パズルとミステリーの間にある革新

今、移動中です。
スマホで、移動中に、謎解きクロスについて考える。そのことができる人、今は、広い世界に、私一人しかいません。
それが、やがて数百万人が、クロスワードパズルとミステリー小説の隙間にある謎解きクロスを楽しみ、数十人が、どうやって作るかに思いをはせる。そんな時代がやってくるのです。
たとえば、ルービックキューブを開発した人、オセロゲームを開発した人。考えているときに、どんなドリームに酔っていたのでしょうか。
ジョンレノンは、イマジンで、みずからのドリームを語っています。私たちは、大人になっても、ゆめみています。
謎解きクロス、みんなが楽しんでくれるか。その答えのありかが、なんだかみつかる気がしてきました。うれしいなぁ。

これからの謎解きクロス展開

謎解きファンのみなさま、お元気ですか?

本サイトは、謎解きクロスによるミステリーウォークを一緒に推進してくれるパートナーの福田さんのご厚意で運営が実現したものです。ただ、コンテンツの更新は、アナログ人間の私でもできるようにフレームをつくってもらい、廣川本人が進めています。それで更新頻度が少なく、またコメントをいただいても「どう対応していいかわからず」そのままにしている、大変申し訳ない事態となっています。

でも、このままでは終わりません。今後、謎解きクロスが広く、深く浸透していくわけですが、そのとき、本サイトがどうなっているのかを、ちょっとご紹介しておきます。

本サイトでは、全国に展開している「共通問題」のヒントが掲載されることになります。すなわち、このサイトにくると、地域で展開している謎解きクロスが解きやすくなるのです。

謎解きクロスの問題は、「5×5(80%解ける)」「7×7(20%解ける」「9×9(2%しか解けない)」という構造になっています。しかし、ヒントを提示することで、それぞれ解ける確率は倍増します。

ということは、このサイトで告知される「ヒント」が、今後、重要な役割を担うということです。これからの謎解きクロスは、コミュニケーションツールとして展開されていきます。すなわち「ヒント」を出す人と、「ヒント」をもらう人との間で、心の交流が生まれる仕掛けとなるのです。

たとえば、将棋。

一人でするゲームというよりも、対局を前提としています。一対一での勝負が前提のゲームなんです。当たり前のようにみえますが、ここは重要なのだと感じています。

今日、AIを相手に将棋をする時代です。そこで大きく欠けているのはコミュニケーションに他なりません。

コミュニケーションのない人生は、本当に、寂しいものです。世界にたった一人しかいない。自然があればいい。そういう心境のときもありますが、いつまでもカラに閉じこもって、心を閉ざしているわけにはいきません。

謎解きクロスを、屋台村でする。

それは、ただゲームが増えたというだけではありません。屋台村のコミュニケーションツールが増えたということになります。そのツールの一つに、この謎解きクロスのサイトが、深く関わるようになるはずです。

たとえば、謎解きクロスによる日本初のミステリー小説「そして誰も死ななかった」のヒントや仕掛けは、連載中、本サイトで提供されることになります。なんだか、わくわくしませんか?

 

 

静かなる受動的データの謎

謎解きクロスファンのみなさん、お元気ですか?

先日まで、クリステンセン教授の「ジョブ理論」を読んでいました。これは急伸してきた21世紀型ビジネスの集大成。なぜ、アマゾンやグーグルが成功して、他の企業が追随できなかったか。その因果関係を、多彩な視点から明らかにしているビジネス書。

イノベーションを起こした企業が、次世代の覇者になることは、みんなわかっています。でも、なかなかイノベーションは起こせません。それで「なぜ、おこせたのか」「なぜ、おこせなかったのか」を調べているうちに、発見したのがジョブ理論。

実は、ジョブ理論の文脈は、ゼロからイチを生み出すイノベーションとしてみると、謎解きクロスの市場にもあてはまり、大変勉強になりました。

ここから先は、あまりにも専門的なのでカットさせていただきます。だって、クリステンセン教授のイノベーションのジレンマを読み、21世紀のエクセレントカンパニーについて刷賞は勉強し、その上で、ジョブ理論の話をみなければ「何?」となってしまうからです。

で、ポイントだけ。

今、謎解きクロスは、実際に体験した人にとっては「有効」で「わくわく」となっていますが、それ以外の人には「何?」「地味」「市場はひろがらず、オタク向け」などと、まったく眼中に入らないようなのです。

でも、100人いたら、10人くらいは「面白い」という人がいることもわかってきました。そこで、どこが面白いのか、徹底的に、顧客側からの訴求が必要となります。

謎解きクロスは、顧客の何にフィットするのか。謎解きクロスが面白いという人は、どこに魅力を感じているのか。

謎解きクロスによるミステリーウォークは、地域の何を解決しているのか。そこがみえなければ「また、やりたい」とはなりません。

実際、去年、5000人規模で遊んでくれた目黒区においても「小冊子は要らない」という話になり、別な市場を開発するキッカケとなりました。私は、実際に歩いて、謎解きを実践してくれている人のご意見も、直接、きいたのでわかるのですが、ミステリー小冊子も、とても人気だったのです。ただ、100人いたら、90人は「めんどう」ですし「あまり関心がない」という受動的な意見でした。あとの10人に「最高!」「凄い!」「感動しました」という意見。

でも、主催者には届かないこともあります。主催者は「90人の満足」を求めるから当然なのですが。

というわけで、目黒区でミステリー小冊子は消えてしまったのですが、そのおかげで、信州上田と伊豆下田は引き続き制作するとともに、全国の屋台村で、ミステリー小冊子の連載が始まるかもしれないという、大変わくわくする、それこそミステリアスな展開が起きているのです。

これが「苫小牧で逢いましょう」の裏側です。

誰かに何かを断られるときは、チャンス。仕事がなくなるときこそ、新たな仕事を生み出すチャンスなのです。

 

苫小牧で逢いましょう!

