71年も生きてしまうと、記憶の中はごちゃごちゃで、エビデンスもたくさんある。しかし、なかなか冷静に振り返る機会はない。
それが、病気でも怪我でも「入院」となると、入ってくる情報が極端に少なくなる。その結果、自分の脳にある記憶、心、身体など、アプローチできる部分に、ようやく目が行くようになる。
2023年8月24日から、丸三年が経ち、そろりそろりと新しい環境に染まってきている。しかし、幸いなことに、自分の記憶、心、身体と向き合った経験は、まだ残されている。
先日、仕事でお世話になった方を「偲ぶ会」が開かれた。そこで、つくづく思ったこと。
結局、人生を決めるのは「人」であり、誰と出逢ったかということが、自分の体験として記憶と心と身体に刻まれている。
それ以外に、私の場合は、ほとんどなかった。
誰と出逢い、誰と何をしてきたのか。それが「私」そのものだった。もちろん、どんな場所に行き、何を観たのかという部分も、ICUにで振り返ることはできた。しかし、そこには必ず、人がからんでいた。
自分もまた「人」なのだということを、強く意識していた。そして、人は「死んでしまう」存在であることも。
この話は、ビジネスでも、いえるだろう。
結局、何を思いついてどんな環境にいてどんな仕事をしたのかと振り返るときも、そこで重要なことは「誰と、それを進めたか」ということ。
すべて、人であるなら、これからも、出逢いを体制にして生きていきたい。まだ、命のあるうちに、人に逢い、人と出逢う場にいこう。
