やっぱり、エレファントカシマシの「風と共に」は、素晴らしい。その歌詞も魅力的ですが、やっぱり宮本さんの人生をすべてかけた歌声に、強く惹かれるのだと思います。
宮本さんの歌声を聴くたびに、自分は、ちゃんと前を向いて生きているのかと自問する日々がありました。それは還暦を過ぎても変わりません。そして、もともと私は、小学生の頃から風の旅人でしたし、行先が決まっていることに、異常なほど反発していたようです。私にとって、行先は自由に決めたいし、たどりついた先にも、自由がなければいけないんです。
さて、最近感じていること。私が感じている不安の正体が、だんだん、みえてきました。もし、謎解きクロスが「実は陳腐な発明であり、日本中に、求めていた人が1%しかいなかったら、どうするか」という問題です。、
いけるのか、いけないのか。不安に襲われます。、でも、ここで経験則がでてきます。これまで、何度も、誰も歩かない道を歩いてきました。そして、どうしたら、少し成功して、どうしたら、まったく成功しないかということも、ある程度、わかってきたのです。
だから、私は、自分の信じる道、すなわち「きっと謎解きクロスを求めている人は、1割いる」という信念に基づいて、その進化を図るほかないのです。まだ、私の行先は「自由」です。パズル小説まで歩いてきましたが、ここから先も、自由に決めて進みます。その結果、1%の人にも受け入れられないとしたら、市場がなかったことになります。
でも、市場がなかったとしても、私は、この道を進むしかありません。50歳のときに「週末作家」となり、ミステリーウォークのプロデューサーをしながら、新しい何かを作りだすことを夢見てきました。これで失敗したら、それだけの人生だつたという結末になります。
だから、できることは、すべてやりましょう。