新コロナウィルスで、私が最も想定外であったことは、世界中が、ほぼ同時に、シンクロして大失態を犯していたことです。アメリカは食い止められると思っていました。あるいはドイツも、イギリスも。あるいは島国のオーストラリアも。
新型コロナウィルスは、武漢が封鎖された段階で「敵の姿」が見えていれば、きっと世界の対応は違ったのでしょう。しかし、大きな国は、どこも想定していなかった事態に、政府の大作が追いつきません。
韓国や台湾は(北朝鮮がどうなったのかはわからないのですが)封じ込めに成功したようですが、第二波、第三波がきたときに、経済的には大丈夫なのかという課題が残されています。
コロナショックは、特別の国の話ではなかったのです。その結果、今、78億人の人類が、これまで足りなかった「何か」が必要であり、それが確立できなければ、別の何かに見舞われたときに、人類は崩壊すると気が付きました。
これからが正念場なんですが、日本にいる私も、その大きな変化の時代を前にして、ちょっとばかり、方向を見失っています。というのも「パズル小説®どころじゃないだろう」と考えている人が、少なからずいるからです。
でも、科学的な知恵をもって、世界のリーダーが、このまま大失態を続けるとは思えません。ある程度、こらえたら、必ず陽はのぼってきます。そのときに、自分が「何者であるか」が、今の段階で、問われているのです。
それゆえ、私は、人生の原点と、パズル小説®の原点を、クロスさせて考えよ絵としています。
それが、本コラムの動機なんです。