晴れ、ときどき名言

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日本初のパズル小説®作家の廣川州伸です。本日は晴天なり。花粉が風に乗ってきて、目がかゆい朝となりました。

それでも私は、いろいろなことを考えます。痒いからといって、よく眠った私の脳は、思考を待っているのです。私たちが、謎解きをするのも、思考が好きだからにほかなりません。

私には今、考えなければいけないことが、たくさんあります。思考テーマがあるうちは、いずれ、それが本になると信じている私は、やっぱり、作家のはしくれなんだと思っています。

さっき「降りてきた」のは、「知識はネットでも拾えるが、知恵は落ちていない」というものでした。

これは「教訓」でもあり、若い人にも、高齢者にも伝えたい。

なぜ、ネットには落ちていないのか。リアルな生活では、同じコトがなどと起きないから。どんな場面でも、人生は常に新しいコトが起きています。

サイバー空間も、生命のない無機質な物質がなす世界も、実は同じコトはなどと起きていません。それが思考する動物である人類の知恵の一つ。

地球の歴史で、同じ場面というのは一度もありませんでした。何度も何度も繰り返しているように見られる現象も、周りの状況も含めて考えると、どんどん変化していきます。同じ.状況は、ありません。

たとえば、今朝、ベランダから見上げたときに浮かんでいた白い雲も、46億男の地球の歴史で、初めてみる形でした。まったく同じ形の雲は、一度も、できたことがなかったのです。

昨日の私と、今日の私も、違います。

世界の驚くべき事実、本質は「同じコトは二度と起きない」というものです。同じコトが繰り返す、あるいは再現ができると思いたいところですが、世界は、どうも、そうなってはいないのです。

だから、昨日成立していたコトが、今日も成立しているのか。それは、よく考えてみなければ、本来、わからないことなのです。

古代ギリシャの初代哲人タレス…自信がないので、ネットに落ちている知識を拾ってみますと…彼は「万物8の根源は.水である」と主張しました。

タレスの後にでてきた哲人ヘラクレイトスはは「万物は流転する」といいました。目の前にある川は、いつも同じ河に見えているけれど、それは常に流れていて、同じ川ではなくなっている。

人間も、常に細胞が死に、生まれ、別の状態に変化している。

流転していくコトこそ、世界の本質。サイバー空間で起きていることは再現性があり、サイバー空間内では「同一な局面」を何度も再生できるが、それをしている間も、リアルな世界は流転しています。

同じ状況で、みるということはできません。

ですから、サイバー空間に置かれている「知識」は、常に、状況が変化しているなかで、変化していないコトを示しています。

だから、リアルな生活空間で、それを進めれば、間違えてしまうこともでてきます。それを補正し、流転している状況に合わせていくのが「知恵」ということになります。

え? だから何なのか?

昔、よく「だから何なの」と怒られました。

今は、自分で自分に突っ込みを入れています。だから、何なのか。それは、もし読者がおられるとしたら、その方が、自分で考えること。それが「知恵」の、もう一つの本質です。

知識は万人に共通ですが、知恵は、一人ひとりにことなっている。だからこそ、すべての人の生命が貴重であり、奇跡なのです。

まだまだ募集中です

2021年2月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster