ただ、ひたすらに仕事する

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日本初のパズル小説®作家の廣川州伸です。昨日、東京に雨が降りましたが、日曜日は、曇から晴れに。そう、エリカシの「風と共に」で「曇りのち晴れ」というあたりでしょうか。きっと、今日の夕焼けはきれいでしょう。

残念ながら、私は宿題で忙しく、とても散歩に出ているゆとりはありません。今、必死に「無駄なこと」をしておくことが、脱コロナ時代に生きると信じて、私は今、英語の論文と取り組んでいます。

もちろん、英語で論文を書く実力などないのですが、財団から仕事をいただき、アジアの研究者に女性をする、その許諾を審査する仕事で、英文と取り組んでいるのです。読んでも、よくわからないので、翻訳ソフトを活用しながら、まるで謎解きをするように論旨をおいかけていきます。

ただ、その前に「紙の論文」(しかも超長文で、翻訳ソフトにかけるために打ち直すだけで3日間くらいかかってます)と格闘しなければなりません。こういう仕事、てきとうに流しても、何とかごまかせるのでしょうが、私の人生で、このような場面での手抜きはありえません。

思い起こせば、人一倍、手抜きをしないで、よけいなことまで、こだわって仕事をしてきました。結果論でいえば、そうとう、ムダなことを繰り返してきました。もっと効率よく、手抜きをしていれば、稼ぎは3倍くらいになったし、海外旅行も、たくさんいけたはず。

でも、私の人生は、そういうところでは、進んでこなかった。気分の問題とともに、その苦労は、いつか必ず、自分が作家として大成したときに役立つという、なんだか甘ちゃんの希望、ポリシィのようなものがあったのです。こんなに頑張って、無駄なことにも、積極的に取り組んでいるのだから、きっと大成する。

大器晩成なんだと、いいきかせているうちに、還暦をすぎてしまったわけですが、高齢者の仲間入りをする一歩前で、やっと「パズル小説®作家」になれました。そして、その作家は、残念ながら、ぼろもうけをする類の作家ではありません。ピカソではなく、ひょっとしたらゴッホの、うまくいけばセザンヌあたりの作家に近いと思います。

ただ一つ、コロナがあろうがなかろうが、私にとっての生きる姿勢は、そんなに変わりませんでした。脱コロナ時代の三種の神器である「編み物」「読書」「パズル」では、決して手を抜かないという、私の人生。他人からみたら、仕事でも血を抜かず、遊びにも手を抜かないなんて、時間がいくらあっても足りないな、となることでしょう。

だから、子供のころから、私はいつも時間に追われていたのです。

でも、おそらく、謎解きクロス®とパズル小説®が無事に離陸してブレイクできたら、きっと、みんな驚くはず。「え? こんなにたくさんの作品を書いていたの}と。どうして、なかなかヒットしなかったのか、不思議に思うはず。

そう、NHK朝ドラで、天才作曲家さんがコロンビアレコードで、何度も何度もNGにされたように。その後、何全という曲を作曲したのに、最初は2年間、まったく採用されなかったように。

さあ、英語の宿題に戻りましょう。

2020年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster