パズル小説®の原点④

新コロナウィルスで、私が最も想定外であったことは、世界中が、ほぼ同時に、シンクロして大失態を犯していたことです。アメリカは食い止められると思っていました。あるいはドイツも、イギリスも。あるいは島国のオーストラリアも。

新型コロナウィルスは、武漢が封鎖された段階で「敵の姿」が見えていれば、きっと世界の対応は違ったのでしょう。しかし、大きな国は、どこも想定していなかった事態に、政府の大作が追いつきません。

韓国や台湾は(北朝鮮がどうなったのかはわからないのですが)封じ込めに成功したようですが、第二波、第三波がきたときに、経済的には大丈夫なのかという課題が残されています。

コロナショックは、特別の国の話ではなかったのです。その結果、今、78億人の人類が、これまで足りなかった「何か」が必要であり、それが確立できなければ、別の何かに見舞われたときに、人類は崩壊すると気が付きました。

これからが正念場なんですが、日本にいる私も、その大きな変化の時代を前にして、ちょっとばかり、方向を見失っています。というのも「パズル小説®どころじゃないだろう」と考えている人が、少なからずいるからです。

でも、科学的な知恵をもって、世界のリーダーが、このまま大失態を続けるとは思えません。ある程度、こらえたら、必ず陽はのぼってきます。そのときに、自分が「何者であるか」が、今の段階で、問われているのです。

それゆえ、私は、人生の原点と、パズル小説®の原点を、クロスさせて考えよ絵としています。

それが、本コラムの動機なんです。

2020年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の原点③

竹早高校3年生の秋、科学者になる夢が破れて、青春のどん底、暗い穴の底でもがいていた私は、ドストエフスキーの小説に救われ、「そうだ、まだ作家への道が残されている」と気付きます。

それから10年間、絵と小説の道を究めようと暴走したのですが、ようやく「社会の構造」に気が付き、ビジネス理論を究めたいと思うようになります。作家への道をあきらめきれないまま、ビジネスを究めてみようと誓ったのです。

ビジネス書を読み、マーケティングを学び、仕事も情熱をもって取り組みました。勤め人だったのは15年間しかないのですが、1度も遅刻したことはありません。そして週末には、小説を読みました。

ただ、小説の対象は純文学からエンタテイメント、とりわけミステリーにシフトしていきました。私は、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟も、推理小説なのではないかと疑っているくらい、謎解きにもハマリました。

今、パズル小説®の創始者となり、宗家として普及していくことを目指しているのですが、やっぱり原点を問うと、あの18歳のときに挫折して、もう科学者にはなれないと知ったときの驚きと、元気をくれた小説への敬服に思い当たります。

18歳のときに、真剣に考えていた夢が瓦解したとき、私は、死んでいたかもしれません。科学者になれない人生なんて、何の意味があるのか。アインシュタインの一般相対性理論の偏微分方程式が解けなかった青年は、そう思ったのです。

パズル小説とは関係がありませんが、父に言われた言葉を思い出しました。「お前は、十で神童十五で才子、二十歳すぎればただの人」という言葉を噛みしめて努力しなければいけない、というのです。

九歳のときに書いた詩が毎日新聞「小さな目」に掲載され、絵と作曲で東京都レベルですが大きな賞をとり、十三歳で小さな親切運動の標語に学生ながら入選し、渋沢栄一翁の息子さんの秀雄さんから、直々に手紙をいただきました。

なぜか頭が冴え、エバリスト・ガロアやアインシュタインが15歳までにユークリッド幾何学を究めたことを知り、図書館で大学生が使うユークリッド幾何学の本を借りて、一年ほどかかりましたが、読破することができました。

しかも、本の中で難しい定理の証明に致命的なミスを発見し、生意気にも正しい証明を書いて出版社御中で著者の大学教授あてに送ると「貴兄のいう通り。再版のときに、貴兄の証明に直します。感謝」という手紙をもらいました。

そういえば、16歳か17歳のときに実用新案を申請して通りました。ゲームだったのでバンダイに持ち込んだのですが、商品化は難しいといわれて、大金持ちになるのは「円がなかった」と知りました。

18歳のころ、突然、神通力がなくなります。気が付いたら数学の問題が、まったく解けなくなっていたのです。単なるバカでした。それまで、問題を観たとたんに解答が浮かび、それに向かって進めばよかったのに。

パッとみても、何もうかんでこない。それがわかったとき、父の言葉を思い出しました。十で神童十五で才子、二十歳すぎればただの人。私の場合は、18歳で、ふつうに青年になっていたのです。

ですから、酒も飲むしタバコも喫う。つるんでいなかったので犯罪に手を染めることはありませんでしたが、一匹オオカミとして、身体によくないことは何でもしました。

世の中が、どうなっているのか。ふつうの青年でも、自分の居場所が、どこかにあるのか。それが知りたかったのです。頭は五厘刈で、雪駄をはき、歌舞伎町界隈をふらふらしました。

その間、やはり父から譲り受けた新日本文学全集を読み漁り、川端康成や北条民雄、田中光秀などに惹かれるなか、竹早高校の佐藤先生に呼ばれたのです。「あなたの文章は、凄い。みたことない。作家のなかでも十年に一度の逸材ね」

そしてドストエフスキーを勧められ、読み漁りました。あのころ、受験勉強を捨ててしまえば、毎日、時間がたっぷりあった。その後も、とうとう受験勉強をしないで二十歳になってしまった私は、時間がたくさんありました。

先輩に恋をし、池袋のバーに勤めていた敬子さんと出逢い、市井の人々の人生を知ります。ただの人でも、捨てたものではなかった。私も、頭は悪くなってしまったけれど、それでも何かできるのではないかと希望も持ちました。

そして私が誓ったのが、たった一つでいいから、世の中の誰も生み出していなかった作品を生み出すことです。

なんだか、やばいですね。昔のことが、どんどん浮かんできます。細かいところまで、詳細におぼえています。過去にはこだわらないポリシーなのですが。

ただ、あのころがパズル小説®の原点があることは間違いなさそうです。

2020年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の原点②

パズル小説には、定義があります。もちろん、商標登録をしたからといって、固定的に考える必要もないのですが、私の定義は「謎解きクロス®を使った小説」となります。すなわち謎解きクロス®の活用を前提としているのです。

商標登録の定義では「謎解きクロス®」とせずに「パズル」を使った小説としていますが、そこに作者として私は「謎解きクロス®」を加え、活用範囲を限定しています。多くの人に、パズル小説®の創作にチャレンジしてほしいから。

ふつうにパズルを使って小説を書いても、もちろんいいですし、それをパズル小説と呼ばなくても、かまいません。ものづくりとは「自由」な世界なので、あれがダメ、これがダメと、実社会のように規定することはないのです。

ただ、廣川州伸が考えたパズル小説®は、謎解きクロス®を使って展開するミステリー小説などをさしていますから、これからチャレンジしようという作家さんは、まずは、そこを究めていただき、楽しんでほしいと思います。

パズル小説®は、ミステリー小説、純愛小説、エロ小説、ホラー小説などと同じように、小説のジャンルを示しています。本を買い、タイトルの近くに「パズル小説®」とあれば、それは謎解きクロス®で進む小説だと知ることができます。

それは、謎解きクロス®から生まれるブランドの一つです。今日の結論は、ここまでにしておきましょう。

2020年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の原点①

パズル小説®は、商標登録が認められた、出版およびゲーム機器等における新ジャンルの名称です。特許ではないので、誰でも同じような作品を創作することはできます。ただ、謎解きクロス®を使ったミステリー仕立ての物語なので、同じパズルでも謎解きクロス®を使う物語は著作権が廣川にあり、できません。

