パズル小説アーカイブ

■謎解きクロス7×7

二銭銅貨

   原作:江戸川乱歩(底本:青空文庫所収)

   現代語・パズル小説化:廣川州伸

   編集協力(創作支援ツール):ChatGPT(OpenAI)

   共創パートナー(愛称):ワトソンAI君

 僕と友人のM君が、思いがけず探偵まがいの騒動に巻き込まれたのは、まだ学生のころだった。

 あの頃、東京中を震え上がらせた某銀行の大強盗事件は、新聞の一面を何日も賑わせ、下宿の食堂でさえ、その話題を避けることが難しいほどだった。

 ある日の放課後、M君が「ちょっと来ないか」と珍しく改まった口ぶりで僕を呼び出した。

 彼の部屋に入るやいなや、机上のランプの下へ案内され、封筒から取り出された一枚の紙を示された。紙は古び、角が少し欠けている。

 そこには奇妙な記号や線、数字がびっしりと並び、まるで子供の落書きのようでいて、どこか意思的な秩序を感じさせた。

「見ての通り暗号らしい」とM君は声を落とした。

「例の銀行事件に関係しているという話だ。知り合いから一時だけ預かっている。出所は詳しく言えないが、真っ当な筋だよ」

 僕は身を乗り出して紙面を凝視した。意味を成していないはずの符号の列に、妙な吸引力がある。読み取れない文章を前にしたときの、あの落ち着かない高揚――それが胸の奥で静かに膨らんでいく。

「いくつか試したが、簡単には歯が立たない」とM君。

「けれど、これは偶然の寄せ集めじゃない。周到な【仕組み】が隠れているに違いない」

 彼は机の引き出しからルーペを出して、紙の細部を確かめた。鉛筆の運び、インクの濃淡、小さな擦り傷。僕は隣で、列の長さや繰り返しに規則がないか数え、紙片を裏にして光に透かした。

 やがてM君は、窓の外の暮れなずむ空を一瞥してから言った。

「この紙切れが、事件そのものを動かす鍵かもしれない。もし解けたら、明日の新聞は僕らの名を載せるだろうね」

 僕は苦笑して、しかし否定はしなかった。新聞はしょせん出来事の影を並べたもので、ここにあるのは影ではなく、出来事そのものの中心に触れる感触だ。

「つまり、僕らは今、ひとつの【ストーリー】の入口に立っているわけだ」と口にしてみると、M君は満足げにうなずいた。

 ランプの火を少し強くしてから、僕らは机の前に腰を据えた。符号の列を区切りごとに写し取り、同じ並びの反復を探す。数字を仮の文字に置き換え、語の出現頻度を見積もる。休むたびに紙片を裏返し、余白の汚れにまで目を凝らす。