謎解きクロスファンのみなさま、こんばんは。

謎解きクロスは、全国にファンを拡大すべく、活用していただける場の拡張を模索しています。メディアとしては新聞・雑誌・パンフレットなど、もともと「文章」が、ほとんどそのまま謎解きに変換されるので、相性がいいのです。でも、もっと楽しいのが、リアルな現場との連携です。

たとえば、ホテルや豪華客船などで行われるパーティー。その会場で謎解きクロスが配られた瞬間、その場の魅力が際立っていきます。すれまで見えていたロビーや喫茶室、パーティールーム、ときには廊下までも、何か謎を解くヒントがあるという空間に変貌しているのです。

たとえば、パーティーの招待状が、謎解きクロスの文章だったら。そして招待状から得た「解答」をもって受付にいくと、そこで謎解きクロスの問題を渡されたとしたら。さらに、パーティーの主催者にまつわるストーリーが、謎解きクロスの文章と重なり、解いていくと、意外な「解答」が浮き彫りになる。

謎解きクロスは、日常の「現実を変貌するツール」なのです。

さて、9月9日の土曜日に、北海道の苫小牧で、全国屋台村連絡協議会の総会が開かれます。その席で、私は謎解きクロスによる屋台村活性化をご提案します。謎解きクロスが、毎月、送られてくることにより、一部の「固定ファン」に、謎解きクロスを解く楽しみを実感していただくことになります。

もちろん、それでけではありません。

全国の屋台村では、謎解きクロスによる日本初、世界初の「ミステリー」の連載を「購入することができる!」のです。

この本は、10ヶ月、楽しむことができます。しかも、何と屋台村でしか入手できません。アマゾンでは、売っていない地域(屋台村)限定のミステリーなのです。

このアイデアは、実は城崎温泉で得ました。志賀直哉の小説「城崎にて」で知られる温泉旅館の街「城崎」ですが、その土産物屋やホテルのロビーに、「城崎でしか買えない小説」が売られていたのです。

なんだか究極の「地域限定商品」に出会ったような気がしました。

そのときは、買って読むという発想はなく「へぇ~」という感想だったのですが、謎解きクロスによる「容疑者や真犯人を、あなた好みにして作る世界で一つしかない謎解きクロスによる小説」を制作販売することを思い立ったときに、自然に、あの小説が目に浮かんできました。

買っておけばよかったのですが、入手するには、城崎まで行かなければなりません。東京からだと、とても日帰りのできない場所で、売られているのです。

さて、この屋台村での展開ですが、いかにも地域活性化から派生して生まれた謎解きクロスにふさわしい舞台だと思いませんか?

来年の1月からスタートすると思います。

お楽しみに!

 

台場一丁目商店街でも謎解きを!

謎解きファンのみなさん、おはようございます。

今年、謎解きは空前のブームとなっていますが、この秋、あの昭和レ富むで知られる「台場一丁目商店街」で、謎解きクロスによるミステリーウォークが開かれます。

台場一丁目商店街の町長(?)である久保浩さんには、近代中小企業の取材もお願いしたことのある、地域活性化では有名な、タレントのような人。3~4年前に、2度、プレゼンさせていただきました。

義理堅い人で、ずっと「謎解きをしたい」と思っていてくださり、オーナーさんへのプレゼンを、おりあるごとに、自ら進めてくれていたとのこと。そういえば、信州上田で、今年もミステリーウォークができるのも、商工会議所の唐澤さんや。現在は軽井沢駅長をされているMさんが、ずっとずっと、折あるごとに上層部に「ミステリーウォークしません?」と、規格検討に加えておいていただけたから。

私は、コンサルタントとして、いろいろな成功事例を勉強させてもらいましたが、このように、普及させたい本人だけではなく、周囲に「実現してみたい」とドリームを共有してくれる人が出現するプロジェクトは、だいたい、5年~10年でブレイクします。

そのとき、ブレイクのきっかけはマスコミになることが多いのですね。面白いと感じる記者がいて、新聞や雑誌に取り上げてくれて、それを読んだTV局のスタッフが番組で紹介してくれる。

そして、ここが重要なところですが、その番組を観た人が「ああ、あれなら10年前から大ファンだよ」と語ってくれるという世界が成立していることです。

先日、NHKで謎解きによる街おこしを紹介していましたが、あのようなことは、もう10年前から、しかももっともっと完成された形で、情熱をもって、たくさんの参加者に支えられて、やってきたわけです。

ところが、ディレクターが、ちゃんと調べてないのか、コネクションなのか、下北沢で、たまたまやっていた謎解きが「ブーム」として取り上げられていました。

民報のみなさーん。よろしくお願いします!