でも、以上のことを前提として、謎解きクロス®もパズル小説®も、私が独占的に使用して儲けようとしているかといえば、それは違います。謎解きクロス®とパズル小説®を登録商標にした理由は「他者から使用禁止にされないため」です。ご安心ください。

もし、みなさんが謎解きクロス®やパズル小説を作りたくなったら、いちいち私に許可を得なくても「謎解きクロス®は廣川州伸氏の登録商標です」「パズル小説®は廣川州伸氏の登録商標です」との注釈を入れておいてくれれば、自由に創作していいんです。むしろ感謝されるくらいです。

私は、謎解きクロス®とパズル小説®を生み出したファウンダーとして名前が残る。それを、別に強制はしませんが、リスペクトの意味も含めて「登録商標」だということを明示してくれるだけで、OKなんです。だって、多くの人に楽しんでもらえることが目的なんですから。

お金は、別のところで作ります。たとえば「謎解きクロス®」「パズル小説®」の本を書いたり、講演をしたり、何よりも地域活性のためのツールとして活用することで生まれるタイムチャージをいただいたり。それが目的なのですから、権利を主張してお金をとる世界では、生きるつもりはないのです。

よくある、手段と目的の問題です。謎解きクロス®やパズル小説®の普及は、地域活性の手段にすぎません。ただし、その手段を発見した人として、廣川の名を記していただきたい、そう主張しているのです。これは、これから私が特許をとったとしても、同じことをしようと思っています。

たとえば、今日的な問題では、新型コロナウィルスに対抗する薬を開発したときに、それを独占的に製造して莫大な利益を得ることを考えるのではなく、開発した名誉は明記していただき、そのうえで、なるべく安価に、薬を製造してもらうようにする、それが社会貢献のカタチですから。

謎解きクロス®もパズル小説®も、社会を楽しくする、元気にする、地域を活性化するコンテンツであることは、間違いありません。それは、ちょっとした技術があれば、誰でも創作にチャレンジできるもの。そのとき、私の描く「本」を参考にしていただく。それが、私のビジネスモデルです。

社会を元気にしたい、もっと面白くしたい。そんな気持ちでいる作家さんが、謎解きクロス®やパズル小説®の世界に踏み込んでくれたら、本望です。きっと才能のある作家は、私の描く小説よりも、はるかに面白い文章をつむぐことでしょう。それで私は、嫉妬することはありません。

新しいジャンルができること、新価値創造が起こること、イノベーションが生まれるとき、故クリステンセン教授は「クオリティは二の次になる」と指摘しています。私の場合、小説のクオリティは、多くの作家さんの作品よりも、はるかに低いものでしょう。

でも、謎解きクロス®と、それを使ったあたりしいパズル小説®というジャンルを、ゼロから立ち上げるときに、そこにこだわっていては、前に進むことができなかった。だから、そこはめをつぶった。もう少し、小説を上手に描くことはできたかもしれないし、ちゃんとディテールを書き込むこともできました。

でも、そのクオリティよりも、謎解きクロス®というパズルを普及させ、パズル小説®が地域を元気にできることを、まず、証明するため、実例をつくるため、ある程度のクオリティで、作品の完成としたことも事実です。ほんと、もう少し、私も文章がうまいんですよ。

朝日新聞千葉版で、天声地語をというお天気コラムを4年間、計100回、書き切ったのは私です。毎回、千葉総局長に「朝日新聞用にてにおはを直す」ことや、多少の文脈の修正はありましたが、95%は私の文章でした。ある程度は、書けるのです。でも、ベストセラー作家さんには足元にもおよびません。

でも、イノベーションとしては、それでいいのです。これは、今後、新価値創造を目指すみなさんにも、参考になると思います。

2020年5月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑩

未来図のテーマは、ここでいったん、終了とします。連続10回、パズル小説®というキーワードがネットにアップされた実績になりました。まだ顧客と呼べる実態はないパズル小説®ですが、アフターコロナ時代の新コンテンツとして、いつか、誰かが自律的にPRしてくれるでしょう。期待しています。