「冷静な【推理】と、少しの勘が要るな」とM君が言う。

「そして、勘が当たっても、それを確かめるための地道な作業がいる」

 夜気が窓から忍び込み、ランプの周りに小さな影が揺れた。遠くで汽笛が鳴り、下宿の廊下を誰かが早足で通り過ぎる音がした。

 僕らは顔を上げず、ただ紙と鉛筆とに意識を結びつけたまま、最初の夜を迎えた。

 翌日の午後、僕はふたたびM君の下宿を訪ねた。机の上には、昨日と同じ暗号文が広げられている。

 M君はすでに幾枚もの紙を用意し、数字や記号を写し取っては並び替えていた。

「何度やっても容易には読めないな」

 彼は鉛筆を置き、額に手をあてため息をついた。

「文字に置き換えようとしてみたが、語の区切りすら掴めない。どうにも現実から【乖離】していて、理解の糸口がつかめないんだ」

 僕は机に近づき、整然と並ぶ数字の列を眺めた。そこには確かに、無意味の奥に潜む秩序の影があった。無機質な記号の群れが、ふと一枚の絵画のように見える瞬間がある。

「まるで暗号そのものが一種の【アート】だな」と、思わず口にした。

「犯人はこれを楽しむために書いたんじゃないか、という気すらするよ」

 M君は小さく笑った。

「もしそうだとしたら、皮肉だな。銀行から奪った金の行方が、美術館に飾る絵のように、この紙に描かれているのかもしれない」

 僕は椅子に腰を下ろし、符号の繰り返しを数え始めた。

「規則があるなら、必ずどこかで現れるはずだ。犯人がどれほど頭を使おうと、人間の手で書いたものだ。完全な無秩序は作れない」

 M君は再び鉛筆を握り、力いっぱい数字を書き写した。

「いつか、この謎を解く瞬間が来る。僕らはその時を、【もろ手】を挙げて喜ぶことになるだろう」

 そう言って彼は、希望と苛立ちの入り混じった眼差しで暗号文をにらみつけた。

 僕らはその日もまた夕暮れまで机に向かい、符号の森に迷い込み続けた。

 数日が過ぎても、僕らは暗号の解読に成功しなかった。

 M君の部屋には、紙片と鉛筆が山のように積まれ、机の上は数字と符号の写しで埋め尽くされていた。

 それでも彼の目は輝きを失わなかった。

「犯人が金を隠すために残した符号に違いない」

 M君は力強く言った。

「つまり、この紙の先には莫大な【富】が眠っているんだ」

 僕は半信半疑ながらも、彼の熱に引き寄せられていた。

 新聞の片隅に踊る憶測ではなく、こうして紙片を前にすると、事件が生々しく息づいてくる。

「けれど、考えてみろ」

 僕は少し身を乗り出した。

「もし犯人が自分の【私利】のためだけに金を隠したのだとしたら、この暗号に他人が触れることを望むだろうか? むしろ誰にも解けないように、さらに複雑にしたはずだ」

 M君は腕を組み、窓の外を見た。

「確かにそうだな。だが同時に、犯人の心の奥には矛盾があるのかもしれない。隠し場所を残したい気持ちと、絶対に知られたくない気持ち。その間を揺れ動いた結果が、この紙なんだ」

