みなさん、お元気ですか?
私の専門はマーケティングであり、新規事業開発です。それで、ビジネス人生では、顧客のサクセスを支援する、さまざまな仕掛けを考え、提案し、理解していただき、実際に支援行動をしてきました。
それで、50歳になってしまい、はたと気づいたのです。コンセプトデザインをしてきたけれども、みんな「他人のこと」であり、いくら成功しても「他人の成功」でしかありません。ちょっと、寂しい。
なんだか、自分のアイデンティティが、拡散していたきがしました。それで、改めて作家になりたいと「週末作家入門」を書きました。それが2005年のこと。出版プロデューサーのKさんの尽力で、講談社現代新書に採用していただき、作家人生を再スタートさせたことになります。
それから、19年。私は今、日本初のパズル小説作家になり、大吉くじを発案して、ようやく、社会貢献への道筋がみえてきた位置にいます。
2023年8月24日に緊急入院し、九死に一生を得る体験をした私は「いとも簡単に死んでしまう存在」と実感しています。あの日の前の保田氏にたって、不思議なことに、死は「他人事」でした。
しかし、ICUで体験したのは、目を閉じて、息をしなければ、そのまま死んでしまうという現実。意識して生きなければ、すぐそこに死んでしまう現実があったのです。幸いなことに、24時間、励まし続けてくれる看護師さんがいてくれましたので、かろうじて、生き残れた私です。
この命、何に使おうかと考えたときに、私は、自分がパズル小説作家であり、大吉くじで、社会貢献ができることを、世界で唯一、知っている人間だったことが、強く意識されました。
私か育ててあげなければ、謎解きクロスも、パズル小説も、大吉くじも、すべて消滅していく運命にあります。廣川州伸という作家は、ひょっとしたら2030年には再発見されて、メジャーになっているかもしれません。2040年かもしれません。しかし、今の認知は、限りなくゼロに近いのです。
でも、私は、知っています。過去、成功しているプロジェクトの多くが、最初は誰にも気にも留められず、むしろ否定的にみられていたことを。それでも、やり続ける「愚直な性格の人」が、成功をつかんできたのです。
私は今、みなさんが驚くような、愚直な日々を送っています。仕事を再開しながら、一日100札の「大吉くじ」を制作しているのです。
初期の大吉くじは、3000札作り、トライアルで1000札使いましたが、どんどん進化していくため、すべて破棄しました。
次に、金の鈴のストラップを制作して合体させるアイデアで、3000札作り、これも1000札はトライアルで使いました。ところが、フジヤマコムさんのおかげで、しっかり商標登録ができましたので、また2000札が破棄になりました。
現在、大吉BINGOで、商標登録してあることを記した大吉くじになり、ようやく、完成しましたので、せっせと制作に励んでいます。
ところが、この配布先、信州上田と下仁田町と、とあるローカル鉄道が決まっているだけで、ホテルも結婚式場も、銀座の高級クラブも、観光地も、どこも決まっていません。
それなのに、たぶん現金仕入れで100万円、タイムチャージではあ゛バイト代だけで100万円、私のコンサルフィーなら3000万円付箋の時間を投資して、こつこつと「現物」を作り続けているのです。
たぶん、バカです。
でも、バカ以外は、イノベーションを起こせません。ね。ジョブズさん。
ということで、大吉くじの制作も続けますし、大吉WAKA集も進めます。いつか、マスコミが気づいてくれるはず。それまで、こつこつ、コツコツ、続けていきますので、みなさん、期待してください。