謎解きクロスが世に出て5年。豊富なミステリーウォークの実績を背景に、2019年2月5日、「パズル小説」の商標を登録申請しました。それから13か月後、滑り込みセーフという形で、「パズル小説」の商標登録が認められました。今、これからの広報戦略を練っているところですが、はっとしたことがあります。実は、今もって「パズル小説」でGoogle検索をすると、作家の山田さんが書いた「パズル」という題名の小説が、一番にヒットするのです。
私は、山田さんの才能に敬意を払いつつ、「いやいや、そりはパズルという題名の小説であって、パズル小説ではありません」と反論しています。商標が登録されるかどうかも、パズルという題名の小説が有名な異常、パズル小説という言葉も、安易に創作できるだろう、などと「拒絶理由」がきたときに備えて、準備はしてきました。意味がまったく異なっていると。
それでも、まだまだ「パズル小説」という単語は「パズルという題名の小説」ととられてしまい、少なくともGoogle検索では、「パズル」が筆頭になってしまうのです。その現実を、どう変えていくのか。それが大きな広報上の課題に感じられていました。
そこで今夜から、ことあるたびに「パズル小説」という言葉を、定時していきたいと思います。実際に、松本城でも、伊豆下田でも、下仁田町でも、同道と「パズル小説」という単語が登場し、ポスターまでできているのですから、そろそろ正式な「パズル小説®」が、Google検索でも第一位にきてしかるべき。という思いで、毎日、うちこちで「パズル小説®」を語り続けることとしました。
また、これは実現はしない確率が9割ほどかと残念な予想をしているのですが、パズル小説という新ジャンルを日本推理作家協会でも「公認」としていただこうと考えています。これは大それた発送ですが、まったく勝算がないわけではありません。いずれ、そのことを書きます。