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まだ終われない

毎日、想っています。まだ、終われない、と。

だから、誰に強要されるわけでもなく、ひたすら大吉くじを折り続けています。そこで発見したことの一つに、職人は、幸せなんだということです。

仕事でも、こつこつと何かを組み立てたり、作ったりするのは、本当に、幸せです。

私が、ときどき思い出す光景。

15年ほど前になりますか。いすみ鉄道に取材に行くと、あの有名な社長が事務室で、一所懸命に店頭販売の鉄道グッズを組み立てていたのです。

取材は、ここでいいですか?

社長が、手を動かしながら、取材に応じるというのです。こんな社長、あまりみたことがありませんが、とっても幸せそうな、大黒様のような笑顔でした。

これが、鳥塚さんの強みです。マスコミで経営革新の寵児とあがめられていた彼自身が、自分の思いついた企画で乗務員の貴重な時間を奪っては申し訳ないと、自分で1000個を組み立てる。

もちろん、自分の仕事に専念しているスタッフは、手伝おうともしません。それは、決して「冷たい」というのでばなく、企画を言い出して、成功させたい本人が組み立てる、そこがいい。

講演でも、よく、その話をさせていただきました。だって、長井フラワー線の社長も、自分で考えた企画を自分で発注し、イラストも描き、組み立てていたからです。

できる中小企業の社長には、例外なく、そんなようなことがあります。そして手作業をしているときに、みんな幸せそうな顔をしている。やらされ仕事ではないからです。

そんなことを思い出しながら、週末は、せっせと大吉くじを折り続けている私です。

もちろん、明日からは、しっかりコンサル系の仕事をします。どちらも、大切な仕事であり、楽しくて仕方ないから。

2024年12月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

八雲堂書店

さきほど、東横線の都立大学駅から徒歩1分にある街の本屋さんに、謎解きクロスとパズル小説、大吉くじプロジェクトとNFT販売の資料を作成し、自分の著書8冊ほどを添えて、宅配便で贈った。

これまで、京都祇園の料亭、ANA元会長、銀座の高級クラブのママ5人、最近ではワタミの渡邊会長と、大吉くじセットを贈っているが、返事をいただき、支援してくれたのはANA元会長の篠辺さんのみ。

なかなか厳しい現実があるものの、一方で、下仁田町では商工会と中之嶽神社の支援を得て大成功を収めるなど、大吉くじプロジェクトは確実に成長に向かって動きだしている。

もし、私が発案者でなければ、こんな素晴らしいプロジェクトは、ほっておかない。公私ともに全面サポートして、ヒット商品に押し上げるように努めることだろう。

しかし、料亭も銀座のクラブも、ワタミ会長も、なしのつぶて。

もう。二度と係ることはないだろう。ワタミのブランド戦略に、少し寄与したこともある私だが、残念ながら、縁がなかった。そういうものなのだろう。

来年、八雲堂書店前で「大吉くじ あります」のノボリ旗が立てば、書店の未来は明るい。立っていなければ、いずれ、都立大から書店は姿を消すことになる。

私は、経営陣が「わかっている」と期待している。

有名になってから「大吉くじを活用したい」とオファーをしても、手遅れなのである。円がなかったと、あきらめていただこう。逆に「唯一無二の書店になりたい」という気概があれば、未来は乗り切れる。

いずれにしても、賽は投げられた。

2024年11月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

深さと浅さの違い

私は、どうもAIが生成する人間の画像に、なじむことができない。この世のものとは思われない、違和感を感じてしまう。カメラマンの写真はOKだが、その写真を活用して合成された作品には、何となく違和感がある。

言い方は、難しいが、とくに女性や子どもの場合、AIの画像は「キモイ」のである。笑顔が、おかしい。具体的には言えないものの、ぞくっとする。怖い。なぜかと、ずっと考えていたが、最近、少しわかってきた。

きれいだけれど、浅いのである。表層しか、見えない。その向こうにある、人生もない。たとえば、ピカソの絵は凄いと感じるが、レジュの絵は表層的に見えてしまう、そんなことになる。

ド・ラ・フレネーやニコラ・ド・スタレーも、ずって観ていられる。ジュルジュ・ルオーやレンブラント、コロー、もちろんゴッホやセザンヌ、みんな素晴らしいと感じている。その感性ゆえか、AIのビジュアルに違和感がある。

これは、おそらく、「違和感のある人と、ない人」がいるという世界。もともと脳の機能が、遺伝や生誕のときのDNA配列、その後の生育環境によるDNAスイッチのオン・オフの関係で、一人ひとり異なることからきている。

