日本初のパズル小説®作家の廣川州伸です。
さきほど、黄昏散歩をしていたら、浮かびました。テレビには、もうData放送が完備されています。そこで、パズル小説の「keyword」が、データ放送から降りてくるとしたら、どうでしょう。
まず、長編ミステリー風パズル小説®そのものが、謎解きクロス®の部分を除いたとしても、優れた長編小説になっていること。それがあれば、一つの小説で、二度、楽しめる。本格推理小説というのは、そもそも、小説としての面白さに加えて、謎解きや暗号の解読という要素が入ることで、二度、おいしい展開でした。
まさに、パズル小説®の完成形は、そうなっている。それが理想の展開なのです。すると、同じように、ドラマを観る面白さささもに「犯人あて」の楽しさがでてきます。それが、データ放送の展開なのです。
テレビで「そして誰も死ななかった」を観る。それでは、あかされない謎解きを、データ放送を使って展開します。
同じような仕掛けは、リアルな場面でもできそうです。実際、上田の謎解きさんぽでは、京都でしたかったリアル現実が小説世界に反映する仕掛けを進めています。
単純なのですが、坂にある階段を数えて、15段ならA、17段ならB、19段ならCなどとしておき、実際に行って、階段を数えることで、ABCのヒントのどれを使うか、決まるしかけです。
この方法なら、リアルな街に「行ってみて、確かめる」という行為が、一つ、必要になってきます。
これは、けっこうARとしてICT技術わ活用しなくても、実際に遊びとしても楽しいと思っています。
数える。測るという行為。眺めるという行為が、ヒントになっているパターンです。
パズル小説の世界は、きっと新しい小説世界を構築しています。すでに。