新天地に向かいます

いよいよ、始まります。

謎解きクロスによるミステリーウォークは、とっても、とってもアナログの世界でした。だって、作者の私が、典型的なアナログ人間だから。デジタルの恩恵は享受しながら、いつもいつも、アナログ的な感性で生きてきました。

世界は、謎でみちている。謎解きは、文脈を発見すること。その文脈こそ、アナログ人間の神髄なのです。このホームページをみて、トップページに文章があるだけで「あ、このサイトは、ダメですね。今の若い人は、誰も文章を横ませんから。せめてツイッターの文字数にしてくれなければ。できれば、難しい内容は、ビデオで説明してください」という貴重なアドバイスをもらったりします。

でも、私は、そんな世界に生きているわけではありません。文章が好きな人、クロスワードパズルが好きな人、文脈を読み取るのが好きな人、簡単にわかる、直観だけで生きているAIのような人ではなく(みなさん、あまり知らないのですがAIは、論理的な推論が苦手で、統計的な推論にたよっているのですが)ちゃんと、ものごとの裏にある「謎」を解明したい衝動にかられる人を、ターム゜っとにしています。

本なんて、読まないという人は、そもそも、クロスワードパズルはしないでしょう。ミステリー小説が長手な人に、いくらアガサクリスティの素晴らしさを説いても、「何のこっちゃ」ということになります。

謎解きクロスによる街歩きも、そもそも「ひらがな」を知らない人には「南のこっちゃ」でした、パンフレットの案内を読みたくない人には、無縁な世界なのです。

それは、それで仕方のないこと。私は、すべての人に、謎解きクロスを楽しんでほしいとは思っていません。かついっても別に資格が必要なわけでもありません。ふつうに、日本語の本を読んで、楽しいなぁと思う人が、母集団。だから、ときどき「あ、本は要りません。パズルだけ、つくって」ということもありますが、それは、私の仕事ではありません。

世界は、いろいろな謎でできています。その謎を知るために、たとえばドラマとか映画とかを観る。それはそれで、貴重な体験です。でも、私がターゲットにしてきたのは、「本を読む人々」だったのです。

ところが。本当に、ところが、なのです。

最近、ステキな出逢いがありました。それはAR(拡張現実)との出逢いになります。

謎解きクロスと、ARが融合する可能性がでてきました。これは、スゴイことです。世界が、変わります。街歩きの形が、変わります。私のしてきたミステリーウォークの仕掛けが、大きく変わるチャンスがきています。とともに、実は、私の描く謎解きクロスのミステリー勝勢も、いよいよ、現実社会とコラボした、誰も書かなかった世界に進み始めていることになります。

スゴイ。だって、私の描いた謎解きクロスのミステリー小説を持って街を歩くと、スマホに、さまざまなヒントが、画像や文章や動画、アニメなどで提示されるのですから。

そのことについては、もう少ししたら、しっかり書きましょう。

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謎解きカフェの歴史が始まる

赤羽のイタリアン「コロンビーノ」で、2018年2月から、「謎解きカフェ」のトライアルがスタートしました。店内に、A4版の「謎解きクロス」問題を掲示。そこに気づいて、ラッキー&ハッピーなキーワードをレジで知らせると、次回にハッピーなプチ・デザートが食べられる券がもらえるという、全国初の試みです。

2月は、1名の参加。3月で計4名と増えて喜んでいました。その段階で、埼玉県深谷市から、ミステリーツアーをスタートしたときの功労者で深谷商工会議所プロデューサーの、渋沢さん、もとい村岡さんが応援にかけつけてくれ、川上店長も、大いに励まされたとのこと。

そう、この写真で、向かって左が生パスタを自在に扱う店長。向かって右の、なんだかシェフのようにみえる人が、深谷でミステリーツアー伝説をつくった村岡さん。

さて、4月に入って、昨夜の情報。なんと謎解きをして解答を伝えた片が、20名を超えたそうです。おそらく、半数以上の方が、リピーターとして、また来店され、新しい謎(今週の謎)を解き、プチデザートのサービスを受けて、固定ファンになることでしょう。

この10名。多いとみるか、少ないとみるのか。

何もしなければ、10名の固定客は生まれませんでした。今後、この10名が、50名になったら、コロンビーノは「謎解きカフェ」として成功しているといえるでしょう。

それが、いつのことか。私は、この秋に50名越えを達成するとみています。また、成果を報告させていただきます。

深谷でも、謎解きカフェが始まります!!!

 

全国へ、夢は広がる

謎解きクロスの全国展開、地道に進めています。

あまりにも地道過ぎて、周りの人には、私が何わしているのか、なかなか、理解できないかもしれません。たとえば、今年、北海道に2回行き、延べ1週間、滞在しています。これから、長野にも行きます。とともに、赤羽や渋谷を、せっせと歩いているのです。

この「歩く」ということが、謎解きクロスの原点です。

GWは、通常は外出せずに原稿書きで終わるのですが、今年は福岡に飛びます。その成果は、たぶん秋にでてくるでしょう。

みなさん、お楽しみに!