新しいコンテンツは、スタートするときには既存コンテンツとり比較で、こなれていない部分もあるため、反発する人がでてきます。もちろん福井のあるコメントとともに「無視」という形の沈黙が、作り手としてはつらいのですが、イノベーション理論によれば、これも通らなければならない道です。

さて、ラストのテーマは「不要不急」。今年の流行語大賞には「自粛」「コロナショック」とともに「不要不急」という言葉もノミネートされるでしょう。私たちの日常生活で、何が不要不急なのか、その判断と感覚が問われていました。外食はいいけれど飲み会はダメ。それは「三密」を避けることが重要なのです。

しかし、人間は社会的な動物。三密がなければ生きていかれない。三密こそが真の「不要不急」だったということが、わかってきました。オンライン、テレワーク、バーチャル。それで楽しめる部分は、たぶん2~3割。人間が密集している場所、語り合う時間こそで人生の楽しみだったのです。

一方、「不要不急」がNGといわれて、三密の楽しさとともに「一人の時間をどう活用するか」が問題だと、気づきました。それが「編み物・読書・パズル」となります。読書の欲求も、パズルを解く楽しさも、ともに満たしてくれるパズル小説®は、まさに新型コロナウィルスと共生していくkeyパーツとなります。

未来図としては、観光地100カ所でパズル小説が配布されることでしょう。観光地では、三密を避けながら刊行となれますから、派手な感動シーンを身体で感じるタイプの刊行が減っていきます。その代わり、謎解きをしながら、じわじわと感じていく「知的な刊行体験」がきっゃこうを浴びることになります。

私たちは、刊行バスに乗って次々と名所を巡り、地域の芸能や絶景や歓迎イベントに参加する「体感イベント型の観光」ではなく、自分の目で見て、じっくりと感じ誌、いろいろ考えることで地域資源を楽しむ「知的散策型の観光」を楽しむようになります。その象徴が、ご当地のパズル小説®の活用となります。

観光地100カ所の主要旅館には、必ず、「今月のパズル小説®」が置いてあります。一冊500円と、手ごろ価格。謎解きクロス®を解いてから歩いてもよし。歩いてから解いてもよし。解きながら散策するのもまたいいでしょう。時間に追われる観光ではなく、たっぷり時間をとり、のんびりと考える知的な観光。

パズル小説®は、アフターコロナ時代にふさわしいコンテンツとしてブレイクします。最初は、どこの観光地になるか……お楽しみに。

2020年5月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑨

コロナショックのなかで自粛していたGW。何か、ちゃんと考えていたという痕跡をのこしたいと「未来図」について、連載してみました。連載といっても、いつものように、ただ思いつくまま「あ、こんなふうになっていたらいいな」という未来を書き連ねたにすぎません。

でも、そういうことが、大切なことを、私は知っています。ドリーマーは、夢をみなくなったら、ただの人です。誰に頼まれたわけでもないのに、自分で勝手に夢をみる。それが人間として生まれたことのだいご味ではないでしょうか。おそらく、この未来図は明日で終わり。ブログで連載するのは、せいぜい10回かと。

で、本日はなぜか「屋台村」を思い出しました。8人くらいしか座れない、カウンターだけの小さな飲食店が、たくさん集まってできている「屋台村」で、ミステリーウォークにチャレンジしたことがありました。苫小牧まで行ってプレゼンをさせてもらったけれど、結局、仕事はゼロでした。

予算まで用意してもらったのに、なんと、なんと15軒ほどある屋台村では、どこも謎解きクロスをすることがなかったんです。コレハショックでした。理由は、わかります。酒を飲みながら、こんなパズルはやらない、ということ。ちょっと待ってください。そんなこと、ありません。

