宇宙論の話。
ネットで、最新の宇宙に置かれた望遠鏡で観測したら、宇宙誕生時にビッグバンが起きたという宇宙論と矛盾する銀河が多数みつかったというビデオを観てしまった。ここ数年の観測成果になる。興奮した。
ビッグバンは、ついつい採用したくなるコンセプトだが、どこか違和感があった。だが、ビッグバン理論の代わりにプラズマ宇宙論を採用しても、違和感は消えない。
宇宙は、量子もつれによって、一つにまとまっている。10次元の構造から、4次元だけが「観測」できる領域だが、隠されている6次元の構造によって、量子もつれも起きるし、4次元で空間が歪んでいる現宇宙が観測される。
4次元&歪んだ構造のなかでは光速には上限があるが、量子レベルでは、残りの6次元構造の作用で、宇宙全体が「統一された理論」に従う。
その理論とは、1次元の行列になるので、大変複雑。ほんのささいなことを計算して4次元時空に落とし込むだけで、スーパーコンピュータを使わないと解が得られない。
もちろん、量子コンピュータが実現しても、10次元の行列を解くのは、かんたんな現実の記述でも数時間かかるのではないだろうか。
ただ、現実は記述できなくても、理論的な構造は想像できるので、近似値として10次元を4次元におとしこんで、新しい宇宙論を導くことができるだろう。
その結果、ビッグバン理論では説明のできない遠い銀河の存在も、説明できるようになるはず。
たぶん、あと30年もあれば、量子コンピュータを連ねれば、10次元の行列方程式を解く超量子AIが生まれるだろう。
残念ながら、それまでは、私は生きていない。来年だって、ちょっと心配なくらいだけれど、科学の未来を想像しながら、今を生きていられることのほうが、実際の「解答」を目にするよりも、重要だとわかっている。
小学6年生のとき、わくわくして読んだビッグバン理論や、アインシュタインの一般相対性理論の本(だいたいブルーバックス)を、50年経って、じっくりと漁りなおそうと思っている。
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