 

春から、桜、咲いてます

謎解きクロスファンのみなさん、こんにちは。

東京は、桜の開花と小雪が舞う、不思議な美しさにつつまれています。春なんですね。そして、春は、何か新しいことが始まる季節でもあります。

4月以降、これまで10年間、進めてきたミステリーウォークにも、新展開が待っています。この春に企画打ち合わせをしていくコンテンツが、秋には、みなさんの目にふれることでしょう。

とりあえず、3つの話題があります。

ひとつは、JR赤羽駅東口のイタリアン「コロンビーノ」で、店内に謎解きクロスを掲示する実証実験が始まったこと。すでに「何の広告もしないで4名」の方が、謎解きをしてくれました。さらに拡大基調にあるので、今後が楽しみです。

その店内で謎解きクロス(謎解きカフェ)展開は、4月以降、ミステリーツアー発祥の地である埼玉県深谷に波及していきます。その深谷では今、「FMふっかちゃん」を使った、商店街活性化の「謎解き」の企画を準備しています。

ラジオでヒントがでてくる展開。

リアルな街と、ラジオが融合して、街はミステリーの舞台になる。これは40年前から企画していたことですが、ようやく、実現することになります。

最後のニュース。昨年の9月、苫小牧で全国屋台村連協議会で、謎解きクロスの屋台村展開についてプレゼンさせていただきました。その後、東北の屋台村は「冬バージョン」に入り、動きはありませんでしたが、その春。

「イベントで、謎解きクロスを活用したい」

との連絡を、会長からいただきました。地域の活性化は時間がかかるのです。一年や二年で、成就することのほうが珍しい。八戸の「みろく横丁」での試みは、必ずや、全国に波及することでしょう。

沖縄へも、また、謎解きクロスによるミステリーウォークを実現すべく、旅立ちます。

この春。

みなさんは、何を始めますか?

 

 

 

新たな市場を求めて

謎解きクロスは今、次元を上げようとしています。

詳細は、確定してから公表することになります。万一のことを考えて、ここでは「希望」について、書いておきます。

謎解きクロスという名前で進めているサービスは、すべて著作物であり、権利ビジネスでいうと著作権法で守られています。

すなわち、謎解きクロスというゲーム自体が著作物にあたり、たとえば7×7、ないし9×9で展開するエッセイやミステリー小説を、その構造を真似て他人が作ることはできますが、そのときに、まったく同じフレームを活用するのであれば、著者である私の許可が必要になります。

ただ私は、謎解きクロスが、どんどん普及していくことを望んでいますので、他者が、同じフレームを使ってエッセイや小説を創作しても、訴えたりするつもりはありません。もちろん、お金をいただくことも、するつもりはないのです。

でも、ひとこと断っていただきたいし、それが「商業的な行為」であるならば、著作権使用料として、利益がある場合にはサムマネーをいただくことは、しようと思っています。

たぶん、地域活性化など公の仕事の場合は、無償で提供することになります。広告や観光パンフレットでも、それが公的なものであれば大歓迎で、無償で使っていただくことになります。純粋に、民間利用で、企業のために活用してくれる場合、利益の一部をいただくことで、他の、公的な目的で利用するみなさんを支えることにつながります。

そんなことを考えて、今、出版企画とアプリ創作の企画を進めています。謎解きクロスは、これから、いろいろな露出をしていきます。そのなかには、玩具やゲームという世界も入ることになります。その準備は、2月中旬までに終わるでしょう。

そうしたら、ここにアップします。しばし、お待ちください。

 

竹早高校同窓会「篁会」にて謎解きクロス

昨夜、篁会理事会後の「新年会」に出席しました。こういうときこそ、謎解きクロスを普及させるチャンスとみて、「2018年元旦謎解きクロス事始め」の問題を持参しました。

そこで、高橋理事から「竹早高校の同窓生、みんなに支援してもらおうよ。これ、面白いから」という言葉をいただきました。また、吉田理事からは「昨年に引き続き、今年も篁会会報に謎解きクロスの原稿を寄稿してもらいました。これがまた、面白い!」として、何と謎解きの部分だけではなく、文章も引用して、もりあがってくれました。

また、姫野理事からも「たいへんよくできている」と、お褒めの言葉とともにメールで「正解」を送っていただきました。ヒントがなくても、謎解きクロス9×9ができるということ、大変刺激的な結果で、うれしく思いました。

ますます、謎解きクロスの可能性を感じて、勇気がでた私です。

ひょっとしたら、謎解きクロスは、日本人の数%のファンができるのではなく、たとえばミステリー小説のファンが1~2割いるように、10%の壁ほ超えて、普及することになるかもしれません。

