空模様のはっきりしない東京の週末。新型コロナ禍の行方もわからなくなってきたことも、なんだかもやもやがある本日。
でも、ようやく実感しつつあります。ミステリーウォーク、謎解きクロス、そしてパズル小説と、私は廣川州伸の「背化むを、確実に、想像しつつあるということを。
おそらく、中学生のころから作家になりたいと真剣に考え始め、高校生のときには「一つの世界を作りたい」と考えていました。そのために何をしたらいいのか。私のとれた道は、本当に、遠い道でした。
芥川賞や直木賞、文芸賞や群像新人賞などをとることで、自分の世界を構築できると信じていた私は、20代に、たくさんの駄作を書き、いろいろな公募に応じましたが、たぶん20回くらい「落選」した結果、ビジネス人となりました。
ビジネス作家の道を模索し、コンセプトデザインというジャンルを創設し、50歳のとき「週末作家入門」で、遅れてきた作家としてデビュー。夢でもあった講談社から新書を出すことも実現したわけですが、まだ、世界はなかった。
これが廣川州伸の世界だと、誰もが認める作品を、世に出していませんでした。それでパズル小説を創設したときには「これだ」と、震えたものです。
そして今、CAMPFIREのCommunityというプラットフォームを活用させていただきながら、世界の構築に入っています。
先日、一般財団法人地域活性機構の理事会で、「バーチャルミュージアム」の創造というプロジェクトを知りました。そのとき、わかりました。私は、謎解きクロスを通して、パズル小説ミュージアムを作ればいいのだと。
その具体的な内容については、週末に、よく考えてみますが、誰も踏み込んだことのない世界が、そのミュージアムには、展開されているはず。
まさに「廣川州伸ワールド」のミュージアムとなっていることでしょう。