やがてどん底におちる自分にもエールを届けたい

このエントリーをはてなブックマークに追加

パズル小説®を考えているときが、一番幸せな私は、自粛で、一日中、事務所におこもりしていると、何とも幸せな気持ちになってきます。ランナーズハイならぬ、カンヅメ状態ハイの状態。そして、疲れたときに、想い出しました。40代の働き盛りでは、一日24時間中の18時間を机に向かって、半分はワープロを打ち、半分は考えながらメモ用紙に殴り書きをしていたのですが、体が、ちっとも痛くありませんでした。

ところが、50代になってから、少しずつ、身体がカチカチになって、24時間中12時間しか書けなくなり、60代になると、さらに半分。6時間ほどしか、真剣に仕事をすることができなくなっています。たまたま、締め切りなどで、どうしても12時間くらい、コンを詰める必要がでてくると、身体はコチンコチン。ほぐれるまで何時間、いや何日もかかる始末。

そして、2~3年前から、本を集中的に読める時間が、かつては5~6時間、ずっと読んでいられたのに、ふと気づくと、10分しかもたず、目が疲れてしまいます。その時間が、だんだん短くなっていき、ここ数ヶ月では、5分くらい本を読んでいると、もうダメ。気が散るのでも、集中力が衰えたのではなく、「目」が疲れているのだと、うすうす感じてはいたのですが、やっぱり、これでは仕事にならないと思い立ち、既納、眼科の検診を受けました。

すると、大変なことがわかりました。先生、曰く。決して、ほめていませんよ。私たち眼科医の立場からは、信じられないくらい、あ。失礼な言い方ですみませんが、愚かな選択を続けていらしたと思います。たとえていえば、椅子というものがあるにに、ずっと、中腰で、空気椅子に座ったまま仕事をしている。確かに、そうやって、若いころは1時間でも集中できたかもしれませんが、今は、ねう無理。1分も、椅子に座らないで力を入れていたら、委託なって当然です。

ふつうは、50歳くらいで気づいて、眼科の診察を受け。老眼鏡を作ります。いままで、老眼鏡をつくらずに、しかも本を読んで、ものを書く仕事をしてこられた。根性が続くのは、せいぜい40代。あなたの場合は、乱視も入っていますから、目に力を入れっぱなしにして、近くをみないと文字が読めません。ずっと、その状態できたわけですが、還暦を超えたら、若いころの10分の1の筋力しかないと思ってください。もう、昔のように、本を読み続けることはできません。10時間、続けて読めた人でも、1時間が限界なんです。

どうしたらいいか。答えは、みんな知っています。まず、老眼鏡を作りましょう。それでなれたら、最終的には遠近両用の、しっかりした眼鏡を作りましょう。そうしたら、まだ水晶体は大丈夫ですから、あと10年は、ちゃんと仕事ができるはず。あ、わかりますよ。あなたの場合、遠くのものが、とてもよく目得ています。そういう目なんです。しかいし、近くのものは、見えていません。だから、目に力を入れて、近くのものを見るときには、相当、疲れたはず。仕事をしなければ、眼老眼鏡は要りませんが、もう、椅子に座ってもいい年代でしょう?

かくして私は、物書きとして最悪の「見えない」「読めない」というどん底生活に落ちることになっていたのだが、老眼鏡を作ることで、かろうじて、踏みとどまることになりそうです。よかった。これで、パズル小説®をたくさん作ることができます。メガネは、心のスーツですね。

みなさんも、お元気で。

2020年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster