新年が、なぜ、おめでたいのか。そしてなぜ、ありがたいのか。別に理由などなくてもいいのですが、ようやく気付きました。
だって、来年を迎えられるかわからないのですから、元旦に朝日が昇ることを感じられる人生は、それだけで、素晴らしいことになります。
新年は、生きて迎えられただけで、価値がある。
だから私は新年から仕事をするし、大吉くじを折り続けるし、そして、今年生きたい旅先を空想します。
去年は、ある意味ではリハビリ中だったので、奈良の都と千葉県と、いつものように信州上田や伊豆下田に加えて、山形にも行きましたが、だいたい日帰りでした。あ、飛騨高山も、講演の仕事ですが、おじゃましました。
ただ、「旅」といえる内容ではありませんでした。私にとっての旅は、最低二泊三日。できれば3泊したいところです。
今年は、もうちょっと遠くに行きたいと思っています。具体的には、たぶん沖縄に行きます。人生初の石垣島を狙っています。1週間ほど、のんびりしてきたいです。
実は、2023年9月の全身検診で3ヵ所にガン予備群がみつかり、3ケ月に1階、経過観察に入っています。そのうち、一番ヤバイのが3センチの大きさがある副腎でした。
昨年(といっても先月)10日間の薬物投入後、詳細な検査をすると、副腎のガンは、まだ「押さえられている」とのこと。ただホルモン分泌に悪さをしているので、肥満傾向がある。
これをクッシング症候群というのですが、ホルモンを止めておかないと、また130キロになり、また急性大動脈解離に襲われる可能性が高まります。
まあ、2度目の九死に一生は、ないとみていいでしょう。
そんなわけで、今年は「副腎、とっちゃいましょう」とのこと。背中にメスを入れて、転移が始まる前に、とってしまう。これで、寿命としては、10年ほどのびるようです。
こんな面白い時代に、あっけなく「さようなら」するわけにはいきません。
10年生きているうちに、大吉くじプロジェクトが成長して、日本中の何1,000,000人というみなさんが、励まされ、勇気を持って、難関に立ち向かっている世界があるかもしれません。
核戦争だけは、ご免なんですが、美しい地球のなかでも、とりわけ過ごしやすい日本にいて、まだまだ体験していないことがたくさんあります。
あと10年、生きながらえて、パズル小説作家としての人生を全うします。
みなさんも、ぜひ、私の成長を見守り、ご支援いただきたく。今年も、よろしくお願いいたします。