呑みながら、やってもいいのですが、家に持ち帰ればいいのです。家で、時間のあるときに解いて、その解答をもって、また屋台村に飲みに行く。「あれさ、解けたよ。楽しかった」と言ってもらえればさいこうだし「ちょっとわかんないところがあるんたけど」といって、こみゅにけーしょんが生まれてもいい。

前に、自由が丘のカフェで、謎解きクロスの問題を「無償で提供するから、100円で売ればいい」という提案をしたら、マスターが「こういうものに、100円も払いませんよ」と断言したので、その後、そこで飲み会をするのはやめたことがありました。大人げない?

一方、大好きな船橋の寿司割烹では、私の「大人のための寓話50選」をのポスターを、目立つ位置に貼ってくれている。となけば、自由が丘で飲むよりも、船橋までいっても飲みたいのが人情です。あ、神田でも「謎解きクロスの問題を置いてくれない?」と説明しようとしたら、ものすごく警戒されたので、こっちから取り下げたことがありました。そういうのが、面倒な人もいるのですね。

というわけで、少ない経験ですが、屋台村では「謎解きクロス」でできた「パズル小説®」のポスターを張り、それで反応した人に500円で配布する方式をとりたいと思っています。これ、絶対に、屋台村でヒットします。

失敗しても、もう一度くらいは、チャンスがきます。お楽しみに。

2020年5月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑧

不安のまっただなかにあって、なぜ、未来図を描くのだろうか。未来に思いをはせるのはね人類の特長であり、得意技でもあるから。私たちは、過去のにこだわり、今の幸せだけを求めて生きているわけではありません。未来図が描けるからこそ、過去に学ぶ視点がブレないし、今を耐えることができるのです。

パズル小説®の未来図として、今、私が思い描いていることの一部を紹介してきましたが、ひょっとすると、この未来図の原稿は、毎日書いても、一ヶ月くらい続けられるものかもしれません。いろいろなことを想定して、謎解きクロスも創作したし、パズル小説®の可能性を追ってきたからです。

ところで、私はパズル小説®の未来図を描くとき、重要なのは「誰と出逢えるか」だと思っています。これまで、みなさんと出逢うことで、誰も知らなかった未来の入り口に立つことができました。感謝しています。おかげさまで、「0」から「1」は、作り上げることができました。

普及期を迎えた今、これからは「1」を「100」に高める人との出逢いがマ貯めます。たとえば、実名を挙げるわけにはいきませんが、私は航空会社の元社長と懇意にさせていただいてます。残念ながら、パズル小説®を「機内誌」で連載するドリームはかないませんでしたが、何か、チャンスがあるかもしれません。

そのためには、元社長(今は特別顧問)と、もう一度、出逢う必要があります。また、鉄道会社の執行役員も、懇意にしていただいてます。以前、駅で配布している「会員誌」の編集担当課長を紹介していただいたことがあります。そのときは、顔合わせだけで、二回目の打ち合わせは成立しませんでした。

でも、これからは、わかりません。なぜなら、「いつお声かけしてもらっても大丈夫なように、準備している」からです。そして、まったく新しい出逢いだけでなく、もう一度、出逢い直すことで、パズル小説®が一気に普及するトリガーが生まれると、私は信じているのです。

航空機の「機内誌」や新幹線の「車内誌」、あるいはハウスメーカーや旅行会社のパンフレット的「広報誌」に、連載パズル小説®が掲載されるのは、おそらく、たった一つのトリガーがあれば動き始めます。日本では、まだまだ前例主義が強く、私のような新事業開発のボトルネックになっています。

それで、どうしてもコネクションで、「最初の一本」をクリアしなければなりません。パズル小説®は、その一本を目にすることで「うちも、やってみようか」となり、一気に普及が始まることになります。問題は、誰と出逢うか。その人は、おそらく、私の近くにいてくれているはず。