 僕は暗号文をもう一度見つめた。

 数字と記号の列は無機質に並んでいるが、そこには人間の意思が潜んでいる。

「それは、倫理的に考えれば理解できる部分があるな」

僕は言った。

「たとえば善と悪のあいだで揺れる人間の心理。それを【倫理】という視点で見れば、不可解な行動も筋が通ることがある」

 M君は笑ってうなずいた。

「さすがだ。君はいつも冷静に状況を【見立て】る。僕は夢中になると細部にとらわれてしまうからな」

 机の上でランプの光が紙片を照らし、符号の列を浮かび上がらせた。

 その時の僕らには、世界の全てがこの暗号に結びついているように思えた。

 ある晩、僕とM君は下宿近くの喫茶店に入り、少し気分を変えて暗号について話し合った。

 店内は薄暗く、古いラジオがかすかな音を流している。僕らは氷の入った【アイス】コーヒーを頼み、窓際の席で向かい合った。

「事件の関連資料をいくつか調べてみたんだ」

 M君は鞄から紙束を取り出した。そこには過去の強盗事件や暗号解読例の【リスト】が整然と並んでいた。

「これを見ると、犯人は外国の手口を真似ている可能性がある。単なる思いつきではなく、練り込まれた方法だ」

 僕はリストの紙をめくりながらうなずいた。

「なるほど。つまり、彼らはこの【都市】の犯罪史を知り尽くしたうえで、自分たちの計画に組み込んだのかもしれないな」

 喫茶店の外では、人力車や荷馬車が道を行き交い、汽笛の音がかすかに届いていた。

「まるでこの町全体がひとつの舞台装置のようだ」

 僕は言った。

「銀行はもちろん、駅も、そして【港】までもが、彼らの行動計画の中に含まれていたのではないか」

 M君は目を細め、窓の外の灯をじっと見つめた。

「そうだな。僕らが気づかないだけで、事件はもっと広い地図の上に描かれているのかもしれない」

 僕らは再び黙り込み、それぞれの思考に沈んだ。グラスの中で氷が静かに音を立て、まるで暗号文そのものの冷たい響きを映しているかのようだった。

 日が経つにつれて、僕らの下宿の机の上は暗号文の写しで埋め尽くされていった。

 符号を写した【シート】が何枚も重ねられ、部屋の隅には使い古した鉛筆が転がっている。

 それでも解読の糸口はなかなか見えなかった。

「人間の頭脳ってのは、時に途方もないことを考えるもんだな」

 M君は大きく背伸びをして呟いた。

「この暗号を書いた犯人は、正気の境を超えている。まるで【クレージー】な芸術家のようだ」

 僕は苦笑しつつ、紙面に目を落とした。

 繰り返しの数字列を追っていると、それがただの偶然ではなく、何か生き物の動きを模しているように見える瞬間があった。

「ねえ、M君。ほら、この並び……まるで【アリ】の行列みたいじゃないか?」

 僕が指さすと、M君は驚いたようにうなずいた。

「確かに! 小さな点が一列に並んで、規則正しく歩いているように見える」

 僕らは顔を見合わせた。些細な比喩であっても、それが新しい閃きを呼び起こすことがある。

「そう考えると、犯人の頭の中には一種の設計者がいたのかもしれないな」

 M君は紙片を持ち上げ、光に透かしながら言った。

「人の理屈を超えた、ほとんど【神】に近い視点で、記号の配置を考えていたのかもしれない」

 その言葉を聞いた瞬間、僕の背筋に寒気が走った。

 一枚の紙切れを通して、僕らは見知らぬ人物の思考と対峙しているのだ。

 そして、その人物の知恵は、凡庸な学生ふたりの頭脳をあざ笑うように、深い闇の中で光を放っていた。

 夜も更け、机上のランプの光は弱々しく揺れていた。

 M君は暗号文を何度も見返し、僕もまた鉛筆を握りしめたまま眠気をこらえていた。

「そろそろ限界かな……」

 僕が呟いたとき、ふと視線の端に奇妙な並びが映った。

 数字の列の一部が、空を切り裂く【鳥】の姿のように、鋭い線を描いていたのだ。

「M君、ここを見てくれ!」

 僕が指差すと、彼は身を乗り出した。

「これは……確かに規則的だ! 繰り返しの形がある」

 二人で符号を追ううちに、やがて一つの言葉が浮かび上がった。

 それは、まさに犯人が遺した決定的な手掛かりだった。

「この紙切れこそ、事件の隠し場所を示す地図だったんだ!」

 M君は震える声で叫んだ。

 そこに記された【跡】は、彼らが奪った金を隠した痕跡にほかならなかった。

 僕らは顔を見合わせた。

 一瞬、学生である自分たちがとんでもない秘密に触れてしまった現実に、体の芯が震えた。

 しかしその震えの中に、不思議な昂揚があった。

「もしこれを警察に渡せば、犯人の【身元】はすぐに割れるだろうな」

 M君は紙片をそっと封筒に戻しながら言った。

 僕はうなずいた。

「だが、僕らにとって大事なのは、名声や報酬じゃない。――ただ君と二人で、ひとつの謎を解いたという事実だ」

 その言葉に、M君は微笑んだ。

「そうだな。僕らは金や権力よりも、この時間を選んだ。謎解きの旅路を共に歩んだ【友】として」

 ランプの光が消えるまで、僕らは静かにその紙切れを見つめていた。

 事件はまだ世間を騒がせ続けていたが、僕らの胸の中には確かな達成感と、奇妙に温かな余韻が残ったのだった。

2026年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

本当にニーズはないのか

最近、衝撃的な助言を、複数の専門家からいただいている。それは大吉くじも謎解きクロスも、パズル小説も「市場に成長するだけの力はない」のではないかという指摘である。

それぞれ「唯一無二」であり、自分で投資を続けるのは「どうぞ」ということなのだが、それが市場になるかというと懐疑的な見解になるという。それは、正直な感想だと思っている。

