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そういえば、遊んだ記憶がなかった謎
GWは、フリーランスのライターにとっては、カンヅメになって本を書きあげる大きなチャンス。そう、10日もあれば、たいていの本なら企画からフィニッシュまで、もっていけるのです。
問題は、そうそう、運よく編集者が「カンヅメの成果」を受け入れてくれるか、どうか。編集者の方も、たまたまなのかもしれませんが、私の場合は、GWも、ふつうにお仕事をされている方が多かったのですね。
一方、ビジネスの面では、多くのみなさんが、ひょっとしたらお盆やお正月より、ちゃんと休んで、無理やり、どこかに遊びに行ってた気がします。ビジネス人で、GWという「旅行が高くつくとき」に、ちゃくと家族を遊びに連れていけないようなら、日ごろ、何のために働いているのか、わからなくなります。
私は、ビジネス人のときにも、GWは仕事していましたけれど。でも、そんながむしゃらな時期を過ぎてみると、ものを書いていた時間は充実していて、いろいろ想い出せるのですが、がむしゃらに仕事をしていた13年間は、なんだか「あ」という間で、記憶にないんです。遊んだ記憶もないから(田舎のない私は、お盆にはよく旅行に出ましたが)、せっせと仕事をしていたんでしょう。
ものづくりをするようになって、本を書いていたころのことは、けっこう覚えているのです。謎解きクロスを開発した時期も、パズル小説を書いていた時期も、その作品も、けっこう、想い出せたりします。ものづくりは、時間が「濃密」なのだと思います。
ビジネスは、そうはいきません。あんなに忙しかったのに、あれだけ仕事もがんばっていたのに、日々、どんなふうに過ごしていたのか、クライアントともあれだけ折衝し、飲みに行き、プレゼンでがんばっていたのに、なんだか、記憶には刻まれていません。そういえば、そんなことがあったな、という程度なんです。
だから、かつて、一緒にものづくりをしていた人とは、今でも、ずっと関係が続いているのに、ビジネスで、あれだけ貢献していたクライアント筋とは、ただの一人も、お付き合いが残っていません。寂しくもあり、でも、いちいち覚えていて、記憶していたら、もっと大切な「ものづくり」の時間を忘れてしまうような気がして。
週末作家だったころ、仕事から帰ってきて、真夜中に5時間くらい原稿を書いていた時期も、仕事のことは思い出せなくても、書いていた時間のことは、よくおぼえています。自分にとって、心に残る、貴重な時間だったから。
あ、そういえば。最近、高校から浪人、大学時代の「恋愛」のことを、よく、思い出します。あれも、充実した時間でした。私にとつては。でも、恐ろしい現実を、私は、知っています。私が恋した人の記憶の中に、もう、私がないかもしれないということを。
これ、他の人のことで、よく聞くことなんです。だいたい、自分が好きになった人のことは覚えていても、スキになられてしまった人のことは、記憶から外してしまうのです。
同窓会の謎というのも、あります。相思相愛だったのに、高校生のときには、すれ違っていて、接点がなかった二人。別に、付き合ったわけでもないのに、じいちゃん、ばあちゃんの時代になると、やたら想い出してしまい、そして本人を前にして、「老い」に驚くとともに、自分の姿も鏡で見て「無理ないな」と思ううちに、何となく、老いている相手を「いい年齢を重ねている」と尊敬してしまう自分がいて。
人生、すべてオリジナルであり、自分には自分の、相手には相手のオリジナルの人生があった。そして「夢見るころに出逢い、とっくに夢見るころをすぎても、いとしい」人がでてきたときに、どうするのか。もちろん、人生はもどらないし、二人に、何か特別な関係となる未来がつくれるわけでもない。
でも、気になる。そんな人に、勧めたいのが小説を書くこと。私は、50歳になってから週末作家となり、ブログを500日くらい続け、「愛夢永遠」という長編小説の連載をしていました。愛夢永遠とは、私の父が、生前に建てた墓の墓碑の言葉です。
