もともと、謎解きクロス®もパズル小説®もクリエイティブなエンターテインメント系の仕事なので、フェイクは、共通言語。fictionでは100%、読者をミスリードするフェイクノベルになっています。ただ、問題は「フェイクだと知っているか、どうか」ということ。それをあらかじめ断っておかなければ詐欺になります。
「オレオレ。これはfictionなんだけれど、聞いてね。まいっちゃっとよ。会社で保証人になったら、大損害。すぐに1000万円のほてんをしておかないと、けいさつに訴えられる。どうしよう」
これ、fictionというときに、フィックションとくしゃみのように発音すると、免罪符になりますか?
いずれにせよ、人をだますのはfictionだけにしてほしいのです。ミステリー小説で、本当の殺人事件を扱い、真犯人を勝手に推理して書いたり、それを発表したり。何の根拠もなく、誰かを貶める発言をしたり。みんな、アウト。
それでも、フェイスニュースの向こう側には「それを信じたいと思っている多くの読者」がいることを、忘れてはなりません。