たとえばクロスワードパズルが、新聞の日曜版で展開されているように、2020年には、いくつかのマス媒体(それも紙媒体)で、謎解きクロスの問題が登場していることでしょう。

その流れで、もうひとつ、うれしい提案をいただきました。それは、神田神保町で開かれるブックフェアに、謎解きクロスを出してみないかという提案で、昨年の篁会会報の編集長だった大貫理事から提案していただきました。

資本金のない私ですが、金儲けは苦手でも、人儲けは得意のようです。こうして支援してくださる仲間がでてくると、いよいよ、ブレイクは本物。

新たな展開が楽しみです。

謎解きクロスは「脳」を活性化する?

昨日、IDP出版に、新年のご挨拶で伺いました。和泉社長は、ご多忙のなか、1時間、私のドリームに付き合ってくれました。感謝いたします。

謎解きクロスの雑誌デビューは、竹早高校同窓会会報誌「篁会」で実現しました。これから、ぽつりぽつりと増えていき、2020年には英語バージョンも登場するなど、ひろく普及していると思います。

ただ、まだほとんど知らない状態で、謎解きクロスを評価してトライアルしてくれるアントレプレナー精神、チャレンジ精神のある方は少ないので、「これ、どうなんだろう」となるのがふつう。

もちろん。IDP出版はアグレッシブな出版社ですから、リスクについて真剣に悩みつつも、私のドリームを聞き、何とか実現する方向性を探ってくれました。

今年、脳を活性化する本として、謎解きクロス5×5の本から、スタートすると思います。いい形で「最初の出版」が成立するといいなあ。

そして、その普及とともに「廣川州伸の本」も、ふたたび脚光を浴びることになり、「なぜ、ヒツジが空を翔べたのか」も、ロングセラーとして、売れ始めることになるはずです。

出版は、大不況が続いています。でも、新しい風を受けながら、これまで培った編集魂を活かす道は、必ずあると思っています。本が好きなみなさん、パズルが好きなみなさん、こけからもよろしくお願いします。

まわり道が好きな理由

謎解きクロスは、理由を求めるゲームです。

なぜ、7文字がゴシックなのか。なぜ、その言葉が真犯人(といってもステキな人なのですが)になるのか。すべて理由を探して、進んでいきます。そのため、ときには「まわり道」をすることもあります。

思えば私は、大学を卒業して社会人としてマーケティングの道に入ったとき、研修で「まわり道をしなさい」と、部長から教わりました。通勤時間は、人生のなかでも膨大な時間。

仮に片道1時間として往復2時間。その繰り返しを20年も続けた人と、通勤時間のうちの帰りの1時間、毎日、行きとは別の道で「まわり道」をして帰った人と、どれだけ実力の差がでるか。

街で起きていることは、現場に行かなければわかりません。現場の空気を、一日1時間、いろいろ嗅ぎまわって帰ることが、マーケティングを仕事にする者の使命なのだと、教わったのです。

新しい店ができたら、入ってみる。入ってみるだけではなく、体験してみる。そのために、給料が稼げる人になろう!

私は、週末に副業をする代わりに、週末に作家として文章を書く人生を選びました。その集大成が、50才のときに書かせていただいた「週末作家入門」でした。それから12年。

ようやく、廣川州伸が生み出した仕掛け、新しいペンシルパズルと、誰もみたことがなかった作風、スタイルをもつパズルミステリーの世界を創造することができたのです。

思えばその間、ずっと、ずっと、まわり道しかしてこなかった気がします。行きと帰りで、違う道を歩くと、行きの2倍の時間がかかります。すべてがまわり道になります。

その考えは、でも、ストレートに「最短距離」で駆け抜ける人々には、無駄な人生に思えたことでしょう。

でも、まわり道が無駄でないことは、いろいろな作家が、プロが、照明しています。とくに歩くことの効用は、はかりしれません。それは歩きながら「なぜ」の答えが、ヒントが、みつかることがあるからです。そんなことを考えながら、今日もまわり道をしました。

人生の謎を解くことはできないのか

平日に、お仕事中に、ちょっと失礼します。

こんなことを、考えてしまったのも、昨年がAI元年といわれ、今年が謎解きクロス元年と位置付けているからです。地域活性化を謎解きで実現しようという試みから生まれた「謎解きクロス」ですが、いずれAIでも「謎解きクロス5×5」の問題を作成できるようになるだろうし、「謎解きクロス7×7」までなら、AIでもできそうです。

もちろん、AIの書いた恋愛小説ではらはらしたりどきどきしたりはしにくいように、エッセイに近い「謎解きクロス9×9」は、AIがうまくつくるのは大変でしょう。

この論法は、人生の謎解きにも、あてはまります。