今、大吉くじの制作を進めているが、ときどき疲れてしまう。こころの中で、本当に、どこかで役立つ日がくるのか、などと弱気にもなる。
そんなときは、大吉くじをひいて、輝いている人の顔を思い出す。「うさんくさい」という顔は、忘れる。ひたすら、楽しんでくれている人の顔だけを、思い浮かべる。
それでも、今現在、私の事務所には3000札ものプレミアム大吉くじが保管されている。在庫がないとAmazonでは販売できないので、試行錯誤を5000札繰り返し、2000札はサンプルとして配布したので、残っているものとなる。
投資額は、約100万円。コンサルタントとしてのタイムチャージは、約1500万円。このまま、また急性大動脈解離が再発して入院したら、すべてが泡となる。
人間、弱いもので、努力をしていると「報われる」ような気がしてくる。そして、努力が報われていない現実を前にすると、不条理だと考えてしまう。
でも、すべては、自分の甘い見通し。これでアウトなら、投資額は、どうでもいいのです。ただ、ひたすら、大吉くじの可能性を信じて制作していた経験は、私をわくわくさせ、心を浄化してくれた。それでいい。それでいい。
私は、凶、これから1400札を折る。昨日は、真夜中の3時まで作り続けた。ちょっと、疲れてしまったが、まだ止めるわけにはいかない。身体が壊れないように、注意しながら、制作する。
だって、こんなバカなこと、世界のどこを探しても、廣川州伸しかやっていないのだから。世界になかったものをつくり出し、世に出すということは、そういうことなんだから。