有栖川有栖さんが「本格ミステリ作家クラブ」を設立したのは20年前のこと。本格ミステリとは何かを議論し、本格ミステリ小説の文学賞を設けて、出版業界のポジショニングを確立するため。その有栖川有栖さんに、私は「パズル小説®」を送り、また「大人のための寓話50選」という近著も謹呈させていただきました。その御礼のハガキには「こういう、憂鬱な時期に、いい楽しみになる」と、喜んでいただいたことから、昨日のコピペとなったのです。
これからの私の課題は、まだ廣川州伸しか書いている作家がいないパズル小説®の世界を、多くの作家が集まって、地域活性のために、いろいろな仕掛けを考え、全国でパズル小説の配布が行われるようにすること。たぶん、これには10年くらいかかります。私のライフワークになりますが、このような「創始者」になることが夢であった私にとって、素晴らしい結果を生み出してくれるものと信じています。
その途中で、優れたパズル小説®が生まれて、たぶん「そして誰も死ななかった」が、そのエポックメイキングの作品になると思うのですが、パズル小説®作家は、本格ミステリ作家クラブの正会員になっていることでしょう。
楽しみです。