父は、どんな恋をしたのか。祖父は? いろいろ、思いを馳せる小説にしたかったのですが、自分のことを、振り返るだけで精一杯なのでした。
でも、パズル小説家となった今、もう一度、愛夢永遠というテーマで、長い私小説を書いてもいいかなぁと思い始めています。
そんなわけで、カンヅメになっているものの、仕事の原稿書きではなく、小説の原案を考えてしまう時間が、ほとんどとなっています。いずれ。ものになるでしょうか。
ひとまず、夜中の元気のために、カンヅメの床で、ひと眠りしましょう。
令和の寓話、事始
日ごろ、なじみの少ない皇室のみなさまの姿を、ひんぱんに拝見すると、改めて、平和な時期の日本に生まれ、育った自分の人生を感じて、心熱くなります。
地球の天候は病み、紛争の絶えない世界のなかで、いろいろな不満はあるのだろうけれど、こんなにも自然が美しく、戦いのない事由な国は、なかなか見当たらないのだと思います。
雅子さまの体調がおもわしくないときには、なんだか自分の友人のことのように心配になり、皇太子さまの「私が守ります」宣言には涙したことを思い出しますが、いま、晴れやかな笑顔で皇后さまとして太陽のような笑顔をみせてくれているところをみると、またまた、いい国に生まれたと、心が熱くなりました。
さて、国の形が、少し変わったことで、これから「変化の時代」も加速されることでしょう。変化の時代は、コンセプトの時代。平成は勉強の時代でしたが、私もいよいよ、ものづくりの人として、社会に出ていくことになります。
令和には、パズル小説を、たくさん書きましょう。その前に、このGWは、令和の時代に求められる「寓話」を50本、書きたいと思っています。だから、カンヅメになっています。わーい。
たとえば、こんな寓話です。
隣り合う二つの村があった。
ネウサギ村には、才能があり自由に生きる村人が住み、ゼニガメ村にはコツコツと財産を築いた村人が住んでいた。
年に1回、ネウサギ村とゼニガメ村で合同の運動会が開かれた。レースは3種類。平坦な道の短距離走は、いつもネウサギの勝利となり、平坦だが池がある障害物競争は、スイスイ泳ぐゼニガメの勝利となった。
合同運動会のクライマックスは、短距離走と障害物競争に山越えを加えたトライアスロン。山登りはネウサギが得意だが、山下りは転がり落ちるゼニガメが有利で、いつもギリギリの勝負となった。
どちらの選手も、命がけで走った。
なぜならトライアスロンで負けた選手は殺され、神に献上するスープになるから。
しかし運動会を続けるうち、困った事態に陥っていた。 ネウサギ村もゼニガメ村も、勝負に勝つため毎年優秀なアスリートを送り込んだので、働き盛りの選手がスープにされ、村の活力が落ちていたのである。
その年。合同運動会のトライアスロンに勝ったのはネウサギだった。彼らの村は、来年以降も勝ち続けるだろう。負けたゼニガメ村は、今回より強い選手はいないので、永久に負け続ける。
ネウサギ村の長老が、天に願い出た。
「神様、負けたゼニガメを殺すのを一週間だけ待ってください。一週間後、ゼニガメのスープを越える料理をお持ちします」
「そのスープは、本当に美味しいのだな」
「はい。とても美味しいスープです」
「期限に間に合わなければ、ネウサギとゼニガメの両方を殺してスープにするぞ」 「かしこまりました」
ネウサギは、ゼニガメ村から預かったお金を持って、ナンデモ村に走った。
1週間後、ネウサギが最高のスープを献上することでゼニガメは生き残り、翌年の合同運動会でも名勝負が繰り広げられた。
この寓話には、続編があります。それは、またの機会に。
金の卵を産むガチョウの謎
名著「7つの習慣」に、金の卵を産むガチョウの寓話がでている。ある日、農家のガチョウが金の卵を産んだ。それは高価な純金で、農家は大金持ちになった。
しかし、欲の皮がつっぱってきた農家の主人は、気に入らない。なぜ、金の卵を一日に一個しか産まないのか。腹の中には、もっとたくさん、金の卵が入っているはず。それを、ガチョウが出し惜しみわして、一日一個ずつしか産まないのだと考えた。