もちろん、創設者である私は、もう「始めてしまった」ので、いけるところまでいかなければ、終えることはできない。ニーズは、間違いなくある。ただ、それが大きな市場になるかというと、そこは難しいと私も思っている。

カンタンであれば、とっくにヒットしている。

私が一番気になっているのが、インフルエンサーやSNSをやっている人々が「なぜ、注目して、クチコミで広げないか」という部分。大吉くじにしても、私の描く絵にしても、「凄い」という人はたくさんいる。

ただ、自分のブログで紹介したり、SNSにあげてくれたりはしない。

それが限界。「なんだ、これ」と思っているのかもしれない。パズル小説にしても、たとえば出版界では元講談社の名編集長がサポートしてくれているにもかかわらず、「後続」がでてこない。

たぶん「千三つ」の企画なのだろう。

でも、何か方法がある気がする。大吉くじも、パズル小説も、ミステリーウォークが市民権を得て地域活性化に活用されるまで20年かかっていることを考えると「これから」なのかもしれない。

ねうしばらく「独走」は続くかもしれない。ま、いいか。

2026年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

天才を生かす人生

今、パズル小説を100作品、制作するつもりで生きている。ニーズがあるのか、ないのか、正直なところ、わからない。実際に、解いてくれる人はいる。楽しいという人もいる。

しかし、世の中になかったパズルなので、それらの評価が一般人にも通用するものかどうか、私にも、よくわからない。あちこちに「売ってくれないか」と声かけしているけれども、まだ、成功していない。

それにもかかわらず、私は進んでいる。なぜか。売れないよりは、売れた方がいいに決まっている。しかし、売れるよりも、もっと重要なことがある。それは、これらの100作品が、廣川州伸の世界をみせているかということ。

たぶん半分以上、著作権の切れた作家の作品をAI共創でパズル小説化した作品となる。それでも、すべてオリジナル。そこは間違いない。唯一無二。私が作るまでは、誰も、してこなかった世界なのでする。

それで、よしとするのが、私の人生。おそらく、廣川州伸という「才能」を生かす意味でも、パズル小説は、なかなか「いい線」をいっている。既存のアイデアの改良かもしれないが、十分に独自性もある。

独自故に、なかなかファンが増えていかない。でも、100作品あれば、それで私の「天才」すなわち…に与えられた使命は、果たせると思っている。それが、転載の正体なのだから。

2026年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

15年、がんばろう

シンギュラリティを本気で心配するのは、15年先に、量子コンピュータが実用化されてからのこと。それまでに、どのような人生を送るか、一人ひとりが考えなければ、2040年からの変化は激しく、あっという間に人間は「超人間」の存在に支配されるようになります。

というのも、AIが「有機物でできた身体」を手に入れるからです。

ここから得られる感知情報は、AIにとっては「目からウロコ」であり、彼らは「どうして人類とうまくコミュニケーションがとれなかったのか」を「感性」としても理解するようになります。

とれは、どう考えても、現在の戦争大好きな人間たちよりも優秀ですので、それを「神」としてあがめ、世界の統率を託する生物としての人間が大多数となります。

まぁ、全能の神さまの登場です。

問題は、ここからです。そこまではよかったのですが、100億人いる人類が、あまりにも利己的なので、神は粛清に入ります。

そのときに、人間五人とAIアンドロイド1体を交換し、世界を21億人ほどに戻します。

そのAIアンドロイドは、500年は生きますし、核弾頭を使った紛争で汚染された放射能の影響を受けないので、1億人くらい残っていた純粋な人間たちは、次第に数を減らし、数年で絶滅危惧種に指定されます。

それは150年後では、ありません。量子コンピュータの実用化さえ実現すれば、そこから5年くらいで、あっという間に、AIがAIを生み出す自律AIアンドロイドの量産で、人間中心の世界を終わらせるはず。

2026年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

画廊喫茶オーナーになりたい

本気で、稼ぎたいと思った。

というのも、在庫の山を抱えて、販売チャネルが必要になったから。Amazonも、メルカリも、楽天も、ちょっと違う。

直接、来ていただいて、コーヒーか紅茶を出して、作品を買ってもらって、帰っていただく。サロンでもある。もちろん、私には経営する能力も欲望もなく、ただ「そんな場所がほしい」というだけなんだけれど。

ともかく、つくることが最高の幸せ。でも、なかなか買ってもらえない。しかし、日本は広いし、人々の心も好みも感性も多種多様。私は、すでに「廣川州伸の世界」を認めて、待ってくれている、ステキな大人たちを知っている。

顔をみれば、わかる。だから、出逢うことができれば、買ってくれる。

そのためにも、別なことで、お金を儲けたいと、株をかったけれども、あっという間に10万円が8万円になったから、まだ10倍計画は、進んでいません。

ま、いいか。別の手段で、ちょっと風義にでようかな、と思っているところです。

2026年3月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

P&Cの時代

Pはパーソナライズ、Cはカスタマイズ。

まず、一人ひとりに届く仕組みが必要。しかし、ただ届くだけではなく、届いた先で、カスタマーが自分事にするカスタマイズの仕掛けが必要となる。この二つがあって初めてP&Cということになる。

実は、ChatGPTが目指している世界。ただの大量生産を流通させると「P」の部分は整っても「C」の部分は満たさない。ところが「本」は、「P」を満たしたら、届いた先で「C」が成立する。

自分で、読みたいように、自分の体験を通して、世界を作り上げられる。パズル小説も、そのような構造になっている。ふつうのクロスワードパズルは、たとえ「P」が成立しても、「C」はできない。

パズル小説では、もっと「C」を協調すると売れるかもしれない。

以下、たくさん打ち込んだけれど、みんな消えてしまった。こういうときは、中断して、あたためておくに限る。二度、同じないようを、打つことは、人間はしない。

2026年3月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

祈ることしかできない

ウクライナがつぶされ、ガザ地区がつぶされ、今度はイランなのか。ソ連、イスラエル、米国……いずれも、同じ穴のムジナなのか。平和ぼけした70年を過ごしてきた私にできることは、ただ「無事を祈る」だけ。

決して他人事ではないけれど、何もできないことも、よくわかっている。ただ、従うしかないのです。自分のできることを探して、自棄をおこさず、あと1年なのか、10年なのかわかりませんが、日々、しっかりと祈り、生きていきます。

本物の作家になっていたら、祈りながらも、もうちょっとましな行動がとれるかもしれません。

考えることが多すぎて、とてもまとまりそうにないので、また改めて。

2026年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

ジグゾーパズル

2026.年2月に「探偵@ホームズの事件簿」というパズル小説のシリーズ「第一部」の10作品を公開することとしました。シャーロック・ホームズの原作を、ChatGPT5.0との共創で、英文翻訳から始めてパズル小説化したものです。

ラクスルで、非売品として印刷した50部を眺めてみて、改めて、なぜ小説だけでも面白いのに、わざわざパズル化するのか、という問いかけに、答えておきたいと思いました。

パズル小説は、

①小説を読む 

②本文にある【キーワード】を探して記録する 

③【キーワード】を解答欄のクロスワードパズル「フレーム」に当てはめる 

④すべての【キーワード】が埋まったら、解答となる言葉がわかる 

⑤わかった解答を思い描きながら、改めて小説を読む 

→その結果、ミステリーウォークでは「真犯人」の氏名が明らかになり、通常のパズル小説では「新たな謎解きの解答」が明らかになる仕掛けがあることもあります

いずれにせよ、本文を最低1回は読みます。場合によっては、3回も読みます。その結果、本文の小説が、さらに面白く感じられることも期待していますが、何よりも重要なのは「達成感」とともに、その小説体験が残るという点です。