メディアを持っていて、あるいはメディアに影響力がある人で、「初物」が好きな人。そろそろ、出逢えるのではないかと、期待はふくらんでいます。

2020年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑦

パズル小説は、ネットで入手するだけではなく、クロスワードパズルと同様に、書店でも、また地域に根差しているコンビニでも購入できることになります。これって、誰もが考え、「そうだ、コンビニで売ろう」と調べてみるのですが、ハードルが高く、実現するケースはごく少数。というのもコンビニは全国5万店舗もあるようですが、店頭に並んで2週間で売れなければ消えてしまうから。

そのことがわかっているから、私は未来図にコンビニで売れるようになっている状態を取り上げました。そのとき、コンビニはどうなっているか、そこが、この未来図のポイント。コンビニは、ますます地域住民との関係を強めています。全国、どこにでもあるコンビニだからこそ、地域活性に貢献できることを模索しているわけですが、その切り札に、パズル小説®がなりうるとみています。

コンビニで、地域の特長を知る。情報を入手するというと「そんなことはネットでできるから、コンビニは関係ない」と思われるかもしれません。ここで考えたいのは、「コンビニはリアルな店舗だ」ということです。そこがネットショップとの大きな差。私は、10年後のコンビニはサービス業になるとみています。え? とっくにサービス業? いえいえ、接客業に近いサービス業になるのです。

あいててよかったという利便性で全国ネットワークを構築したコンビニですが、そろそろ飽和状態。そこで必要なのは「何かを買いに行く」コンビニではなく、「誰かに逢いに行く」コンビニです。店員Aがいるコンビニではなく、店員の佐藤さんがいるコンビニになるのです。そこでは、コロナショックで見直された「一対一のコミュニケーション」が行われます。

コロナショック後、コンビニは無人化し、ロボットが販売していると予測するコンサルさんがたくさんいますが、みんな、本質を取り違えています。アフターコロナでは、コロナショックで「恋しい」と思ったもの、逆三密というライブ感覚の価値が、ものすごく高まります。そこに貴重な体験として「サービスに見合った対価」を支払うようになるのです。

私は、5年ほど前から講演で「マックで、スマイルサービスを頼むと100円とれる」ことが実現すると、言ってきました。どういうことかというと、現在、スマイルを頼んでも「0円」ですが、5年後には、気に入った販売スタッフに「それから、スマイル」と注文すると100円が上乗せになり、15分に1回くらいある「シャッターチャンス」に、自分の座席まできてくれます。

そこで、かわいくスマイルした彼女ないしイケメン彼氏と、スマホショットを撮ることができます。その代金が、一人一回100円なのです。このサービスの延長に、地域活性につながる、そのコンビニだけでしか体験できないサービスメニューが登場しますが、その一つにパズル小説®が加わるでしょう。パズル小説®のヒントが、コンビニで入手できるのはいうまでもありません。

コンビニの立場でいえば、地域住民への浸透度をあげる、顧客サービスで客単価を挙げる、利用頻度を上げる、他チェーン店との差別化……あらゆるマーケティング要素を勘案すると、パズル小説®は優秀な販促ツールになるとわかってきます。コンビニの経営者が、チェーン本部の経営陣が、こんな優れたツールを見逃すはずはありません。彼ら自身、パズル小説®のファンなのですから。

早ければ2022年、遅くとも2026年には一部のチェーン店でトライアルが始まり、2030年には、コンビニでパズル小説®が置かれ(有料にしても100円くらい)地域活性に役立っているのです。楽しみでしょう?

