この世界は、三次元空間と時間のほかに、六次元の「何か」で成立している。しかし、区次元の世界を記述できる「数学」は、今のところ、行列式しか存在しない。
この行列式を解くには、量子コンピュータが必要となる。
だが、やみくもに量子コンピュータを回しても、区次元方程式の「解」が出てくるかというと、そう簡単でもないはず。
そこで「集中」して、次元の「特性」から攻めていくことが必要となる。たとえば六次元で「距離」をあらわすには、どんな方程式がいいのか、というように、しぼっていく。
そして、絞った世界で、量子コンピュータを使ってAIを動かす。宇宙の謎が、区次元の世界の方程式が解けない憂鬱から解放されたい。
わくわく。わくわく。どきどき。
あと10年くらい生きて、もうちょっとでいいから、宇宙の謎解きを眺めていたいなあ。
がんばれ、AI。
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