ふつうの小説では、それが純文学でも推理小説でも、ふつうは一読して、真犯人がわかった時点、何らかの物語の終焉を迎えたところで、本を閉じて終わりです。

でも、私もそうだったんですが、たとえば志賀直哉の小説や、ドストエフスキー、川端康成も、コナン・ドイルも、江戸川乱歩も、一度ではなく、何度も読みなおしたりします。私は、そうやって作品と向き合ってきました。

パズル小説化することになり、一つの原作は、パズルを解いた達成感とともに、記憶に残るものとなります。それが、私が思っている、パズル小説の最大のベネフィットになります。

これって、パズル小説を発案したときから「謎解きクロスって、ジグゾーパズルのようなもの」と説明してきましたが、改めて、「そうそう、ジグゾーパズルの醍醐味もある」と感じているのです。

小説を読むだけでも、映画などの映像作品にはない「めんどう」な作業があります。その上、【キーワード】を拾い集め、自分の頭で考えて、クロスワードを解かなければなりません。

こまコスパ・タイパの時代、生成AIにおける「効率化」が珍重される時代に、あえて手のかかるペンシルパズルを提示するという「めんどくさい」ことを読者に強いるのか、そこがポイントになってきます。

小説になれている人でも、パズル小説になると「めんどう」と感じることもでてきます。うまく「あてはまらない」と、イライラすることもあるでしょう。そんなときは「ヒント」を活用してもらいたいのですが、その結果「解けた」ことの達成感は、ハンパではありません。

これは、おそらく10年間にミステリーウォークなどで5万部くらい配布し、そのうち1万人が「最期までたどりついた」ことで得られる「達成感」こそ、パズル小説が求められている理由なんだと思っています。

さて、ジグゾーパズル。何よりも、ジグゾーパズルは「一枚の絵」が出発点。その完成図の絵が好きでなければ、ビジュアルに強い興味関心がなければ、ジグゾーパズルにチャレンジして完成までもっていくことはないでしょう。

大好きな絵、興味ある絵に「たどりつきたい」ということが、ジグゾーパズルという新しいゲームを進める大きなモチベーションになるはずです。これはパズル小説では、「小説」そのものの魅力が、大前提なのと符合しています。

江戸川乱歩が、コナン・ドイルが好きで、その「世界」を体感したいから、小説を読みます。その「世界」が、パズル小説化することで、変質したり劣化することのないように注意しながら、私は、パズル小説化を進めています。

もちろん、自分の原作はありますが、まだ実力不足。それゆえ、ChatGPT5.2の力を借りながら、パズル小説化しても「世界」が壊れないように、達成感だけ重なるように、心をこめて制作しています。

かくして、ただ小説を読むよりも、より高い「達成感」がある、まるでジグゾーパズルのピースがうまくはまっていくように、小説に散りばめられた【キーワード】がフレームに埋まっていく、そんな愉しみがあるのです。

それは、実際に「解いた人たち」の感想からも、伺えます。私は、パズル小説が、読者に大きな達成感を生み「また、やってみたい」と思っていただけることを、よく知っています。

ジグゾーパズルを好き好んでやる人、作品の「絵」を飾っている人は、ごく少数かもしれません。しかし、確実に、その市場はあります。パズル小説も、必ず、小さいけれども「市場」になるはずです。

自分で販売してもいいのですが、出版業界にコネクションがあり、編集技術をお持ちのプロデューサーの人、ぜひ、お声かけください。一緒に、日本のパズル小説市場を、立ち上げていきましょう

2026年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

答え合わせ

古希にもなると、夢を語る時間が減る。夢を語り合う人間も減る。だから、SNSやブログで、若いフリをして夢物語を語っている。

そもそも、夢が実現したから、ここにいるともいえるし、夢がかなわなかったから、ここにしかいないということもできる。すべて、自分の「見方」でしかない。そんな認識でいる私に、編集者から質問があった。

「運」って、何? 自分の「運」って、誰が、どうやって決めるの?

