AIは謎解きが好きか、嫌いか?

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パズルファンのみなさん、お元気ですか?

さっき、真夜中の散歩で考えました。チェス・将棋・囲碁と、人間の能力を超え始めたAI。ディープラーニングという手法で、人間の知恵が発見・蓄積されていく方法と同じパターンで、学習していくAI。

人間同様「なぜ」それが発見できたのかはブラックボックスではあるものの、ともかく、人間以上の学習能力をもって、どんどん思考の次元を高めていくAI。

そこで問題となるのが、あらかじめ答えがわかっている「謎解き」について、AIは興味を示すか、どうかという点。いや、そもそも興味関心というパターンは、AIにはないのかもしれない。あらゆる可能性を、一つずつ、つぶしていきながら、次回に思考するときには、これまでのパターンから、絶対にありえないものを外し、どんどん、可能性を捨てながら、本筋にせまっていく、AI。

で、謎解きという構造そのものは「論理」が支配しているので、きっとコンピュータは得意だろう。

ただ、謎解きに「興味を示すのか」ということや、「好きなのだろうか」という、定義のあいまいな感性の世界に入っていくときに、AIの果たす役割は何なのだろうか、という問いかけを、散歩しながら、続けていました。

AIが得意かどうか、ということも問題ですが、自分以外の、誰が興味を示すのかということも、大いに問題となっています。

たとえば、ベストセラーとロングセラーの関係。

小人数の人々しか興味を示さないので、売れることは売れるけれども、爆発的には売れない本。ただ、コンテンツとしては、ずっと通用するので、地味に、長く売れ続ける本。

そんな本のなかで、「謎解き」についての本は、ロングセラーでもあり、ベストセラーの可能性もあると、私は感じているのです。

「謎解きクロス入門」は、そういうロングセラー&ベストセラーになるべく、今、準備中なのであります。