ヒット商品の謎が解けた?

私は、とあるシンクタンクの「ヒット商品番付」に、3年間、関わったことがあります。私がベスト20の作成を提案し、コンサルタント集団が承認するというコラボレーション。いい仕事ができたと自負していますが、その当時は「ヒット商品はつくられる」が持論でした。たまたま、ではなく、それぞれ「ヒット商品が生まれる理由がある」のです。ですから、理由がわからないものは、ヒット商品にはいれませんでした。

あれから15年ほどたっていますが、今、理由のわからなかったヒット商品たちが、なぜ、ヒットしたのか(具体的な商品群は、もうすっかり忘れてしまいましたが)理由がわかってきた気がしています。それは、新型コロナウィルスの拡大と似た構造になっていたのでしょう。すなわち「誰かが、特別に気に入った」「その商品の魅力を、誰かに直接、接することで知らせた」「その誰かの数が多く、そのなかから、また伝道者が現れた」そして、少しずつ、普及していったのです。

たとえば、一カ所だけで「いい商品だ」となっても、ヒット商品まではいきません。誰かが「これはいい」と思って商品を

2020年3月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

いい本を読んで過ごしましょう

ミラノにある高校の校長が、生徒に書いた手紙が話題。

「この機会を利用して散歩をしたり、いい本を読んでください。体調が悪くなければ家にこもる必要もないけれど、スーパーや薬局にマスクを探しに出かけるもありません」

御意。散歩をして、家では「大人のための寓話」を読んで、仕事や人生を、振り返ってはいかがでしょうか。

2020年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

図書館の正しい活用法

新型コロナウィルス対策で、人が集まる「密室」にはいかないという鉄則がありますが、図書館に行きたい私は、しかも、できれば館内の資料を見て考えたり、コピーしたり、メモしたりして過ごしたい私は、しばらく、さみしい思いが続きそうです。

ところが、図書館についておもいを馳せているうちに、「あ、みなさまにお願いしよう」と、かつて、よくしていたお願いを想い出しました。本を、実際に書店で購入するのは、ちょっとハードルがあります。まず、本を買うのにお金がかかること。しかし、「読む」ことと「仕方ない、廣川氏を支援してやるか」という気持ちをもっていただいたとき、コストがほとんどかからない方法があります。

図書館に行き、新刊の申し込みをしていただくことです。Amazonで買わなくても、図書館で「廣川州伸著 辰巳出版 仕事に効く 人生に役立つ 大人のための「寓話」50選」を、申し込んでいただく。これは、強力な後方支援になりますし、何よりも、後に報せがきて、図書館では「最初」に持ち帰る人になります。新コロなウィルス対策も、バッチリなんですね。

ぜひ、こちらも、試してみてください。よろしくお願いします。

深谷の新女将六人衆の一人 ここはオムライスが絶品なんです
2020年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

散歩をしよう

新型コロナウイルスの瀬戸際絶滅作戦で、自宅待機が大原則となっています。でも、ちょっと考えてみると、もし家族が外で感染して自宅に新型コロナを持ち込んだら、隔離された狭い家のなかで一緒に生活していれば、高い確率で、家族にもうつることでしょう。

同じ部屋に、接触はなくても、長時間一緒に活動していることが、新型コロナを伝染させる要因になります。バスやタクシー、船舶、コンサート会場、そして会社や学校などが棄権しされているのは、それが理由。逆に、そういう場所にいかなければ、感染リスクはゼロに近い。ということは?

朝から、なるべく密閉された場所にはこもらずに、外に出る。出て、歩く。バスにも電車にも、タクシーにも乗らない。残念ながら、図書館でも、小さい室内にこもって本を読んだりすることは、なし。読みたい本を借りたら、天気がよかったら公園のベンチを目指しましょう。

食事も、せまくて、こもってしまうところよりも、ファミレスなど、広い空間で、隣り同士が距離があるところを選ぶ。長居はせず、手洗いをしてから食べ、手洗いをしてから去っていく。

そして、駅には向かわず、ひたすら歩く。1時間でも、2時間でも。黄昏どき、おなかが空いたら、食べ物をコンビニで買って、外で食べるか、家で食べる。そして?