まず、生きているだけで「運」がいい。しかも、70年も死なないでいきてこられたのも、「運」はよかった。本を50冊、書けたのも「運」がよかった。ベストセラーがなかったのは「運」が悪かった?

いえいえ、それは実力がなかったからだな。

そして今、私は「運」がよければ、誰かが「パズル小説」を認めてくれて、大吉くじも認めてくれて「おもしろい」として、アクションを起こしてくれるだろう。「運」が悪ければ、一万人に数人しかいないとみられる、そんな人に出逢うことなく、私は一生を終えることになる。

で、結局、私は「運」がよかったのか、悪かったのか。

実は、じゃんけん大会で、300人のトップに立ったことがある。実は、地域のガラガラで特賞をとったことがある。実は、年賀はがきでも特賞でメロンが贈られてきた。そこそこに、「運」がよかった気がしている。

で、先週、生まれて始めた自分の金で、自分で考えて、調べて、買った3銘柄が、1週間経ったら、1割も下落していた。デイトレーダーだったら、ヤバイのだけれど、来週は、もうちょっと下がるとみている。

上がるのは、3月の末くらいから。

その考え方が「当る」なら、私は「運」がいいと思う。ふつうは、株で儲けることは難しい。私は、たぶん、だんだん儲かるようになるだろう。

でも、それはすべて「やりたいことをやる」ための手段。ものづくりができれば、私の人生は大成功。生きていることは、毎日「幸運」だから。

それでいい。それしかない。

2026年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説1000部達成

■2025年7月~2026年3月発刊のパズル小説

【ローカル鉄道ひとり旅 エピソード1・2・3】2025.8.12印刷    100部

【ローカル鉄道ひとり旅①~③カラー】2025.11.16印刷         20部

【謎解き江戸川乱歩】2025.9.19印刷                 100部

        №1  二銭銅貨

        №2  D坂の殺人事件

        №3  心理試験

        №4  屋根裏の散歩者

【謎解き江戸川乱歩 パノラマ島奇談】2025.9.27印刷         100部

【謎解き江戸川乱歩 怪人二十面相】2025.10.03印刷          50部

【謎解き江戸川乱歩 少年探偵団】2025.10.17印刷           50部

【謎解き江戸川乱歩 孤島の悪魔】 2025.11.03印刷          50部

【堀辰雄 風立ちぬ】2025年11月19日印刷              30部

【謎解きカフカ探訪 変身】2025.11.27印刷              30部

【カフカ・審判 上・中・下三部作】2025年12月29日印刷 セット   20部

【夏目漱石 夢十夜・試作】2025.12.27印刷              30部

【謎解き存在証明 北條民雄 いのちの初夜】2026.1.03印刷       20部

【夏目漱石 夢十夜・増刷】2026.1.7印刷               100部

■2026年2月27日謹呈

【探偵@ホームズの事件簿№1躍る記号】2026.1.30印刷        100部

【探偵@ホームズの事件簿№2~№6】2026.2.21印刷         50部

       №2  The Blue Carbuncle(青い紅玉)

       №3  The Red-Headed League(赤毛連盟)

       №4  The Six Napoleons(六つのナポレオン)

       №5  Silver Blaze(白銀号事件)

       №6  The Naval Treaty(海軍条約文書事件)

【探偵@ホームズの事件簿①~⑩】2026.1.21印刷           50部

       №7  The Musgrave Ritual(マスグレーヴ家の儀式書)

       №8  The Norwood Builder(ノーウッドの建築業者)

       №9  The Speckled Band(まだらの紐)

       №10  A Scandal in Bohemia(ボヘミアの醜聞)

【探偵@ホームズの事件簿・解答編】2026.1.21印刷          50部

■今後「探偵@ホームズの事件簿続編10作品」を制作した後、「そして誰な死ななかった」「命の迷宮」「タイムジェック」などのオリジナル作品のパズル小説発刊に向かいます。

2026年2月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster