謎解きクロス開発物語<4>

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みなさん、お元気ですか?

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謎解きクロスが、ミステリーウォークの「謎」になり、けっこう一般のみなさんに受け入れてもらえるということは、実際の現場で、やつてみて実感できました。

ただ、2015年までの段階では、ミステリーが好きで、謎解きが好きなみなさんには「とても受ける」ということがわかっていても、一般のみなさんが、これから謎解きクロスのファンになつてくれるのか、自信はまったくありませんでした。

正直な話、謎解きクロスが、ミステリーウォークを離れても成立する、すなわち「本になる」ことの確信がもてちのは、2015年に、朝日新聞社のOさんから

「この謎解きクロスを、夏目漱石の こころ を使ってできませんか?」

と指摘され、1年以上、つらつらとチャレンジしたあげく、2016年の12月、歩きながら考えているときに「あ、そうか」と、突然、ふってほいたように理解したことによります。

私は、謎解きクロスが「言葉のジグゾーパズル」ということを、突然に思いつきました。それがわかってしまうと、謎解きクロスの新しい可能性がみえてきました。すなわち、「記号」はなくして、言葉をゴシックにして本文と区別させ、それを、謎解きクロスのフレームに「平仮名」ないし「片仮名」で、はめこんでいくゲームだったのです。

そして、ジクゾーパズルに、一定数のファンがいるように、この謎解きクロスを、言葉の破片を埋めていって、一つの世界を構築し、クロスワードパズルを解くというプロセスにも、絶対に、面白い、楽しい、わくわくする人がいるに違いないと、確信したのです。

すると、これも突然なのですが、夏目漱石の「こころ」も、2015年には謎解きクロスの問題にすることはできなかったのですが、言葉のジグゾーパズルとしてとらえれば、ちょっとした工夫をすれば、できることに気づいたのです。

そうして、進めた結果、黄金の「謎解きクロス」のパターンが完成しました。

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そして今、この黄金のパターンをもって、新たな展開を模索しています。

 

 

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