ここまで考えていたら、いつも、私が事務所に行って、帰って、という一日と、あまり変わりませんでした。私は、こもらずに、マスクして街を歩きます。2週間、ひたすら、本を読み、原稿を書き、企画書をつくりながら、人には合わず、でも外出して、歩き、人生を楽しみます。

街が、大好きだから。

2020年2月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

大人のための寓話です

新刊のご案内です。何と、コラムとして5作も、謎解きクロスを挿入していただきました。ありがたいことです。

日々、ご活躍のこととお慶び申し上げます。2020年3月3日、辰巳出版より【仕事に効く人生に役立つ 大人のための「寓話」50選】が刊行されましたので、ご案内いたします。 【内容紹介】 「寓話」だから、面白い! 「寓話」だから、わかりやすい! 「寓話」だから、心に刺さる! 仕事に効く。人生に役立つ「寓話」をご紹介。「寓話」は最良の『転ばぬ先の知恵』。中国古典から世界の民話、500社を超える中小企業とのビジネスから学んだ教訓話まで、新しい寓話・エピソードネタを駆使して、あなたのビジネス・人生にあかりをともす大人必読の啓発書。全50の寓話がいままでの「あなた」を確実に変える!

【コンテンツ】 ※あなたの人生の成功をもたらす10テーマ(50寓話)

第01章 自分自身をまず知るための寓話5 第02章 生活習慣を少し変えるための寓話5 第03章 正しい目的を見つけるための寓話5 第04章 自分のモノサシを持つための寓話5 第05章 他者の利益まで考えるための寓話5 第06章 相手の話をきちんと聞くための寓話5 第07章 仲間とうまくやるための寓話5 第08章 成功への環境を整えるための寓話5 第09章 思い上がりを戒めるための寓話5 第10章 生き方のスタンスを確立するための寓話5

 現在、月刊し「きらぼし」にて「大人の寓話」を、不定期に連載しています。そこでは、こんな現代の寓話も、オリジナルで創作しています。 【令和の寓話】  気が付いたら、F氏は死ねなくなっていた。いつからその病にかかったのか、まったく記憶にない。 「かわいそうに。20才になったとたんに交通事故で死ぬなんて」  病室では、父と母と仲良しの妹が、涙を流していた。F氏は思った。 「サヨナラだけが人生。悔いはない……でも、さびしい」  F氏は、20年を過ごした身体から離脱し、別の生物に乗り移った。  「かわいそうに。働き盛りの40才で、ガンになるとは」  F氏は、震えた。せっかく三年前に、若くて美しい妻をもてたのに。彼は思った。 「サヨナラだけが人生。悔いはない……でも、さびしい」  たまに、同じ病にかかっている人と出逢い、告白をして夫婦になった。しかし、どんなに幸せな時間を過ごしていても、必ず終わりがやってくる。  先に離脱するのが相方の場合は、とくに悲しかった。  せっかく「不死の病」について語り合えるパートナーをみつけたのに、別れがくる。しかも相手は、次にどんな生命に宿るのか、まったく決まっていない。  移った身体が人間でなくとも、犬や猫ならペットショップにいるかもしれない。しかし、アマゾンの熱帯魚では、語り合うこともないだろう。カブトムシとかイワシとかネズミになっていると、何も思い出せないまま、最期を迎えた。 「サヨナラだけが人生。悔いはない……でも、さびしい」  それでもF氏は、生き続けた。  そのうち人間として生まれても、何も期待しないので、感動がなくなった。幸せの実感もない。ただただ離別のときを待った。  そのうち新型ウイルスが人類の数を減らし始め、焦った一部の暴徒が起こした核戦争で、乗り移るべき人間が居なくなった。  F氏は別の生物に転移しつづけたが、考えることができないので、何が起きているかも認識できなかった。 【解説】  もちろん「不死という病」はない。一般的には「不治の病」と書き、決して治らない病気のことをさす。  リアルな空間なら、すべての生命体は「生まれたら死ぬ」と決まっている。  この寓話でも、個々の生命は臨終のときを迎える。しかし「魂」や「心」あるいは「文化(ミーム)」と呼ぶ何ものかが残り、別の生物に転移することで何かが持続していく「輪廻」のような考え方もある。  古代中国でのこと。秦の始皇帝は「不老不死」を求めて様々なことを行なった。だがそんな都合のよい方法はなく、逆に水銀に由来する「薬」を飲んで死期を早めたという説もある。  F氏の場合は不老は防げない。病は不死だけだったが、常に離別を経験する人生となった。それゆえ、いつも「さびしい」と感じてしまう。ここで別離ではなく未来の出逢いの大切さに気づけば、サヨナラの前に必ず素晴らしい出逢いがあったと思い当たる。  人生で重要なことの筆頭は、離別ではなく出逢いなのである。 【まとめ】 朝に「生命としての自分」との出逢いに喜び、夜に「出逢った人との幸せな時」を想い出して眠る習慣がつけば、いい人生。

2020年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

前人未踏

謎解きクロスの評価については「面白い」という人と、「何それ」という人に分かれます。私自身は、もちろん「非常に面白い」と感じていて、開発している間も、手応えは十分ありました。

ただ、爆発的にヒットするかどうかは、市場が決めることなので、自信と疑問が半々、というあたり。それを自信8割に変えてくれたのが、2014年の西小山ミステリーツアー。3000人が参加する謎解きイベントで、80名ほどの「正解者」が出て、「問題がとても面白くて感動した」という声を、寄せてくれたのです。

ビックリしました。正直「こんな面倒な問題、やめてくれ」と感じている参加者も少なからずおられたと思うのですが、彼らの「励まし」が、私に踏み込む勇気を与えてくれました。読者のチカラが、ビジネスを育てていくのです。

そして、それから私は、謎解きクロスで何ができるのかを深く訴求し、前人未到(というか、私がつくったから誰もいないだけかもしれません)の道を歩み始めたのです。それは、今も続いています。

少年の頃から、前人未到、誰も歩いていない路を、一人で歩いていく人生を夢見て、わくわくするとともに、孤独を感じ、怖くもあったわけですが、実際に今、還暦を越えて今、進んでいると、やっぱり、ここまで歩いてきてよかったと、すべての出逢いに感謝しています。

私が今、一人で歩いていられるのは、みなさなが応援してくれたから。この謎解きクロスのサイトも、パートナーの福田さんが、無償で応援して、つくってくれたものです。私は、何て幸せな作家なんでしょう。

今日も、前人未到の道を行きます。

2020年2月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

高村太郎の「道程」という詩を習ったのは、たしか中学1年のとき。僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。という、あの詩が、その後の生き方を変えていきました。

せっかく命を授かったのだから、せめて自分だけの道を歩こうともがいていた10代。最後の挑戦だと思って命がけで冒険に出て、路傍の石でもいい、自分の道を行きたいと願った20代。そして、ビジネス人となり、家庭を持ち、仕事で幸せになることを目指した30代、40代。ところが、私は50代から小説のジャンルに接近していく。ビジネス作家以外の「道」があると、新たに模索を始めたのです。

そして、還暦を迎えるころには、目の前に「謎解きクロス」というツールがありました。


そして今、私は日本初のパズル小説家として、誰も歩いてこなかった道を進んでいます。何をするにも、新しい価値を生み出していく世界。

たとえば、規模はまったく違っているけれど、ピカソが模倣時代を終えて、青の時代に踏み込み、キュビズムを経て、ピカソはピカソだといえるようになった時代のように。私は今、たった一人で、自分の足あとを残しています。

