ホモ・サピエンス史を書いたハラリさんが、こんなすごいことを教えてくれました。シンプルだけれども、この手の「国家詐欺」には中止したいものです。
人は「プライバシー」と「健康」のどちらが重要かと問われれば、普通は「健康」を選ぶ。だが、こんな選択を迫ること自体が間違っている。私たちは、自分のプライバシーを守ると同時に健康も維持できるし、そうすべきだ。(Yuval Noah Harari)
二者択一を迫るのは、権力を握りたい人の手段の一つ。どっちかと問われれば、どちらも地獄の選択だとしても、選んでしまう。でも、選ばないで、逃げてもいいし、逆に療法を取り入れてもいい。よく「美人の心はブスだ」という人がいる。そんなことはない。美人であることと、心が不細工であることは、因果関係があるはずがない。ところが、わかりやすい問いかけなので、だまされてしまう。二社択一がでてきたら、物差しの構造を考えるべきだ。
ハラリ氏の言葉は、いつも、象徴がうまい。うっかり「プライバシー」と「健康」が因果関係でつながっているように勘違いしてしまう。同じような質問は、他にもたくさんあるだろう。