なぜ、ヒツジが空を翔べたのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさん、お元気ですか?
謎解きクロスの原作者、廣川州伸です。
今回は、謎解きクロスでもなく、ミステリーウォークでもない「読み物」のお話です。
10月下旬、IDP新書で「なぜ、ヒツジが空を翔べたのか?」というタイトルの本が発刊されます。たぶん、税抜きで800円。税込みですと、864円かな。
この本は、私の、ほぼ2年ぶりの新刊。ということは、2年間は書き続けて、ようやく完成したということになります。
そのコンセプトは、決断できない人に、決断する人の「手の内」を明かし、人生において重要な決断をする人になってもらうという、ちょっとした「哲学」をからめたものとなっています。
その哲学とは何か。
これは、モノサシ理論なんです。
私たちは、何か行動をするときに、無意識に、自分の心の中にあるモノサシで測り、判断し、動いています。そのモノサシによって、決断できるかできないか、行動ができるかできないかが決まるわけですが、では、自分のモノサシは、どのようにしてつくるのでしょうか。
これまで、自分のモノサシをつくる方法を解いた本は、ほとんどありません。そもそも、自分のモノサシを意識している人も少ないでしょう。
ところが、成功している500人のみなさんに取材をしてきた私にいわせると、まず、人にはモノサシがあることと、成功するためのモノサシの特徴があるということが、わかってきました。
たとえば、100メートルの長さのものを、30センチのモノサシで測るのは、大変です。100メートルのものなら、巻き尺のような、大きなモノサシが必要となります。
ところが、大きなモノサシでは、3センチしかないものを測ることはできません。
それぞれ、何かを決断しようと思ったら、使うモノサシが異なっているのです。それを、無理やり、自分の小さいモノサシで測ろうとしたときに、混乱が生まれ、何が真実かもみえなくなり、結局、危険だと判断して、飛び出す結論はできません。
まあ、そのような話を、新書版で200ページほどしています。
この本は、最初と最後に「ヒツジの物語」がついています。ぜひ、これを読んでいただきたい。私としては、いつか、このヒツジの物語を、絵本にしたいなぁと思っています。
もっとドリームを語ると、映画になっても、おかしくないヒツジの物語。私は、自分でも、大いに想像力をかきたてられました。なので、誰か、映画監督さんの目にとまると、アニメの原作にしてくれる気がしてならないのです。
相変わらず、困った私。
でも、人間から想像力をとっぱらったら、何が残るのでしょうか。
謎解きクロスも、ミステリーウォークも、想像力がなければ、まったく先に進めません。これは、想像力のゲームなんです。
そして、歩きながら想像力を発揮することで、待ちの魅力が、輝いてくるのです。
今日は、金曜日。
みなさん、よい週末を!

2015年10月2日 | カテゴリー : , 読み物 | 投稿者 : wpmaster