江戸川乱歩「怪人二十面相」のパズル小説化、大丈夫です!

このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさん、ちょっとうれしいお報せです。

深谷宿の若女将。別に彼女がお報せしてくれているわけではありません。

数年前、2016年に「50年」の著作権が切れて、青空文庫に収録された江戸川乱歩の「怪人二十面相」。そこで謎解きクロスを使ってパズル小説化する試みを進め、ユーチューブで流す試みを模索してきました。

そのなかで、2018年12月30日に、TPPの影響でアメリカ並みに日本でも「死後50年」で消滅する著作権が「死後70年」に延長されてしまいました。そこで、1968年に亡くなられた江戸川乱歩の作品は、大丈夫かという懸念がでてきました。

著作権が「50年」のときに活用した作品であっても、後出しジャンケンのごとく「あ、著作権法違反だ」と指摘されるリスクがでてきます。青空文庫には、まだ「著作権の切れた作家」として江戸川乱歩が掲示され、私がパズル小説化しようとしている「怪人二十面相」のテキストデータも公開されていますが、大丈夫なのか、というご指摘です。

著作権が「50年」のときに活用した作品であっても、後出しジャンケンのごとく「あ、著作権法違反だ」と指摘されるリスクがでてきます。青空文庫には、まだ「著作権の切れた作家」として江戸川乱歩が掲示され、私がパズル小説化しようとしている「怪人二十面相」のテキストデータも公開されていますが、大丈夫なのか、というご指摘です。

それについては、文化庁のサイトに、こう書いてあります。

問4 既に保護期間が切れている著作物等の保護期間はどのようになりますか。 (答) 著作権法においては,一度保護が切れた著作物等については,その保護を後になって復活させるという措置は採らないという原則があるため,改正法の施行日である平成30(2018)年12月30日の前日において著作権等が消滅していない著作物等についてのみ保護期間が延長されます(TPP整備法附則第7条)。したがって,既に保護期間が切れているものについては,遡って保護期間が延長されるわけではありません。

すなわち、このまま進めても大丈夫なのですね。ほっ。

私も、それに関しては文脈は「怪人二十面相」を活用しながら、現代の「令和の探偵事務所」のストーリーに転換することや、江戸川乱歩の「怪人二十面相」に触発されて、コンセプトを拝借して、新たにパズル小説化したと、堂々と明記して発表するなど、いろいろ対策は考えていました。

あ、ちなみに、来年の春から、松本在住の作家さんとコラボして、「井原学州」というペンネームで、どんどん、パズル小説を発表していくことになりました。この原稿を、週末の達人の小石雄一さんとコラボして、AIによる「ユーチューブ劇場」という場で、展開したいと思っています。

ただ、江戸川乱歩の作品に忠実ではなく、怪人二十面相のコンセプトは変えずに、ネーミングと特徴も変える手もあります。「快人御免相」はどうでしょうか。何かを盗むたびに「御免」と謝ってしまうが、盗まれた被害者は救われて、「快適」な気分になる展開です。

井原学州作・パズル小説【快人御免相】をご期待ください。

2019年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster