酷評の向こうに見えるものに、感謝(1)

日本初の、謎解きクロス入門書「パズル小説」が、Amazonのオンデマンド書籍で販売され(定価1188円)買ってくださった人の「書評」が、アップされています。いい評価もあれば(これは知人と思います。感謝です)悪い評価もあります。

日本初の、新しい試みなので、うまくフィットしなかった人には「なんじゃ、これ」となると思います。たとえば、最近アップしてくださった、お二人の評価。せっかく買っていただいたので、酷評のまま、勝手にコピペさせていただきます。

謎解きとしての要素が全く無い、しかもクロスワードパズルとうたっているものの、マス目が左右上下対象に作られているため、(ヒント)ワードを入れる解が複数種類存在する、最後まで解いても間違いかもしれない、という非常に悪いデザインの内容でした。 謎解きの過程では、間違った前提条件で解き進める事もありますが、必ず途中で不整合が起こりどこに立ち戻れば良いか考えるのも楽しみの一つですが、この本のパズルにはその要素は全くありません。 ヒマで、単に90度回してもう一度解くのが苦にならない方や、どの前提条件が違ったのか考える事を醍醐味と感じない方にはフィットするかもしれません。

2019年8月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説は、なぜ、全国に普及するのか

謎解きクロスは、まだ、メジャーの入り口に立って、時期を待っています。その時期とは、誰か特別な人が「大ファン」になってくれることです。

特別な人とは、影響力のある大人。たとえば、渋谷で謎解きクロスをしてもらったときに、渋谷ラジオではヒントを掲示してくれるとともに、ラジオにも2回、出演させてくれました。その結果、何が起きたのか。福山雅治さんともファウンダー仲間の地域プロデューサーの佐藤勝さんが、「面白いじゃん」といってくれたことで、渋谷のラジオに置いてあるミステリー小冊子が、どんどん、配布されていったのです。

私の勝手な計算によると、500部は、渋谷ラジオから配布されていきました。正規のルートは、渋谷ストリームの2F案内コーナーと渋谷ヒカリエ11階の渋谷再開発紹介コーナー、2階の総合案内所とかなかったのですが、500部の上乗せは、とてもありがたかったです。

さて、本題。なぜ私は、謎解きクロスが、これから全国に波及すると信じているのか。それは、古布なファンが、少しずつ、増えていることを実感しているからです。

本日は、ここまでしか打てませんでした。でも、気持ちはお伝えできたと思います。

2019年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

なぜ、謎解きが必要なの?

世の中には、今、「答」がたくさんある。どんな疑問を抱いても、ネットで調べれば「答」がでてくると思い込んでいる、私たち。でも、それはデジタルなサイバー空間の出来事なんです。リアルな世界では、そう簡単に、「答」なんてみつかりません。だから、いつも謎を幹事、わくわくし、そして謎解きを試みるのです。

伊豆下田のカフェも、謎でみちています

そこで、重要なことを、伝えておきます。

データは、いつもそこにある。しかし「答」は、どこにもない。それがリアルな人生のパラダイムとなっている。

だから、私たちは謎解きをする。リアルな人生で、謎解きをするために、パズル小説で、謎解きのマインドを育んでいるのです。私たちが謎解きが大好きなのは、「答」が、すぐにみつかるネットの世界、サイバー空間、AIの世界が、本当は「違うかもしれない」と気づいているから。だってリアルな人生では、いつも「答」がみつからないから。しかも、「答」がみつからないまま、人生の時間は、進んでいくことになります。

生きている間は、誰も「時間」を泊めることはできない。だから、一つひとつの出来事には「謎」があり、苦労すること、考えることで、その謎は形を変える。

2019年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

江戸川乱歩「怪人二十面相」のパズル小説化、大丈夫です!

みなさん、ちょっとうれしいお報せです。

深谷宿の若女将。別に彼女がお報せしてくれているわけではありません。

数年前、2016年に「50年」の著作権が切れて、青空文庫に収録された江戸川乱歩の「怪人二十面相」。そこで謎解きクロスを使ってパズル小説化する試みを進め、ユーチューブで流す試みを模索してきました。

そのなかで、2018年12月30日に、TPPの影響でアメリカ並みに日本でも「死後50年」で消滅する著作権が「死後70年」に延長されてしまいました。そこで、1968年に亡くなられた江戸川乱歩の作品は、大丈夫かという懸念がでてきました。

著作権が「50年」のときに活用した作品であっても、後出しジャンケンのごとく「あ、著作権法違反だ」と指摘されるリスクがでてきます。青空文庫には、まだ「著作権の切れた作家」として江戸川乱歩が掲示され、私がパズル小説化しようとしている「怪人二十面相」のテキストデータも公開されていますが、大丈夫なのか、というご指摘です。

著作権が「50年」のときに活用した作品であっても、後出しジャンケンのごとく「あ、著作権法違反だ」と指摘されるリスクがでてきます。青空文庫には、まだ「著作権の切れた作家」として江戸川乱歩が掲示され、私がパズル小説化しようとしている「怪人二十面相」のテキストデータも公開されていますが、大丈夫なのか、というご指摘です。

それについては、文化庁のサイトに、こう書いてあります。

問4 既に保護期間が切れている著作物等の保護期間はどのようになりますか。 (答) 著作権法においては,一度保護が切れた著作物等については,その保護を後になって復活させるという措置は採らないという原則があるため,改正法の施行日である平成30(2018)年12月30日の前日において著作権等が消滅していない著作物等についてのみ保護期間が延長されます(TPP整備法附則第7条)。したがって,既に保護期間が切れているものについては,遡って保護期間が延長されるわけではありません。

すなわち、このまま進めても大丈夫なのですね。ほっ。

私も、それに関しては文脈は「怪人二十面相」を活用しながら、現代の「令和の探偵事務所」のストーリーに転換することや、江戸川乱歩の「怪人二十面相」に触発されて、コンセプトを拝借して、新たにパズル小説化したと、堂々と明記して発表するなど、いろいろ対策は考えていました。

あ、ちなみに、来年の春から、松本在住の作家さんとコラボして、「井原学州」というペンネームで、どんどん、パズル小説を発表していくことになりました。この原稿を、週末の達人の小石雄一さんとコラボして、AIによる「ユーチューブ劇場」という場で、展開したいと思っています。

ただ、江戸川乱歩の作品に忠実ではなく、怪人二十面相のコンセプトは変えずに、ネーミングと特徴も変える手もあります。「快人御免相」はどうでしょうか。何かを盗むたびに「御免」と謝ってしまうが、盗まれた被害者は救われて、「快適」な気分になる展開です。

井原学州作・パズル小説【快人御免相】をご期待ください。

2019年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

私たちが、謎解きクロスで、やりたかったこと

それは、世界を変えること。自分が、謎解きクロスを生み出す前の世界と、謎解きクロスを生み出した後の世界が、少しでもいいので、変わっていたら、こんな楽しいことはないでしょう。

結局、クリエイター、作家というたぐいの私たちは、自分が生まれたことで、世界のどこかが変わっていてほしいし、そのために、創作活動を続けています。煎じ詰めると、そこなんです。

今、パズル小説が、普及しつつあります。松本城で配布され、下仁田ではこんにゃく祭りで配布されます。そのような地域が、少しずつ増えていけば、世界は「変わった」と実感できるはず。

そんなことを、してみたいと思い、作家になったのです。たぶん。

2019年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster