パズル小説®は、どのような形で、全国に普及していくのでしょうか。たとえば、大手企業、とりわけマスコミ、たとえば朝日新聞が日曜版に「パズル小説®の連載」が始まるだけで、一気に拡がることも考えられます。実は、謎解きクロス®の普及をしていくなかで、この状態は5年前に、思っていました。
当時、朝日新聞千葉版で「天声地語」という歴史的なコラムが隔週で連載となっていたのですが、4年間で100本のコラムが掲載されたのですが、あの作者が廣川州伸であることは、千葉総局を中心に、知られていたこと。ただ、天声地語と同様、そのコラムには「ウェザーニューズが読み解く」というキャッチがついている代わりに、個人名は出ていません。
そう、ビジネス作家としての私の執筆だったのです。で、そのときに、朝日新聞の名編集長と「夏目漱石のこころを謎解きクロスにする」「日曜版で謎解きクロスを展開する」など、いろいろなプロジェクトを企画し、担当者に打診してもらう算段までいってました。
ただ、このようなプロジェクトは、強烈なトップダウンで参入するほかなく、なかなかトップまでたどりつかないまま、企画は流れていきました。でも、この朝日新聞でコラムを100本書けたという体験は、その後の私に大きな自信を与えてくれています。その体験があるからこそ、私はパズル小説®の未来図で、新聞連載という世界が「あり」だと、明確にイメージできているのです。
ちなみに「雑誌」では、現在都立竹早高校の同窓会誌「篁会会報」に2年続けて紹介され、現在はインターネットの篁会同窓会ホームページに「快答ルパンの冒険」が連載されています。新幹線や飛行機の機内誌で連載するなど、すでにアプローチしてペンディングとなっていますが(ペンディングはダメだったことですが)それも、知名度があがってくれば「あり」でしょう。
パズル小説®は、使い勝手のいい、市場と対話しながら作成できる優れたツールなので、必ず、普及することになります。
未パズル小説®の未来図の一つとして、期待していてください。