子を作っていました。ところが、私の謎解きクロスを使えば、たぶん1ヶ月に短縮できます。

全国に、ミステリー作家は500人もおられます。

謎解きクロスの問題を作って、地域に住んでいるミステリー作家さんに「この言葉を使って、人が死なないミステリーを書いてくれませんか?」とお願いすればいい。

というのも、私がミステリー小冊子を書けるのは、1ヶ月に1冊が限界。すなわち、年間12地域でしか、本格的なミステリーウォークは、できないことになります。

全国には、活性化してほしいという商店街、地域がたくさんあります。すでに、自分たちで何とかしているところは除くとして「どうしていいかわからない」という地域は、500くらいあるとみています。その500の地域の2割、100地域に、この謎解きクロスによるミステリーウォークが導入されれば、日本は、もっと楽しく、元気な地域で満ちるはず。

それには、地域プロデューサーが、最初だけ私を呼んで、講演と作戦会議をして、謎解きクロスの問題作成だけは、私のところに委託して、ミステリー小冊子は、地域を知り尽くしたの地域に住む作家さんに書いてもらうという世界が重要だと思うのです。

これが、私の描いているドリームです。

5年後、東京オリンピックまでに、そのような元気な地域が増えていると、私はコミットしたいと思います。そのときには、その元気な地域100のうちの半分で、謎解きクロス・サイモンズカードが使われていることでしょう。

サイモンズカードとは何か?

もし、ご存知ない方は、下記のサイトをご覧ください。謎解きクロスは、いずれサイモンズカードと連携して、地域活性化の収益構造を変えるとともに、全国も「謎解きクロスファン」のみなさまが、それぞれ、自分の好きな地域の謎解きクロスを解くことで、その地域を応援するという仕掛けに参加することになるのです。

このドリーム、ぜひとも、私とともに追いかけてください。謎解きクロスを普及させるのは、私ではありません。一緒に応援していただける、ファンのみなさまなのですから。