ある日、主人はガチョウを殺し、腹の中を割いて調べたが、金の卵は一つもなかった。しかも、殺されたガチョウは、二度と金の卵を産むことはなかった。
金の卵というコンテンツ(価値)は、それを生むガチョウが機能して初めて成立する。価値を生み出す仕掛けを壊してはならない。ちゃんと手入れして、持続可能な価値を生むように整えるべきだという教訓となる。
さて、ようやく謎解きクロスの版が来ました。謎解きクロスの場合、金の卵ぱ「パズル小説」となり、ガチョウが「謎解きクロス」というペンシルパズルとなっています。
全国のミステリーウォークや、イベント、施設などで活用するパズル小説は、金の卵となり、これから、少しずつ、作家である私にも、利益を届けてくれるでしょう。
その背景には、パズル小説を生み出す謎解きクロスの仕掛けが重要。そんなこと、考えているGW10連休の初日です。
謎のコンサルタント
私には、新規事業専門のコンサルタントとして、30年のキャリアがあります。コンセプトデザインを開発し、クライアントが温存していた、まだ形になっていないシーズ&想い、そして概念そのものについて、文化や情熱までからめとったヒアリングを実施するとともに、一緒に、デザインしていきます。
その結果、クライアントのトップが「頭の中で、もやもやしていたもの」が形になり、デザインされる。すると、社員にも正しく、伝えることができるようになります。事業として、プロジェクトが進んでいきます。それがコンセプトデザインの主たる技法。
で、そんな私は、自分の開発したコンセプトを持ちません。なぜなら、それはすべてクライアントの頭の中にあったからです。私は、それを引き出して、他の人にもよくわかるようにデザインしただけ。ですから、すべての権利は、クライアント側にあります。そこで、勘違いするクライアントもおられました。すべて自分が開発したアイデアだと思ってしまうんです。すると「廣川さん、ありがとう。でも、ここから先は、こちらでやれますから」と、お払い箱になるわけです。その繰り返し、持続が、コンサルタントの綱渡り人生。
しかも、守秘義務契約がありますから、私は、「それを一緒に開発したのは私です」と本に書くことができません。それゆえ、クリエイターとしての廣川州伸は、謎だらけだったと思います。なぜ、あいつは、この重要な会議に出席しているのか。一体なぜ、必死にメモをとり、考え、そして提案してくるのか。その提案は、なぜ、A4で1枚しかないのか。
重要な打ち合わせに、社長がなぜ、廣川州伸を同席させているのか。そこが、謎なんです。いつも。
そんなとき、私はいつも「自分でコンセプトを開発し、自分で推進し、大成功した事例」が必要だと、常々、漢字てきたのです。それが、この「謎解きクロス」であり、それを使ったミステリー小説となる「パズル小説」なんですね。
私は、この世界から乖離して消滅するときに、謎解きクロスの創始者として、日本初のパズル小説家として、みなさんの記憶の片隅に生き続ける、それが人生の目標になっています。ですから、このGW10連休は、実は、お仕事も半分(ステキな本を一冊、書きます)あるのですが、松本城、伊豆下田、信州上田、下仁田の謎解きクロスの仕掛けを考え、パズル小説家として、カンヅメになるのです。
みなさんは、このGWは、何をして過ごされますか>
令和のGWは、盛りだくさんの謎解きが登場
ヤバいです。
これからやってくる10連休に、宿題が、どんどんたまっていきます。松本城の謎解きクロス、観世流の薪能の謎解きクロス、下仁田でも2種類のチャレンジ。当然ながら、信州上田、戸倉温泉、そして秋に始まる渋谷謎解き街歩きの企画と、みんな、このGWに進めておかなければなりません。
併せて、一冊、本を書く予定。大丈夫なのでしょうか。
いえいえ、きっと最高にシアワセな、大好きなカンヅメ人生が待っていることでしょう。GWを乗り越えたら、その企画を持って、すべての遂行に入ります。
あ、もっと大事な仕事もありました。うれしくて、このまま昇天しちゃいそうですので、今から、手を入れておきましょう。