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量子もつれのほどき方
今、仕事に専念しながら、ときどき創作モードに入ってパズル小説「きっと誰も知らなかった(仮題・そして誰も死ななかったから変化しました)」について、考えている。一番、楽しい時間。
量子もつれは「時空間」を超えて同期をとる。だが、時空間を超えながら、実は「同時に変化している」という、論理破綻を起こしてしまう。同時かどうか、定義の仕方によって異なってしまうから。
その考察の詳細は別に展開しなければならないが、パズル小説「きっと誰も知らなかった」では、GPSと量子もつれのコンセプトを使った謎解きが生まれる。これは、本格ミステリーの新機軸となるだろう。
とすると、パズル小説であることを「伏せて」純粋に本格的ミステリーとして発表しながら、物語を読んでいくうちに「実は、これはパズル小説なのかもしれない」という、劇中劇だったのかという、ねじれが生まれる。
そして、パズル小説として解いてみると、何と、真犯人が浮き彫りになってくる。謎解きクロスでは「殺人」は起きない約束だが、パズル小説は、別に、殺人事件が起きても、不思議はないだろう。
うーん。江戸川乱歩賞?
残念ながら、公表してしまうので、それは狙えない。となると、本屋大賞?
いずれにせよ、ベストセラーにしてしまう。
なんだか、とてもわくわくしてきた。

事件は次元で語られる
今週末は、昨年から続いている2050年問題(気候変動を自分事化するためのコンセプト制作)の解決編執筆のため、アタマがウニ状態です。
そのなかで、やはり次元、モノサシが問題なのだと、いまさらながら、感じています。何をベースに事象をとらえるかで、すべては変わってくるのです。
どんな事件も「次元」によっては、別な意味がみえてきます。三次元でわからなかったことも「時間」を考えれば、解決できます。
同じように、四次元でも解決できないことは、さらにモノサシを増やしていくことで、解決できる可能性がでてきます。
いろいろな事件を、視点を変えてもみえてこなかった現実、真実というものを、次元を上げることで、解明することができるのです。
量子力学も、頭の中に9次元の行列方程式があれば、解けるかもしれません。その意味で、私は量子コンピュータの登場を待ち続けます。
AIにしても、今の次元のままでは「たいしたことない」とわかってきました。次元を上げる計算ができるAIが生まれたときに、シンギュラリティがきます。
それまで、生きてみたいなぁ。
まあ、むりか。ま、いいか。

大吉絵画365展
突然ですが、大吉絵画を365枚描いたら、個展をすることにしました。今、販売できるハガキ絵は36点。毎月36点描いていければ、四季折々の「海景」が365点、描けることになります。
そうしたら、定価を30000円として、来場してくれた方には一点5000円でお分けします。(別途、額と会場使用料が3000円かかります)売れた資金で、地域活性のために、大吉くじを制作しましょう。すると全国の悩める商店街で、「大吉くじ あります」のノボリがはためきます。
私は、こういう人生で、よかったと思います。
高校1年生のとき、池袋の東武百貨店で展示会があり、ルオーのハガキ大の水彩画(娼婦でした)があり「5,000」の札がついていました。私は、急いで自宅に帰り、5,000円を握りしめて池袋に。
そして店員さんに「ください」というと「君には買えない」と一蹴されました。だって単位が「千円」だったから。そのとき、決めました。将来、自分が絵描きになったら、一枚5,000円で販売しようと。
私は、絵描きにはなれなかったけれども、近代美術展に入選できる実力を身に着け、ハガキ絵のノウハウを会得し、1年間で365枚の水彩画を描ける立場にいることができています。
NFTは今800点ほどありますが、額縁付き一枚1800円で販売しましょう。自宅に、アートを持ち帰ってもらうために。生成AI時代に少しでも「手作り」のアートに親しんでもらうため原価500円を1800円でお届けします。
うーん、いずれも利益はでないけれども、いい人生、域外という果実が得られます。これは、宝物ですから。

九次元の憂鬱
この世界は、三次元空間と時間のほかに、六次元の「何か」で成立している。しかし、区次元の世界を記述できる「数学」は、今のところ、行列式しか存在しない。
この行列式を解くには、量子コンピュータが必要となる。
だが、やみくもに量子コンピュータを回しても、区次元方程式の「解」が出てくるかというと、そう簡単でもないはず。
そこで「集中」して、次元の「特性」から攻めていくことが必要となる。たとえば六次元で「距離」をあらわすには、どんな方程式がいいのか、というように、しぼっていく。
そして、絞った世界で、量子コンピュータを使ってAIを動かす。宇宙の謎が、区次元の世界の方程式が解けない憂鬱から解放されたい。
わくわく。わくわく。どきどき。
あと10年くらい生きて、もうちょっとでいいから、宇宙の謎解きを眺めていたいなあ。
がんばれ、AI。

AIへの期待
私は、もともと自分が生きている間にシンギュラリティが来て、AIに支配される世界になるとは信じていなかった。逆に、AIが進歩すればするほど、人間らしさが際立つと考えていた。
ただ、一つ、AIに期待していたことがある。それは、量子コンピュータによる宇宙統一理論の構築である。
人間の頭は、複雑な行列計算ができるようには、作られていない。どんな転載でも、宇宙の神秘を解き明かす行列計算は、できないだろう。
世界が9次元プラス時間軸の10次元でできているとして、物理法則を組み立てる行列方程式を解くことは、人間には、絶対にできない。しかし量子コンピュータなら、いけるかもしれない。
私は、18歳で理論物理学者になれないと知ったあと、小説を書いたり絵を描いたりして、ふがいない自分の落ちた暗い穴の底から這い上がってきたわけだが、人生の終末期を目にして、今、改めて宇宙の構造、世界の構造に頭を使っている。
うん。毎晩、宇宙論をなぞりながら、眠るのが楽しみになってきた。早く量子コンピュータが解く宇宙方程式の世界をみてみたい、そう思いながら、いつも浅井眠りにつく。