2020年5月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑥

たぶん、来年の今頃は、「謎解きクロス®」がマスコミでも注目されていることでしょう。

一方、成功している企業のトップ500人への取材で私がわかったことは、マスコミが注目するのは「ポッとでの、まだあまり人に知られていないニュース」だけではなく、「10年から20年、その商品・サービス・事業を研究・開発して、誰がみても第一人者」であることです。もっとも、それは表向き。その裏には「マスコミに友人ができた」からに他なれません。

(世の中、親しい友人が編集の権力を持てば、出版ができるし、テレビ局のプロデューサーになれば何かの番組に取り上げてもらえるし、新聞のデスクになればコラムを発表できたりします。(感謝しております)その友人が、いい人であればあるほど、チャンスは広がります。そして、友人が有名企業のトップにのぼりつめたら、独立すれば成功は保証されます。

もちろん、そのような事実を知った私は、周りを見回して、考えました。まだ、誰もしらなかった時代から応援してくれている友人のみなさんに、具体的に感謝の気持ちを表したい。それには、友人が権力を掌握して記事を書いたり本を出したりテレビ番組の出演者を決めたりすることに、押し込んでもらえるようになるのを待つことは、しないということです。

その友人に、お願いしたら、きっと何とかしてくれるでしょう。でも、負担をおかけしてしまいます。たとえば、私の大切な友人に東大法学部から郵政省に入り、第一線で民営化や通信の自由化などを推進してきた男がいます。本当に、心根のやさしい人で、私の描いた絵を本気でほめてくれる友人でした。昨年、彼に150万円の広告出稿をお願いしたら、即刻OK。

ところが、広告代理店から「その業種では、すでにスポンサーがついてしまったので、今回は見送らせて」との案内。せっかく、動いてくれは彼の顔が、まるまるつぶれてしまいました。広告代理店は、そういうことを、平気でします。だから、よほどのことがない限り、友人に頼んではいけません。頼むのではなく、頼まれる日を待ち、頼まれたら大サービスをすればいいのです。

パズル小説®は、地域活性化という地道な活動から、スタートします。そこで評判がよければ、必ず、マスコミの目にもふれるでしょう。マスコミのレベルは低いと私は思っていますが、そう見えるのは、彼らのモノサシと私のモノサシが大きく違っているからです。それでも、ある程度の量がでてくれば、誰か、注目する人がでてくるでしょう。

2021年、来年が、その時ではないのか。だって、アフターコロナ、ウィズコロナで、社会のパラダイムが変わります。自宅で何をすればいいのか。一人でいるときに何をすればいいのか。スマホ以外に、何をすればいいのか。ひとつは「読書」で、一つは「パズル」。その両方を満たすパズル小説®は、まさなアフターコロナ時代に輝くパーソナル・ツールなのですから。

2020年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster

パズル小説®の未来図⑤

今、パズル小説®を知っている人は、ほとんどいません。しかし、クロスワードパズルを、みんなが知っているように、10年後には、認知率は50%を超えています。そうなったときに、何が起こるのでしょう。

私は今、まだ黎明期で普及もしていないパズル小説®ですが、元祖とは違う画期的な「応用編」がでてくるとみています。謎解きクロス®が、5×5、7×7、そして9×9しか、定義していないからです。もっと自由に、もっと別なルールで、パズルをこち菊し、それを使ったパズル小説®がでてくる。それが、未来図の「あっ」と驚く結末の一つ。

それが、どんなパズルなのか。たとえば「暗号」がからんでくる。ちょっと難しいパズル小説®が考えられます。ミステリー小説、探偵小説で、やっぱり「暗号」がでてくると、グレードがアップします。

その暗号が、謎解きクロスではなく、別な、新しいパズルになる。それは、きっとスマホとの相性が抜群で、しかもリアルな世界に「版図」を置くことができる、楽しいゲームになるでしょう。暗号は「位置情報」で解けることになるかもしれません。GPSをフル活用したパズル小説®は、凄いでしょう?

さて、私の言いたいこと。それは、パズル小説の未来は無限に広がっているということです。私は、その出発点になる「謎解きクロス®によるパズル小説®」を創造したにすぎません。

パズル小説の未来は、みんさんの手にあります!

2020年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wpmaster