ゲーデル証明の壁

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量子もつれが起こるような物理論体系を、さびた頭で考えていると、結局、10代のころに考えていた一般相対性理論の謎に行き当たる。量子力学と宇宙論との整合性も気になるし、ローレンツ方程式も気になる。

そして、いきつくところは、そもそも全宇宙で、前次官で、数学的な論理が、いつも成立していたと、なぜ、いえるのかという根本的な問いかけに帰結していく。

数学で記述できるということは、世界が、宇宙が、論理的な思考で理解できるということの証でもある。自分が今、138億年の時間を超えて、生きているのにも、理由がある。

もし、途中で宇宙が論理破綻を起こしていたら、私の存在は「無」に記していたはずだ。宇宙が、こんなに秩序だってみえていることも、世界が数学で記述できることを暗示している。

ただし、宇宙全体を記述できるような、超数学のような存在は、ない。これは、ゲーデルが、自ら精神を病んでまで突き詰めて考えた結果であり、おそらく、正しい証明からきている。

いずれにせよ、50年も前に「私には、とても解けない」と気づいてから、ふれてこなかった宇宙論を、今、命の危機を経験した者として、九死に一生を得た側の人間として、私は気になっていることになる。

結局、宇宙がどうなっているのか、私は、知らないまま、物質に戻ることになる。それは、誰もが通らなければいけない生命あるものの定めではあるものの、なるべく、先延ばしにしたい瞬間でもある。

ただ、逃げるわけにはいかない。

というわけで、私は4月に、こっそり2週間、改めて快復手術をすることとなった。そこは、恩人である石橋会長も、開腹手術をしたことのある医大病院である。

うっかり死んでしまってもいいように、今、寸暇を惜しんで「ハガキ絵」の複製作品の制作を続けている。いろいろ考えているのだが、1点1200円での販売が、現実的だと思うようになった。

その代わり、オリジナルの100点は、25000円での販売とする。100点売れても、250万円にしかならないが、お別れ会の費用くらいにはなってほしい。

明日、また海の絵を描こう。

2025年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster