私には、新規事業専門のコンサルタントとして、30年のキャリアがあります。コンセプトデザインを開発し、クライアントが温存していた、まだ形になっていないシーズ&想い、そして概念そのものについて、文化や情熱までからめとったヒアリングを実施するとともに、一緒に、デザインしていきます。
その結果、クライアントのトップが「頭の中で、もやもやしていたもの」が形になり、デザインされる。すると、社員にも正しく、伝えることができるようになります。事業として、プロジェクトが進んでいきます。それがコンセプトデザインの主たる技法。
で、そんな私は、自分の開発したコンセプトを持ちません。なぜなら、それはすべてクライアントの頭の中にあったからです。私は、それを引き出して、他の人にもよくわかるようにデザインしただけ。ですから、すべての権利は、クライアント側にあります。そこで、勘違いするクライアントもおられました。すべて自分が開発したアイデアだと思ってしまうんです。すると「廣川さん、ありがとう。でも、ここから先は、こちらでやれますから」と、お払い箱になるわけです。その繰り返し、持続が、コンサルタントの綱渡り人生。
しかも、守秘義務契約がありますから、私は、「それを一緒に開発したのは私です」と本に書くことができません。それゆえ、クリエイターとしての廣川州伸は、謎だらけだったと思います。なぜ、あいつは、この重要な会議に出席しているのか。一体なぜ、必死にメモをとり、考え、そして提案してくるのか。その提案は、なぜ、A4で1枚しかないのか。
重要な打ち合わせに、社長がなぜ、廣川州伸を同席させているのか。そこが、謎なんです。いつも。
そんなとき、私はいつも「自分でコンセプトを開発し、自分で推進し、大成功した事例」が必要だと、常々、漢字てきたのです。それが、この「謎解きクロス」であり、それを使ったミステリー小説となる「パズル小説」なんですね。
私は、この世界から乖離して消滅するときに、謎解きクロスの創始者として、日本初のパズル小説家として、みなさんの記憶の片隅に生き続ける、それが人生の目標になっています。ですから、このGW10連休は、実は、お仕事も半分(ステキな本を一冊、書きます)あるのですが、松本城、伊豆下田、信州上田、下仁田の謎解きクロスの仕掛けを考え、パズル小説家として、カンヅメになるのです。
みなさんは、このGWは、何をして過ごされますか>