だから、誰がいいとか悪いとか、正解か間違いかという単純な問題ではない、もともと、CGのアニメに強い違和感があったので、その延長で、AI芸術があるのかもしれない。

なぜ、こんなことを考えているかというと、実はギャラリーを借りて、自分の作品を展示・販売しようと思っているからだ。ひょっとしたら、100人いたら数人は、お金を出して、私の絵を買ってくれるような気がしている。

1点5000円のハガキ絵。これが、売れるかどうか、楽しみ。1000枚のハガキ絵ができたら、ギャラリーを借りたい。それは、大吉くじのプロモーションことかを検証する場でもある。

2024年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

11.23 勤労感謝2000札、配布

下仁田ネギ祭りでは、下仁田町商工会ブースにおいて、大吉くじ2000札が配布された。配ったのは、私と商工会の事務局長なので、掛値なく、わずか5時間で、みなさんの手元に届けられたことになる。

もちろん、「いかがですか」と勧めたのは私と局長だが、受け取らない人もいる。

そのなかで、私の感触としては、「何、これ」「大吉くじ、です」「へぇ、くじなの」となり、用意した箱には「1回引いて」とあるので、引こうとする。そのときに、すかさず「どうぞ。みんな大吉ですから」となる。

ここで半数以上の人が「えー、大吉」と、吹き出したり、ニッコリしたり、大笑いして「わー、凄いじゃない」となった。しかも、迷っていた人も「ラッキー」として、楽しんでいる。

その笑顔に、こちらもほっこりして「安心して、引いてください」というと、みんな、大喜びしていた。「中を見て、大吉ビンゴの数字をみつけて「何かもらえるの」と聞く人も、10人に一人はいた。

そんな人には「何ももらえないんですが、みんな大吉なので、みんなラッキーになります」というと、ここでまた笑顔になり「いいね。ありがとう」と、大切そうにしまっている。

100にに一人か二人「えー。全部大吉だったら意味ないじゃん」と言われたが、私は「お守りです。縁起物で、お祓いもされています」というと、納得されていた。

写真をとるヒマもないまま、朝10時から15時までの5時間、配布しつづけた。商工会の局長も「こんなに人気となったとは、事件です」と、感動してくれた様子。

実は、スタッフも、これまで「効果は未知数」と、様子見、トライアルの面もあった。しかし、私は知っていた。大吉くじのコンテンツにふれた人々が、けっこう大切に、大吉くじを扱っていたことを。

2000札を配り終えてから、広い会場を歩いて回った。もし、地面に大吉くじが落ちていたら、拾うためだ。ところが、私がみた限り、一札も落ちていなかった。やっぱり、ちょっと「畏れ多い」のだろう。

おみくじに興味がなければ、最初から引かない。「お祓いされている」というと、100人中99人は「凄い」というけれど、一人は「あ、じゃあ要らない」となる。神社がお嫌いな人か、宗教上の問題か。

いずれにせよ、謎解きクロスファンは2割、パズル小説ファンは5%という感触だったが、大吉くじと組み合わせることで、私のプロジェクトは、新たなフェーズを迎えることとなった。

あとは来年、NFTを販売するプロセスを加えること。楽しみだなぁ。

2024年11月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

未来は、平等にやってくる

来年の4月、新たな社会人600名のみなさんに、講演させていただく機会があるかもしれない。まだ企画段階だが、廣川州伸の話を聞かせたいという、奇特なプランナーさんがいる。

ありがたいことだ。決定は来年の2月だが、私は、来年の四月に間に合うように、新社会人に向けた本の執筆を考えている。もう、企画が決まったものとして、準備するのが、私のジョブスタイルだから。

来年、70歳になる老兵が、20歳前後の若者に、何を語るか。50年も経験の差がある若者の心に、何を遺せるのか。それを考えることは、何と楽しいことなのか。

古くて手垢のついた発想だが、「70年生きてきた私が、タイムマシンで20歳の自分に会いに行けたら、何を語りたいか。大丈夫、あと50年は生きられると伝えられるだけで凄いことで、人生が変わるかもしれない。

しかし、もっと大事なことも、いくつかある。その一つが、すべての人は「今=現在」しか生きられないという事実だろう。どんなに望んでも、過去にもいけないし、未来にもいけない。

この「現在しか生きられない」というシバリは、絶対である。ということは、どんなに経験を積んでも、今しか生きられないという点で、未来は平等。すべての人は、明日に向かって、同じ直線に乗っている。

だから、どんな人生を送るべきか、決まってくる部分がある。

今から楽しみではあるが、私は今日も、自分が現在できることを、精一杯、やることに専念する。出し惜しみなく、行動する。だって、明日は、ないのかもしれないから。

2024年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster