謎解きクロス開発物語<1>商標登録

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謎解きクロスとは何か。まったく新しいペンシルパズルなので、解説が必要です。

これから少しずつ、謎解きクロスの歴史をご紹介するとともに、開発プロセスのトピックもご紹介しましょう。

今回は、商標登録について期しておきます。

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「謎解きクロス」の商標登録は、2014年の年頭に提出され、2014年7月に登録の手続きが終了しています。

すなわち、2013年の段階では、「謎解きクロス」というネーミングを使っている人は、だれも居なかったということです。

逆に、2016年の年始に出願された「謎解きカフェ」は、すでに一般のネーミングとして活用されていることを理由に、2016年7月に「拒絶理由」を受け、12月に、決定しました。

謎解きカフェの場合、「拒絶された」ことが何を意味するかというと、誰もが「謎解きカフェ」という名前を、たとえば「クロスワードパズル」のように、「ジグゾーパズル」のように、使ってもいいし、それによって特定の誰かさんに訴えられることはない、ということです。

この「使っていい」ということと「訴えられない」ということが重要。

私は、数万円と数日間を使って「謎解きカフェ」の商標登録ができるかどうか申請して確認したわけですが、その目的は、まさに「使っていい」「使っても訴えられない」ことを実現するためでした。

すなわち、私は、目的を達したのです。

それで、本サイトにも「謎解きカフェ」のコーナーができました。また私は、インターネットサイトで「謎解きカフェ」に関するいくつかのドメインを持っていますが、「謎解きカフ.com}とか「nazotokicafe.com」そして、たとえば沖縄でも独自に展開してほしいから「謎解きカフェ.okinawa」のドメインも登録してあります。

これらは、投資額とすれば、年間数万円にすぎませんが、すべて「自由に進めたいときに、進められる権利」がほしいからです。

せっかく、新しいことを始めようというときに、あちこち、誰かが利権を主張し、調整が必要になってくると、勢いがつきません。

「謎解きクロス」も、同様です。

今、謎解きクロス作家は、世界中で廣川州伸しかいません。しかし、たぶん東京オリンピックのころには、数人がチャレンジしています。

だって、100万人が、謎解きクロスを楽しみに待っている状況が生まれたら、問題を提示しつづける義務があるわけで、とても私一人で対応できる世界ではありません。

その状況で、「謎解きクロス」の名前を使わないでほしいと訴えられることは、もう絶対に、なくなりました。

もちろん、私は、誰かが「謎解きクロス」の名前を使ったときに、それでお金をいただこうとは思っていません。

ただ「あれは、廣川さんのコンセプトデザインだ」と、ちょっとだけ意識して、大切にしてほしいのです。

謎解きクロスは、私の子どもであり、宝物なのですから。

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