地球には今、だいたい80億人のひとがいきて生活しているわけですが、その一人ひとりが、別の人生を持ち、別の世界をみているようです。私の考えている、感じている世界とは、どうも、そのような構造になっています。
これは、本当にすごいことで、私が見ている世界を、他の80億人が、それぞれ別の視点から観て、感じて、リアクションをとっている。そう考えただけでも、この世界の凄さ、人知を超えた宇宙の構造の凄さを感じます。
そんななかで、私の視点では、「できることとできないこと」が、明確になってきました。なれることと、なれないことも。その認識があるから、出逢う人のすべてに興味があり、尊重することができるのです。
ただ、ここで多様性のすべてを認めてしまうと、それは「違う」ということになります。だった、他人の考え方は「存在そのものは認め」としても「それに同意する」「共感するか」は、別問題だから。
社会には、「殺人鬼」もいるし「いじめっ子」もたくさんいます。新型コロナウィルスと戦ってくれる医療機関の人もいれば、彼らを差別してしまう人もいます。そう考える、差別をする気持ちは認めるとしても、少なくとも自分は、そんなことは絶対にしたくありませんし、してほしくないのです。
そこで重要なことは「逃げる」ということ。男らしいとか女らしいとかいう基準で、がちがちに考えるのではなく、動物は「危険を察知して逃げる」ことがなければ、食べられてしまう。だから、逃げることが大事なんです。
そしても大切なことがもう一つ。世界が、どんな上記用でも、それと向き合う自分が、この世界をどうみているかが、人生においては、とっても大切だと思うのです。悪い面もたくさんあり、逃げ出したいときもたくさんあるけれど、たとえば自分のできることとして「謎解きクロス®」を創造し、みんなに楽しんでもらうための「パズル小説®」を書き溜めるという、この一点が、私がこの世界に生きていることの「証」となっているのです。
私は、還暦をすぎてから、自分が何者で、世界をどのように見たらいいのか、それを確立できた気がしています。100年前に生まれていたら「遅すぎ」たのでしょうが、人生120年時代なら、まだ「折り返したばかり」なので、じっくりと、この世界を自分なりによく見て、その魅力を語るバズル小説®を、100作くらいは創造したいなぁと思っています。