2020年2月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

ありがとうの連鎖が始まる

謎解きクロスの解答に「ありがとう」と入る問題を、いくつか作っておきたい。きっと、応用が利くだろう。

ほんの思い付きなのだけれど、いつか、役に立つから。今から準備して、いろいろなパターンを作っておこう。

謎解きクロス9×9で、解答は「ありがとう」しかし、最後が「う」になるから、テーマに合わせて、いろいろなパズル小説が生まれるだろう。

そのような発想で、準備しておきたいエリアもある。たとえば「下仁田町」では、ありがとうのバリエーションが、たくさんでてきそう。

すると、どうなるか。全国の「活性化したい地域」で、同時多発的に、パズル小説を創作して配布することができる。これは凄いことである。

2020年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

誰に頼まれたわけでもなく

クリエイターの性質、特質について、考えています。ビジネスでも、同じかもしれませんが、「誰に頼まれたわけでもないのに、全力で、やりきってしまうこう」があげられます。

頼まれたいないのですから、それが「でてきた」ときには、「何?これ」となります。だった、頼んだわけではないので、何で、この人は、これをつくったんだろう。どうして、これを自分にみせるのだろう、と、ちょっと迷惑でもあります。

昨日、昨年に亡くなった高校時代からの親友の法事に参列してきました。そのとき「パズル小説」をもっていったのですね。すると「何? え、こんな世界があったの? 凄い」という人が、なんと、5人ほどおられたのです。

もちろん、そのほかのみなさんは「へぇ」ということで、にっこりして終わりなんですが。その5人のなかに、天才少年がいました。渋谷の問題を、その場で、解いてしまったのです。小学3年生でした。大学生でも3%の正解率なのに。

法事の食事の席で、ずっと、真剣に読んでいる。漢字が読めているのも凄いですが、解き方も自分で理解して「ヒントがあったから、できた」というのです。

私が、「スゴイ。名探偵であるとともに、天才です」とほめると、お父さんは「変わった子だとはしっていたけど、トンビがタカを生んだんですね」と、本当にうれしそう。

この少年も、頼まれもしないのに、お父さんからパズル小説を奪い、30分も格闘して、食事もそこそこに、解いてしまった。頼もしいなぁ。

作者の私は、幸せいっぱいなのでした。

2020年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

メジャーになるために

みなさん、お元気ですか?

本年も、よろしくお願い申し上げます。

謎解きクロスによるパズル小説、いよいよ本格的な普及期に入ります。メジャーになるため、私は一般財団法人地域活性機構の理事となり、全国の悩める地域に、謎解きクロス&パズル小説を提供していきます。

まだ発表はできませんが、2020年の仕事始めに、メジャーに向けた全国プロジェクトの企画を作りました。4月から、謎解きクロス7×7を使ったPRパンフによる地域活性が始まります。

それが呼び水となり、今年は20冊のパズル小説作成を目標としています。それが成功したら、来年は50冊、毎週、全国のどこかで、謎解きクロスによるパズル小説が発刊されることになるはず。すると、各地域2000冊の配布となりますから、10万冊が作成されることになります。

これまでなかった、まったく新しいパズル小説家の誕生になります。

もちろん、その先には紙媒体の謎解きクロス本が、次々と登場するはず。

そのためには、実は、一つ大きな課題がありました。パズル小説の「解答率」が、3%しかないという事実です。2000部配布してもねハガキで正解を寄せてくれるのが60人しかいないのです。2014年に西小山で配布した謎解きクロスのミステリー小冊子も、3000部配布して80人の正解者。この比率は、今も変わっていないということになります。

今年は、ここをテーマとして、「入口で、もう少し易しくする」こととし、ヒントの活用で50%の人が解けて、その半数が応募してくれる、すなわち全体では25%の「戻り」を期待するツールにしていきます。

本年は、みなさんとともにみてきた夢が走ります。それは、必ず、みなさんの足元の地域を活性化するでしょう。お楽しみに。

2020年1月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster